雪が降るというので、九州内ではひさびさに電車&バスで温泉にいってきました。
泊まりは筋湯温泉。豊後中村駅から日田バスの路線バスに乗り換えます。このバス、初めて乗ったのですが、イイですね!
マイカーではほとんど通らない九酔渓の急カーブをのぼっていくのですが(マイカーの場合はだいたい四季彩ロードを通るので)ルートが温泉だらけ! 九酔渓・筌の口・湯坪・筋湯・長者原・寒の地獄…… 一軒宿を入れたらもっと増えます。
それに今回は貸切状態でした♪(連休明けの雪の日だったからか)
ほとんどタクシーと化したマイクロバスで運ちゃんとのんびりお話しながら坂をとことこ登っていきます。
「このへんは野菜が美味しいからいーですよねー」
「あー美味しいよ。雪が降ったけん大根やら白菜やら美味しいねぇ」
「大根かー、おいしそ~」
(ふふふ、今日泊まる白滝は風呂吹き大根が名物っていってたな)
「ホラここ(と窓の外を示す、とそこには小さな販売所がありちょうど通り過ぎるところだった)。大根1本50円でね」
「えー! 50円! 安!」
「そうよ。朝掘ったばかりの、川の水できれいにあろうたやつね。会社には内緒だけど、こないだお客さんを降ろして待っててやったら喜ばれてね」
あ、すいません。内緒なのに(笑)
(バス会社の人、見つけても怒らないであげてくださいね。こういうサービスってすごくいいことだし、こういうところからリピーターが増えると思います)
そんな風なタクシー状態だったのですが、途中から真っ赤なほっぺの小さな女の子とおじいちゃんおばあちゃんが乗ってきます。
おしゃべりは女の子が中心になります。なんでも彼女の幼稚園ではマフラーづくりをやっていて、というような話を運転手さんがうんうん、と聞いてあげています。家族で乗ってきたのかと思ったけど、おじいちゃんおばあちゃんと女の子はどうやら他人のよう。だけど、よく知っているみたいです。
で、彼女が幼稚園の4人いる同級生の男の子のうち、結婚する男の子をもう決めている、という話をしたもんだから、車内は笑い声で盛り上がります。
決め手は優しいから、だそうで(笑)。もう二人で「ぜったいけっこんしようね」と約束してるそうです。で、今作ってるマフラーをプレゼントしたいんだって。カワイイのう、うらやましいのう……。
笑い声に包まれながらも、運転手さんは
「あ、福岡の人! ホラホラ!」
と窓の外にある大きな氷柱を教えてくれたり。
森の中に唐突にある氷柱。神秘的な水色でした。
と、行きはこんな感じで、テレビ東京系のスペシャルでよくやってる「路線バスふれあい旅」そのまんまでした。
翌日の帰りは、本当は筋湯よりさらに上にのぼり、話題の九重夢バーガーを食べたかったのですが、大雪ゆえに運休。道路まで真っ白です。
しかし親切な宿の方に筌の口温泉の新清館に送ってもらい、そこで雪見風呂を思う存分堪能しました。露天風呂への道もこんなです。
脱衣所から湯船に降りる石段にも雪が積もっているので、裸足が冷たいこと! 雪を裸足で踏みしめて入る湯の温かいこと!
もちろん、こんな雪の日に来る人がいるはずもなく、新清館のあの広い露天風呂を貸切です。
日田バスは筌の口までは来ていたので、帰りは水墨画のような九酔渓をみつつ帰ります。これは筌の口のバス停。ベンチの雪が豆腐みたい(笑)。
バスは温かく、チェーンをつけたバスの揺れは、なんか馬車みたいで夢ここちな気分だったのですが……。
最後にヤラレタ! JR豊後森駅! 吹きっさらしで、ストーブもない!
目の前に座っているお年寄りの会話から昨年まではキヲスク・ストーブがあったらしいことが聞こえてきますが、電車を待つ20分ほどの間に温まった体は底冷えの待ち合い(というか区切られてもいない)で縛りあげられるように凍えました……
さらに電車が来たら温かいかと思ったらさにあらず。九州は電車のドアが、停車中あけっぱ~。車内も吹きっさらしです。各駅停車の電車は、車内が温まる暇もないのです。ず~っとちぢこまり体がこわばってる状態。このままローカル線に乗って博多までいったら、体中筋肉痛になってしまう! と日田からはたまらず特急に乗り換えました。
先日18きっぷで新潟から福岡までチマチマと帰ってきた私ですが、JR九州に問い詰めたい。
なんで、九州だけ停車中ドアがあけっぱなの!?
