雑記(退避所)

個人的雑感と個人的に気になる主に特定地方だったり公共交通だったりするニュースをやる気なく記載(予定)。

最近の大ニュース

2012-01-30 19:04:12 | ニュースの時間です
随分ご無沙汰しております。11月以降ニュースが全然拾えていないのですが、ここのところわたくし的大ニュースが立て続いたのでそれだけでも貼っておこうという心意気です。

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[JR四国さんがICOCA導入]

詳細が公式発表されましたー。『高松駅・坂出駅でのICOCAサービス開始日決定およびマリンライナーの指定席でのチケットレスサービス開始について
大変大雑把にまとめるとやはり※但しマリンライナーに限るということのようで、JR四国管内で使えるのは高松と坂出だけになります。4が導入しました☆ってよりはむしろ西が四国に出張所を設けましたってのが正しいかと思われます。なので、四国内ではICOCAは買えず、なおかつ現金でのチャージもできません(スマートイコカのクイックチャージはできます)。ちょっと意外だったのはICOCAと相互利用可能な他のICカードの使用可という点だったのですが、冷静に考えれば西様の岡山支社の高松出張所っぽい状態なので当然といえば当然なような気がします。

で、いくら西様の西様による西様を利用するお客様のためのICOCAだといっても、現金チャージが出来ないの不便じゃない?とお思いの方に朗報です。2月7日から四国内のローソンでICOCAが使えるようになります。つまりICOCAへのチャージはお近くのローソンへ☆というアレです。
北様のKitacaの函館周辺での扱いの現状にちょっと似ている気がしますが(タクシーで使えたりするけど列車では使えない=売ってない)、極めて限定的ながら駅でも使えるよ☆という点においてだけは一歩先制といったカンジでしょうか。もっとも全て西様のモノなんですけども(始まってもいない)。

なお、ローソン側では四国全土で使えるようです。先行する私鉄ICカードとの連携が待たれます…個人的には特に土電さん…(後免町の乗り場はローソン併設)。あとローソンはJR系のICカードであれば使えるんですが唯一の例外がKitacaさんなので四国を旅行される北海道の方におかれましてはご注意をお願い致します!実際に困る方はきっと少数だと思いますが!!

ところで:ローソンの方のニュースリリースに『コンビニチェーンにおける四国での交通系電子マネー導入は、今回が初めてとなります』とあるのですが、だいぶ以前に松山の一部でICい~カードを試験導入してませんでしたか…?(記憶違いかな)

[追記 1/30 23:00]確認したらICい~カードのローソンでの試験利用の話がダイレクトに出てきました(終了済)ことでんのIruCaもサンクスの一部店舗では使用可能です。何を以って四国で初めてとしてるのかという話ですが、チェーン全体での一円導入ということなのかなあ…?対抗してナイトショップいしづちで全面導入してくれてもいいのよ…?(いろんな意味で無理だと思いつつ言うだけ言ってみる)


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[まりんちゃんが車両故障→お客さんを4時間半監禁]

瀬戸大橋線の看板列車\オレタチノ!/\マリンライナー!/ですが、年明け早々盛大にやらかしてくれました。
・『番の州高架橋上でJR電車立ち往生/乗客取り残される四国新聞 1/17
・『暗く寒い車内に5時間、怒る乗客…快速立ち往生読売新聞 1/17
・『危機管理甘い/JR四国・瀬戸大橋線上の立ち往生四国新聞 1/22
・『塩分付着しショート/JR瀬戸大橋線立ち往生原因四国新聞 1/27

時系列でまとめますと以下のような流れになるようです。

  1. 何もない高架上で、車両がショートを起こして自力で走れなくなりました。

  2. 不手際が重なりまくった結果、乗客の皆さん(さすがオレタチノマリンライナーなだけあって100人超)を長時間停電した車内に監禁してしまいます。しかも夜です、しかも暖房がありません。

  3. 問題が起こったのは編成の3両目のようです。うぃき先生を見る限りではJR四国所属のようです。

  4. 原因はまだはっきりしていませんが、どうも車両のデリケートな部分に潮風の塩分とかなにやらがくっついてしまって流れてはいけない電気が流れてしまったがゆえの故障であるようです。


どこからツッコミを入れたらいいのかわからない。

  • 夜だったので救援の手配が遅れましたテヘペロ的な問題って、比較的近年に何度か見かけたパターンのような気がしますが違いますでしょうか…。

  • 大抵の4の列車は潮風の洗礼に晒されると思うんですが、それ以前の問題としてこの子は橋専用でしたよね…?

  • 数年前に国交省がいらっしゃった「高徳線でドアがたくさん開いたまま人乗せて走っちゃった事件」のドアが閉まらなくなった原因もサビでしたよね…?


