雑記(退避所)

個人的雑感と個人的に気になる主に特定地方だったり公共交通だったりするニュースをやる気なく記載(予定)。

瀬戸大橋に登ってきました(おまけ)

2013-05-20 21:07:29 | おでかけ
前記事のオマケです。

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アンカレイジを挟んで、鉄道部分はかなり様相が異なっております。


陸上の部分は普通の高架と同じ扱い、海の上は橋の扱いなのか…な…?
(これを面白がって写真を取っていたら、先述の本四高速の方にお声かけ頂きました。笑)


通過列車時刻が一覧で置いてあります。こう見ると結構な本数通っております。ピンクの部分はアンパン。

4月11日・12日に瀬戸大橋線の開業25周年記念の一環でトワイライトエクスプレスが高松入りしておりまして、トワイライトエクスプレス自体をあまりめずらしいと思っていなかったのと(札幌と大阪での遭遇率がなぜか高く)、高松まで行くのがちょっと難しそうだったので見学に行くのは見送ったのですが、本四高速の方が数人がかりで橋内部から撮影したと聞いてさすがにうらやましくなりました…。それはさすがに見たかった!見たかったよ!!
撮影自体は記録用だそうですが(こんなものが通りましたよ的な)、こ、公開はしていないのか…な…。


与島パーキングエリアから見た、高架を行くマリン。


いしづちたん。


貨物さん。

コンデジ必死のズームでこの程度。展望台から見たら違うのかなー。展望台には登り損ねました。

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与島パーキンクエリアのVIP、つばめたん。きちんと中の人がおられます。


四国萌え隊。デザイン的に高知の子が激しく好みなんですが、この子の服装ってよさこいの衣装モチーフだよな…?このキャラクターに囲まれてうどんを食べるという亜空間な経験をしましたが、うどんはおいしかったです。

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みんなだいすき与島のぐるぐるをバスの中から順次激写してみました。




↑下にあるのは太陽光パネルです。うまい位置に設置したなあ。







ここで線路を眺めたい(無理です)。

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ツアーは宇多津駅集合解散でした。JR四様主催ですので宇多津までの往復鉄道運賃が特急自由席分を込みでついています。どうも松山からの参加は少数派だった模様で…まあ、結構遠いもんね…。橋ってだけなら近くにしまなみ海道のほうがあるし。


宇多津駅にひっそりかかるお祝いの飾り。


「予讃」「備讃」…当たり前ですがここで分岐なんだよな瀬戸大橋線。一般的な部分では「本四備讃線」表記をまず見ないのでなんだか新鮮。
…多度津駅や後免駅のように「予」「備」の1文字で済ませないのはややこしいからでしょうか。
なお、多度津はドヨドヨ、後免はドナドナしています(信号の表記の話)。


この黄色って西様の子じゃね…?と思ってよく見たら側面に「岡」って書いてあったので西様の子ですよね…たぶん…(自信はありません)。
あと車掌さんがベスト着ておられる。

なりゆきのままにしおかぜ・いしづち合体も見学して参りました。





8000系のぶったぎれ部分を見るたびに、半笑いになってしまうのは何故だろう…。

瀬戸大橋に登ってきました

2013-05-20 21:01:29 | おでかけ
5月19日に、JR四様主催の瀬戸大橋線25周年記念瀬戸大橋塔頂ツアーに参加してきました。
そのうちちゃんとまとめたいのですが無理な気がするので(過去実績)、忘れないうちに取り急ぎメモ。

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登ったのは北備讃瀬戸大橋の「主塔」という部分。瀬戸中央自動車道の与島パーキングエリアの端っこにある「アンカレイジ」という部分から鉄道部分まで上がった後、線路の隣を進んで柱の上まで上がるコースです。
本四高速の北備讃瀬戸大橋紹介ページにある側面図上のBB1Aから上がってBB2Pまで歩き、そのままBB2Pの上まで上がった格好になります。


ヘルメットと軍手をお借りして『関係者以外立ち入り禁止』を開けて頂き移動。案内をしてくださっているのは本四高速の職員さんです。


周り込んだ辺りに内部への入り口が。


見上げると橋。中央にずらっとついているのは鉄道の騒音防止板。実はこのすぐ近くに与島の集落があって民家がたくさんあるのです。

[参考]しまなみ海道・来島海峡大橋(2012年11月撮影)

