銅板工作

2008-07-30 | Weblog
先日断念したコイルのヒートシンクであったが、せめてシリンダーヘッドから直接熱をもらうのくらいは緩和しようと2mm厚の銅板で壁を作ってみた。



………効果あんのか?コンデンサー装備後、2度目の試走。やっぱりちょっとマイルドになった気がする。20kmほど走った後、コイルの熱をチェック。う…う~ん…。超微妙。マシになったような気もするが、今日は涼しいし、そのせいかも。真昼渋滞に巻き込まれたときにでもまたチェックしてみますか。まあ、これ以上どうしようもないし、パンクするようなら大人しく交換だなー。

コンデンサー

2008-07-27 | Weblog
暑い日が続きますが…そのあおりでダイナコイルがちょっと…。日中都内を20kmほど走るとだいぶ熱くなり、アイドリングが弱々しくなる気がする。とはいってもまだ問題というほどでもないのだが。どうにかヒートシンクを作れないかなーと本日学校で試行錯誤するものの、挫折。コイルそれ自体の過熱もあるが、シリンダーヘッドからもだいぶ熱を貰ってるんだよなあ。場所柄仕方ないと言えば仕方ないのだが。

さて、挫折しただけで手ぶらで帰るのも癪に触るので、点火系の配線にコンデンサーを入れてみました。



コンデンサーについて詳しくは以前書いた記事をご参照いただくとして…。ラバーをぐるぐる巻きにしてフレームにタイラップする「…いいのか?」というマウント。肝心の配線方法がいまいちよくわからず今まで放置していたのですが、今日は電気に詳しいH瀬さんがいたので相談しつつ作業。はじめ適当に直列に繋いだらば、まったく電気が来ず、どうやらコンデンサーと言うものは並列に繋ぐもののようです。試行錯誤の結果導き出された配線図がこちら。



バッテリーから出た電源を間にメインスイッチを挟んでコンデンサーのマイナス端子に繋ぎ、そこから前方のボイヤー電源線へと配線を伸ばす。プラス端子の方はバッテリーのプラス端子まで線を引っぱり接続。この時、間にヒューズを1個噛ましておく。…というのは万が一コンデンサーに不具合が起こったときにヒューズが飛ばず、バッテリーに負担がかかるからだそうだ。………もうこのへんは言われるがままです。なぜそうなるのかとかさっぱりわからん。何にせよここにもひとつヒューズをかませておけば、コンデンサーに不具合があってもここのヒューズが飛ぶだけで済むらしいよ。たぶんバッテリーアースのヒューズの手前でアース線に合流させても同じような効果は得られるんだと思うが、よくわからん。

…というかそもそも。コマンドには元々キャパシター(コンデンサーと同義らしい)がついている(Norvilなんかでも売ってます)のだが、レストア時に取っ払ったまま代替品をつけていなかった。…なんで?あってもなくてもいいっつうことなのかしら。今回取り付けたコンデンサーは元の(5000μF前後?)よりもだいぶ容量も大きく、25V33000μF。このへんも大きけりゃいいっていうアバウトな話。トラとかはどうなってんだろうなー。

さて…コンデンサー導入後、無事エンジンもかかり、試走がてら帰宅。その成果は…。な…なめ…滑らかになった気がする?けど元々調子いいから、こんなもんだった気もするし…。あ、でも、うん。アイドリングの安定感は増したし、回転の上がり方もスムーズなんじゃないかな。気のせいかな。気のせいじゃないといいな。…というプラシーボ効果もあって判然としない結果であった。いや、でもまあ電気を平滑化するのは悪いことじゃないし、ボイヤーとかコイルも長持ちするかもしれないから、とりあえずこんなところか。巷のコンデンサーチューニングとかもこんな感じなのかなー。
 

小網代湾

2008-07-21 | Weblog
…暑いですね。こうも暑くてはなかなか日中渋滞だらけの都内を走る気がしませんな。せっかくの3連休だし「どこにも行かなかった」では示しがつかない(誰に?)ので、スロースターターなりに本日軽く出かけてまいりました。…まあ、例によって15時過ぎとかからだけどな。



非常に夏らしい場所、三浦半島です。ツーリングと称するには、行き道たいしたワインディングもないのですが、目的地としてはかなり良いところかと。



なかなか海もきれいです。



こういう散らかった船着き場は郷愁を誘われる(田舎の海育ち)



屋根瓦が海のようで素敵な永昌寺。この他、湾を囲む道の突き当たりにはカンカン石と寿老人を祀る白髭神社などもあり、趣き深い。





その後もちょっと足を伸ばして城ヶ島まで。





買いそびれましたけど、この辺りは干物や生しらすなど、みやげもの屋も多く、割と観光地ですね。

…つうか、あれだな。調子がいいと特に書くことねえな。本日最高速は140km/hをマークしたけどマジ死ぬかと思った。相変わらずチュンチュン言うし。それにしても…140km/hに達してなお余力を残し、振動もぴたりとしているコマンドは正直凶器です。いつかホイールナットとかがすっとびそう。次は160km/hを目指してみるか…。死んだらごめん。
 