…たぶん予算的な問題で余裕がまったくなく、その結果日々の細々や緊急時の対応に手を回しきれなくなりがちになってしまいケアレスミスを積み重ね、結果がとっても重く出てしまうという状態ではないかと推測しているのですが、……もしかして低予算のしわ寄せが現場に出まくっているのではないのでしょうか…?「貧すれば鈍する」という恐ろしい単語が過ぎりましたがそっと脳内の棚にしまって置きます。

純粋に贔屓目で見ているもののこういう話って、何でこんなにしょんぼりするんでしょうねえ…。


[追記 1/31 13:00]公式トップにお知らせPDFが出ていたので貼っておきます。不具合の原因はやはり塩、事後対応は検証して見直しだそうです。今回も事後対応さえ悪くなければ、という気がすごくするのでこれについては全体的・抜本的な再検討をして頂けるといいな…。


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[お口直し]

基金4・2億円、上積み検討 赤字続く阿佐東線
年平均約5600万円の赤字ってのもすごいんですけども、それをおいてもなお周辺自治体が積み増しを検討してくれているというあたりにご着目ください!見るところはそこね!

因みにいつもの瓦版なんですけども、新年のご挨拶が出ていました(PDF注意)。

写真がDMVなのはとてもよくわかるのでまあいいとして、着目すべきは毎回コネタを仕込んでくれる編集部名クレジットの上につく枕詞です。

生 き る


…。
……………。


……あれ、目から汁が…………

それを すてるなんて もったいない

2012-01-10 21:36:58 | チラシの裏
ついった上で話題になっていた「絵に専念したい、学校に行く意味がわからない」とゆー話のまとめができておりまして、ちょっと思うところがあったのでメモ。
上記でまとめに入っている内容は経済的な話と本人の覚悟の話にやや偏っているように思うので(しかし実感としては概ね同意なんですけども)、純粋に創作表現としての話に絞ってみます。

絵に関わらず何らかの表現で高みを目指したいなら「若い学生」という身分を自ら手放すなど極めて勿体ないことだと思うので、可能な限りそのまま活用すべきだと思うのですよ。
「若い学生」というのは社会的にかなり保護・優遇されておりまして、実は随分お得な身分だと思うのです。学生だったら博物館も美術館もだいたい割引がきくし、高額なPCのソフトだって学生割引がきくものが結構あります。そしてなにより「若い学生」であれば専門家や会社や先達に簡単に質問できるんですよ!学生であれば見られる・立ち入りできる・質問できるものって凄く多いんですよ!鉄道イベントでいうところの「こどもずるい」そのものですよ!それを捨てるなんてもったいない!!!
何かを調べたいと思ったとき、生活範囲の近くに図書館がなくしかも平日は時間的に利用不能という苦渋、各種問い合わせをかける際に不思議がられたりうさんくさがられたりすることを承知で「個人的に趣味で調べておりまして…」と言わざるを得ないこの苦渋!これが学生だったら学校に図書館あるのに!持ち出し禁止文献だって見られるのに!学校名と調べてるんですって言えば「ああ学生さんね」でスルーしてもらえるのに!学生だったら!!!!(後半はほぼ私怨となりましたことをお詫び申し上げます)


自らの表現は自らの内から出すものです。外部からの情報を自分なりに吸収し咀嚼して出すものが表現だと思うのです。
外部からの入力がないまま表現を出力し続ければ遠からず材料不足が訪れます。目の前のPCという箱の持つ情報量はとても多いですが、自分の求めた情報に特化しがちという欠点と、何より視覚情報にのみ偏るという弱さがあります。外に出て五感で感じられる情報とはやはり質が違います。
絵を描く・文章を書くという技術はあくまで技術でしかありません。従って、生来の向き不向きによる差異はあったとしても、たゆまぬ努力と進もうとするキモチがあればそれなりに身につけることができるものだと思います。そしてそれは歳をとってからはじめてもかわらないように思います(習熟する速度に差はあるかと思いますが)(自分にとって耳が痛い話となりつつありますが耐えつつ記載するどえむぷれい)。

表現手法が巧みであるだけの人はたくさんいる、そこそこでありさえすれば後でなんとでもできる、技巧が今ひとつでも発想が面白い人を探している、とは知り合いの編集者さんの言です。おもしろい発想には現在進行形の豊富な経験が不可欠です。
それでゴハンを食べるかどうかは別として、絵なり文なり何らかの表現を以ってして他の人のココロを少しでも動かしたい、という欲求があるのであれば、社会的に様々な経験をするチャンスを与えられている学生という身分を手放すなんて本当にもったいないことです。そもそもの学業そのものもよく見ればネタに溢れていますしね!そんな恵まれた環境を捨てるなんてほんとうにもったいない!!


…こういった話はどこにでもあるものだとは思いますが、何にせよ自らの責任で熟考の上決めて頂きたいなあと思います。「あの時こうしていれば」という自省だけならその後の糧にできるかもしれませんが、「あの時○○に言われたからこうしたのに」ってなると人として詰んでしまうと思うので…。


余談:そう言えば大学同級に「小説家を目指すので」と言って1週間で学校辞めた人がいたのですけども、彼女がその後どうなったかはとんと聞きません。確かに実学系理系学部だったので創作手法は無関係でしたが、その理由が本当ならいやあなんともったいないことをと当時も思った訳で。因みに創作に対するものすごい熱意でプロになった知り合いは決して恵まれているとは言いがたい環境で高校を卒業し社会人として身を粉にして働きながら読んだ人をひきつける技術を磨いている人でした。以上本当に余談。