同じ橋でもこちらは鉄道部分がなく、道路だけの1階建て。下から見ると瀬戸大橋と比べて不安になるぐらいにすっきりしています。


アンカレイジ壁面のでこぼこは「船から出されたレーダーが船の方に返っていって、存在しない位置に影を映したりしないようにするため」にわざとつけられているのだそう。


このアンカレイジ内部にはパネル展示と建設時に実験に使った模型があります。おそらく体験ツアー用の常設。


実は空洞…というか屋根がありませんでした。でっかいコンクリートの枠の上に線路(と、道路)が乗っている状態。当然時々列車が通っていく訳ですが、当然のように 超 う る さ い(笑)。


壁面に設置された業務用エレベータで上に向かいます。ケーブルで吊り上げているのではなく壁面に設置したレールをごりごり登っていく構造。

エレベータで運ばれた先は鉄道と同じ高さになります。瀬戸大橋の中の高さ単位ではまだまだ序の口です。



序の口でも十分高いのですが。

通りすぎる南風。


(乗ってる側から見たら、橋の上なのに横に大量のヘルメットマンがいるという構図になるのか…)


そしてマリンちゃん。マリンちゃんは30分に1本×上下なので結構頻繁に通る印象。


線路部分と柱との間にある鉄骨の上にある2つの突起は「ほんとは新幹線を通して複線×2になる予定だった」というアレの名残だそうです。使われる日は当分来なさそう(穏便な言い方)。

「新幹線を通す予定だったんだけど、ほら…(お察しください)」「ああ、コレが例の…(お察しください)」「新幹線っていうけどさー、まず電化と複線化が先だよね!」「ですよねーですよねーFGTのが実用化早そうだよねー」「愛媛の人ならわかると思うけど、いや俺も愛媛なんだけどさ、予讃線とかまず複線化しないと…(お察しください)」

※お察しください。

案内して下さった本四高速の方が大変ノリのよい方でした(笑)。ありがとうございました&大変お世話になりました。



橋の横を上下左右に移動する作業用足場。反対側の側面にも同じものがついています。
点検・補修があるので、物理的に立ち入りできない場所はないんだろうなーと思われます。


線路の横をてくてく進んで主塔の位置に到達し、はしごを登って道路の隣へ出ました。高速道路の本線の真横に立つ機会はそうないよね…(それ以上にまずここは橋の上)。


この段階で結構な雨。日曜の昼下がりなのに道がすいているのは雨のせいかもしれません。

この体験ツアー、内部でものを取り落とすと大変な事故につながりかねないので、雨天時ですが雨具もポンチョタイプは禁止、傘は当然持ち込み禁止、バッグはリュック等の両手が使えるもの限定、カメラや携帯も首からひもでさげる必要があります。

道路横の扉から主塔の中に入ってエレベーターを待ちます。

…あっ(察し)


エレベーターを出た後は、急な階段をぐるぐる上っていきます。内部はかなり迷路っぽいのですが、主に登頂ツアーの人向けと思われる常設案内が随所にある親切仕様。

主塔の上は大人20人ぐらいが乗れそうなぐらいには広さがあります。


主塔の上から四国側。坂出の石油コンビナートがよく見えます。天気がいいと讃岐富士もよく見えるそうですが、この日は影しか見えませんでした。


こちらは本州側。思ったよりぐねぐねしています。こちらも天気がいいと水島のコンビナートがよく見えるそうで……この段階で雨がほぼ上がってくれただけ幸いではあるのですが…。


みんな大好きぐるぐるを上から見る至福!
参考:@nifty:デイリーポータルZ:瀬戸内海のぐるぐるがすごい


北備讃瀬戸大橋の下は国際航路だそうで、でっかいお船がたくさん行きかっております。


主塔の上には1mぐらいの壁があるのですが、そこの側面についているハッチ。大人なら顔は出せても肩は通らずおっこちないという安心仕様。そうか、超望遠で橋の主塔を撮影したらてっぺんから生首生えてることがあるのか…。

このハッチ、形状といいサイズといい城郭についてる鉄砲や弓矢の狭間に酷似しております。この手前にある急な階段は以前行った松本城天守閣を思い出させます。何だろうこの既視感。


ハッチは床にもあります。実はここが上ってきた場所でした。


\オープン/

帰りは反対側から降りていきます。

こういう階段はくだりのほうがこわいよね…!