閑話休題

2008-07-19 | Weblog
ちょっとバイクを離れて…自転車の話をば。あ、モールトンじゃないっすよ。光自転車『DASH6』。







ご覧の通り、中年に懐かいフラッシャー付き自転車です。フラッシャー付き自転車というと、ナショナル製なんかがメジャーどころでしたね。エレクトロボーイとか渋すぎます。今回縁あって格安で手に入れた光自転車なんかはマイナーどころでしょうか。…とは言っても、角張った2つ目のヘッドライトにフォグランプ、フレーム背骨部分に堂々と配置された6段変速レバー、ぐにゃりとした曲線も美しいスワローハンドルなど、フラッシャー付き自転車のツボは押さえています。



前の持ち主が後付けでコーディネイトしたスピードメーター。こんなパーツがまだ存在していることに驚く。



変速機のランプは単3電池式。ピカピカ光ってギアチェンジのタイミングを教えてくれるらしいが…余計なお世話だ/笑





変速機下部に機構が見える、憎らしい演出。



ちゃんと変速します。



そして後輪は驚きのディスクブレーキ。しかも世界のSHIMANO製だ/笑



でもってこれがまるで効かねえ/笑 コマンドも含めて効かないディスクブレーキばっかだなあ。



レバーを握った感じ、たぶんオイル量が不足してるんだと思うが…。何のオイルを入れたものやら…。デッドストック品なのでかなり状態は良く、このまま走れるのですが、せめてタイヤ交換と油差し、ディスクブレーキのオイル補充、配線見直しくらいはしたいなあ。ま、追々ちょくちょくやっていくことにしましょう。
 

海ほたる

2008-07-06 | Weblog
今日は何やら千葉方面へ流しに行くというので行ってきました。トラトラトラコマンドの編隊を組み、お台場からアクアラインへ。途中旧車會らしき集団とすれ違う。意外に大人しく走っていて、しかも結構早起きなんだなーと思う。トンネルへ潜り千葉方面へ向かう途中、急遽トラ1台が不調に。ボンパン!パン!バルルッ!ボバッ!ベッ!パンッ!毎秒のアフターファイアとともに次第に失速。後ろを走っているとピカピカときれいです。折しも停車したのは海底まっただ中。どうやらライトをつけた拍子にヒューズが飛んだらしく…。それにしてはすぐにエンストするわけでもなく不可解。とりあえずその場は騙し騙し、海ほたるまで避難。どうやらカブリ気味で調子も悪いらしい。とりたてて行く先も決まっていない気まぐれツーリングだったので、結局海ほたるでしばらくお茶を飲みつつダベり、そのままUターンして学校へ修理に行くこととなった。

調子が悪いというわりには120km/hで高速をかっ飛ばし、一時130km/hをマークするほどであったが、料金所を通り抜けたところでどうもコマンドの様子がおかしい。アフターファイアしているような…。…路肩に停車して様子を見ると左肺フランジががばがばに緩んでいた。おおお…これが噂の…。エキパイフランジはコマンドの泣き所のひとつであることは有名だが、バランスドパイプは比較的緩みにくいらしく、これまで「意外に平気だなー」と暢気に構えていたが…。やはりワイヤリングしないとだめらしい。シリンダーフィンに穴をあけるのも面倒なので、右はロッカーカバーのナットに。



左はバランスドパイプを留めるボルトに下側から引っ掛けてワイヤリング。



ふむ…。とりあえずこれで安心でしょう。このあたりはワイヤリングだらけになってきたなあ。

学校に来たついでにスイングアームのシャフトに給油。ここは普通グリスらしいのだが、このコマンドはギアオイルが詰まっている。しかし流石はコマンド。案の定ここも整備性は最悪で、狭っ苦しい隙間に手を突っ込み、フェンダーの尖った部分(オレンジ矢印)に手の甲を削られながら、なんとか7/16のボルト(水色○部分)を外して、かろうじて給油。ほんとうにちゃんと入ったのだろうか。



ボルトを締めるのもまた難儀で、銅ワッシャーも入っているもんだから、なかなか締められない。誰だよ、こんな構造にしたやつは。新たにコマンドを組む予定のある方には、リアフェンダーの根元右側は左側と同じように(左はチェーンガードなどから逃げるため、一部削り取られている)予め削ってスペースを空けておくことをおすすめします。

…とは言え、それ以外はもううっとりするくらい絶好調で、プラグの焼けも左右均等、こんがり濃いめのキツネ色であった。あれから幾つか症例も出て、やっぱりメクラブタんとこの隙間をロックタイトするのは効果あるみたいよ。あ、でもシリンダーヘッド回りとフランジは前日に増し締めしておいたにも関わらず、ちゅんちゅんは言ってた。フランジんとこから漏れてんのかなあ?これいじょうはもう締まらないんだけど…。