松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆政策起業家とは何か(10)政策起業家は内閣府の相談にのる

2022-09-15 | 政策起業家
 政策起業家は、誰とでも気楽に相談にのる。

 この日は、内閣府からの相談である。今年、こども基本法ができて、こども家庭庁がつくられるが、その政策立案に、こどもを巻き込むにあたって、適切な手法に関する相談である。

 政策起業家は、自分が大事だと思う政策を実現するために、その後押しをするのが、仕事であるが、この日も、やや脱線気味に、持論を紹介しつつ、質問に答えるという対応となった。

 こども基本法に対する私の評価は、もちろん意義もあるが、弱点もあるというものである。最大の弱点は、子どもの成長を促すという(守る)ことに急で、その子どもが、どんな若者・大人に成長してもらいたいか、その理念が見えないことである。その結果、とるべき政策が狭まってしまうことになる。

 私の立場では、子どもを「市民」として育てるのが、その理念である。市民とは、自律・自立していて、多様な価値を容認でき、そして、まちのために活動できる人である。そういう大人に成長してもらうために、子ども政策があると考えている。言い換えると、子ども政策は、困難を抱えた子どもも含めて、一人ひとりが持てる力を存分に発揮できるまちをつくる政策ともいえる。

 ここでは、上手く書けなかったが、この日の話の方は、聞き手が、頭のいい人ばかりということもあって、趣旨は理解してくれたようだ。

 政策起業家は、相談の前に、頭の整理をする。この日は朝から、メモをつくり、関係者にメールをして、メモの補強をした。結局、5,000字くらいのメモとなった。これならば、「こども基本法と自治体の施策」くらいの雑誌原稿は、書けそうだ(相談者にメモを送ってあげた)。

 談論風発、気持ちの良いテレワークとなった。したがって、夜のウォーキングも軽快だった。ももちゃんが、一人旅に挑戦するらしい(箱入りからの飛躍)。知ってるところをたくさん教えてあげた(ちなみに、私の最大のおすすめは、福井の平泉寺白山神社である。ここはすごい)。
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