キャブセッティングについてイマイチ理解が追いついていなかったので、ググってみた。工房中村屋カブ日誌「キャブセッティングをしよう!」というページがわかりやすかったので、そこに書いてあったことを少しまとめて以下に。
1. 基礎知識
<各ジェット・スクリューの作用>
□ ジェットニードル:クリップ位置が下がる(ニードルが上がる)ほどガスが濃くなる
□ メインジェット:番手が大きいほどガスが濃くなる
□ パイロットジェット(スロージェット):番手が大きいほどガスが濃くなる
□ パイロットエアスクリュー:閉めるとガスが濃くなる
□ アイドルトップスクリュー:スロットルバルブの位置決め。閉めるとアイドリングが上がる
<各ジェット類の作用領域>
□ パイロットジェット(スロージェット):アイドリング~スロットル微開時のガスの濃さを決める(下図ブルー)
□ スロットルバルブカッタウェイ:スロットル小~中開時のガスの濃さを決める(下図ブルー)
□ ニードル部分:スロットル中~大開時のガスの濃さを決める(下図オレンジ)
(ニードルジェットの口径/ニードルのクリップ位置/ニードルのテーパー角で調整)
□ メインジェット:スロットル大~全開時のガスの濃さを決める(下図ピンク)

図表参考:BUSHMAN'S CARB TUNING SECRETS
※ I.M.S.とSTRAIGHT DIAが何を差しているのかわからない。
2. セッティング不調による現象
<ガスが薄い場合>
□ 中低速:アイドリングでややスムーズであるが力なく回転。ちょっとしたことでエンストする。走行中にアクセルを少し早めに開けると失火。もしくは回転が下がる。
□ 高速:回転は上がるが力なく回る。アクセルに回転がついてこず、失火。
□ その他:プラグが白い。パンパンとマフラーから音がする(アフターファイアー)
※ ガスが薄い場合、セッティング不備のほかに、ジェット類の詰まりも怪しい。
<ガスが濃い場合>
□ 中低速:アイドリングが不安定でボコボコいう。
□ 高速:アクセルを開けると失火はしないが、回転が上がらずボコボコいう。もしくは回転の上がりが鈍い。
□ その他:プラグが真っ黒。排ガスが黒い。
3. パイロットエアスクリュー調整の基本
□ はじめに、パイロットエアスクリューを締め切ったところから1.5回転戻す。ここら辺りを標準として調整していく。
□ 0.5回転以下しか戻さなくていいようなら、元のガスが薄すぎるので、パイロットジェットの番手を上げることで対応。
□ 3回転以上戻さなければならないようなら、元のガスが濃すぎるので、パイロットジェットの番手を下げることで対応。
□ 1~2回転戻した付近で安定して、特に回しても変化がない場合は、アクセルを少し煽ってみる。息継ぎするようなら、ガスが薄いのでスクリューを少し締める。
4. 外的要因
<気温>
□ 寒い(空気が濃い)→ 混合気が薄くなる → 燃調を濃くする
□ 暑い(空気が薄い)→ 混合気が濃くなる → 燃調を薄くする
<気圧>
□ 標高高い(空気が濃い)→ 混合気が薄くなる → 燃調を濃くする
□ 標高低い(空気が薄い)→ 混合気が濃くなる → 燃調を薄くする
…こうやって見てみると、先日の不調は明らかにガスが薄いことが原因だなあ。排気漏れを直したら、アイドリングを調整し直して、それでもダメならパイロットジェットの詰まりを疑ってみるか。
1. 基礎知識
<各ジェット・スクリューの作用>
□ ジェットニードル:クリップ位置が下がる(ニードルが上がる)ほどガスが濃くなる
□ メインジェット:番手が大きいほどガスが濃くなる
□ パイロットジェット(スロージェット):番手が大きいほどガスが濃くなる
□ パイロットエアスクリュー:閉めるとガスが濃くなる
□ アイドルトップスクリュー:スロットルバルブの位置決め。閉めるとアイドリングが上がる
<各ジェット類の作用領域>
□ パイロットジェット(スロージェット):アイドリング~スロットル微開時のガスの濃さを決める(下図ブルー)
□ スロットルバルブカッタウェイ:スロットル小~中開時のガスの濃さを決める(下図ブルー)
□ ニードル部分:スロットル中~大開時のガスの濃さを決める(下図オレンジ)
(ニードルジェットの口径/ニードルのクリップ位置/ニードルのテーパー角で調整)
□ メインジェット:スロットル大~全開時のガスの濃さを決める(下図ピンク)

図表参考:BUSHMAN'S CARB TUNING SECRETS
※ I.M.S.とSTRAIGHT DIAが何を差しているのかわからない。
2. セッティング不調による現象
<ガスが薄い場合>
□ 中低速:アイドリングでややスムーズであるが力なく回転。ちょっとしたことでエンストする。走行中にアクセルを少し早めに開けると失火。もしくは回転が下がる。
□ 高速:回転は上がるが力なく回る。アクセルに回転がついてこず、失火。
□ その他:プラグが白い。パンパンとマフラーから音がする(アフターファイアー)
※ ガスが薄い場合、セッティング不備のほかに、ジェット類の詰まりも怪しい。
<ガスが濃い場合>
□ 中低速:アイドリングが不安定でボコボコいう。
□ 高速:アクセルを開けると失火はしないが、回転が上がらずボコボコいう。もしくは回転の上がりが鈍い。
□ その他:プラグが真っ黒。排ガスが黒い。
3. パイロットエアスクリュー調整の基本
□ はじめに、パイロットエアスクリューを締め切ったところから1.5回転戻す。ここら辺りを標準として調整していく。
□ 0.5回転以下しか戻さなくていいようなら、元のガスが薄すぎるので、パイロットジェットの番手を上げることで対応。
□ 3回転以上戻さなければならないようなら、元のガスが濃すぎるので、パイロットジェットの番手を下げることで対応。
□ 1~2回転戻した付近で安定して、特に回しても変化がない場合は、アクセルを少し煽ってみる。息継ぎするようなら、ガスが薄いのでスクリューを少し締める。
4. 外的要因
<気温>
□ 寒い(空気が濃い)→ 混合気が薄くなる → 燃調を濃くする
□ 暑い(空気が薄い)→ 混合気が濃くなる → 燃調を薄くする
<気圧>
□ 標高高い(空気が濃い)→ 混合気が薄くなる → 燃調を濃くする
□ 標高低い(空気が薄い)→ 混合気が濃くなる → 燃調を薄くする
…こうやって見てみると、先日の不調は明らかにガスが薄いことが原因だなあ。排気漏れを直したら、アイドリングを調整し直して、それでもダメならパイロットジェットの詰まりを疑ってみるか。
I.M.Sはアイドルミクスチャースクリューの略です。
STRAIGHT DIAはキャブの直径です。
STRAIGHT DIAはニードルのストレート径です。
アイドルミクスチャースクリューとニードル径…!
なるほど。言われてみればたしかに。