塔の中はパイプやバルブやケーブルがたくさんあります。


エレベーターと平行してあるはしご。各階の床に蓋があり、万一足を踏み外して落ちたとしても、せいぜい1,2階分で足をくじく程度で済むようになっているとか。「もし下まで落ちたとしたら…」「死ぬよね」デスヨネー!


天井も床も急傾斜な階段。これ、主塔についてる×の部分だそう。そんなところまで通路になっているとは。

主塔内部にはそこかしこに現在位置を示す表示があり、エレベーターの箇所には「北側」のように方角がチョークでかかれていたりもします。何でだろうと思ったら「階段とかぐるぐる移動してると方向とかわかんなくなっちゃう」そうで、これは確かに迷子になりそう。


主塔はてっぺんが10階、道路部分が5階というカウント。


道路まで戻ってきました。交通量が多かったら怖い気がするぐらいには真横が道路です。

再び外のはしごや階段を下っていくのですが

すっけすけです。


線路の横の通路もあまり広くはありません。ここをてくてくアンカレイジまで戻ります。


こちら側には防音板があります。途中で通路の柵に茶色いスポンジの塊のようなものがくくりつけられていたのですが、鉄道騒音を計測するための集音マイクだそうです。しまった、思いっきり「これなんだろー」とか言ってしまった…。


森の上をこんなかんじで移動する光景をどっかで見たような気がするのですが、なんだったか…


しおかぜたんが通過。切断面が先頭…ッ!(松山方面は基本合体済みなのでものめずらしい)


瀬戸大橋線に乗っていて防音板を見た記憶が特段なかったのですが、せいぜい窓の下にかぶる程度の高さのようです。乗ってる側としてはあまり気にならない程度の高さだと思いますが、わざとかな?


与島の集落がすぐそこにあります。島のサイズとしては結構大きく、おうちもたくさんあるように見えるのですが「今は空き家が多い」とのこと。現在の島の人口は100人ぐらいだそうです。


アンカレイジ部分まで戻ってきました。行きに使ったエレベーターまで戻るために線路の下をくぐります。緑が間近に迫る絶景。


絶景なんですが高さがないので中腰移動です。しかも床は鉄板なので歩くたびに音がなります。この「べこっ」という音が怖い…!

再度エレベーターに乗って元の場所に戻ります。
ここで改めて瀬戸大橋のいろいろの解説を受けました。入れる人数の都合上、先に説明を受けたグループと先にのぼったグループに分かれていたのです。



工法関係の話は面白い。明石海峡大橋や来島海峡大橋とは若干工法が違うそう。


主塔のてっぺんから橋をつってるメインケーブルの正体はピアノ線の集合体。断面が丸いものを集めているので内部には隙間があり、この隙間に乾燥した空気を常に流して錆びることを防いでいるそうです。

瀬戸大橋は「100年持つように」と建設されたのだそうですが、現在では「200年もつように」とメンテナンスをしているそうです。今年で25周年なのでまだ1/8、ピッチピチの若者やで…!
メンテナンスはとても大変なお仕事かと思いますが、200年をめざしてがんばってください。


鉄道的に気になった話。高架部分から吊り橋部分に入る際に車両の重さで線路がたわむそうで、脱線を防ぐためにたわみがなるべくゆるやかになるような構造となっているそうです。
…マリンの最後尾とか、南風の最後尾とかにはりついてたら見えるかな…(うずうず)

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そんな訳で大変楽しい体験をさせて頂きました。元々の募集人員が40人×2回だったのですが、人気だったため1回増やされ、それでも即満了してキャンセル待ちが出るぐらいだったそうです。リリース後速攻で窓口に問い合わせに行っておいてよかった。
一日に3回続けて上り下りしていた本四高速の職員さん方は大変そうでした。改めて大変お世話になりました…!

これ以外にオマケが大量にあるのですが、こちらは後の記事で。