他の地方は(隣の西日本もですよ!)ドアは乗り降りする人がボタンで開け閉めしていて、停車中はドアは閉めてありまっせ!。
ローカル線でもホカホカでしたよ! それに冬がそれほど寒くなく短いとはいえ、ドアがあけっぱなしだと夏は夏で車内灯に惹かれてでっかい蛾やヤブ蚊も入ってきますでしょうに。JR他社に比べてオシャレでインテリアが充実しているJR九州なのに、携帯の充電もできるJR九州なのに、あけっぱなしドアだけは納得いかんとですよ~!
それにしても雪見の路線バス旅は本当によかったです。ふだん車の人も、たまには電車&バスでエコでゆっくりのんびり雪見の旅はいかがですか? 駅待ち用に貼るカイロを準備して(笑)
次回は、今回泊まった筋湯温泉の白滝をレポします。
泊まりは筋湯温泉。豊後中村駅から日田バスの路線バスに乗り換えます。このバス、初めて乗ったのですが、イイですね!
マイカーではほとんど通らない九酔渓の急カーブをのぼっていくのですが(マイカーの場合はだいたい四季彩ロードを通るので)ルートが温泉だらけ! 九酔渓・筌の口・湯坪・筋湯・長者原・寒の地獄…… 一軒宿を入れたらもっと増えます。
それに今回は貸切状態でした♪(連休明けの雪の日だったからか)
ほとんどタクシーと化したマイクロバスで運ちゃんとのんびりお話しながら坂をとことこ登っていきます。
「このへんは野菜が美味しいからいーですよねー」
「あー美味しいよ。雪が降ったけん大根やら白菜やら美味しいねぇ」
「大根かー、おいしそ~」
(ふふふ、今日泊まる白滝は風呂吹き大根が名物っていってたな)
「ホラここ(と窓の外を示す、とそこには小さな販売所がありちょうど通り過ぎるところだった)。大根1本50円でね」
「えー! 50円! 安!」
「そうよ。朝掘ったばかりの、川の水できれいにあろうたやつね。会社には内緒だけど、こないだお客さんを降ろして待っててやったら喜ばれてね」
あ、すいません。内緒なのに(笑)
(バス会社の人、見つけても怒らないであげてくださいね。こういうサービスってすごくいいことだし、こういうところからリピーターが増えると思います)
そんな風なタクシー状態だったのですが、途中から真っ赤なほっぺの小さな女の子とおじいちゃんおばあちゃんが乗ってきます。
おしゃべりは女の子が中心になります。なんでも彼女の幼稚園ではマフラーづくりをやっていて、というような話を運転手さんがうんうん、と聞いてあげています。家族で乗ってきたのかと思ったけど、おじいちゃんおばあちゃんと女の子はどうやら他人のよう。だけど、よく知っているみたいです。
で、彼女が幼稚園の4人いる同級生の男の子のうち、結婚する男の子をもう決めている、という話をしたもんだから、車内は笑い声で盛り上がります。
決め手は優しいから、だそうで(笑)。もう二人で「ぜったいけっこんしようね」と約束してるそうです。で、今作ってるマフラーをプレゼントしたいんだって。カワイイのう、うらやましいのう……。
笑い声に包まれながらも、運転手さんは
「あ、福岡の人! ホラホラ!」
と窓の外にある大きな氷柱を教えてくれたり。
森の中に唐突にある氷柱。神秘的な水色でした。
と、行きはこんな感じで、テレビ東京系のスペシャルでよくやってる「路線バスふれあい旅」そのまんまでした。
翌日の帰りは、本当は筋湯よりさらに上にのぼり、話題の九重夢バーガーを食べたかったのですが、大雪ゆえに運休。道路まで真っ白です。
しかし親切な宿の方に筌の口温泉の新清館に送ってもらい、そこで雪見風呂を思う存分堪能しました。露天風呂への道もこんなです。
脱衣所から湯船に降りる石段にも雪が積もっているので、裸足が冷たいこと! 雪を裸足で踏みしめて入る湯の温かいこと!
もちろん、こんな雪の日に来る人がいるはずもなく、新清館のあの広い露天風呂を貸切です。
日田バスは筌の口までは来ていたので、帰りは水墨画のような九酔渓をみつつ帰ります。これは筌の口のバス停。ベンチの雪が豆腐みたい(笑)。
バスは温かく、チェーンをつけたバスの揺れは、なんか馬車みたいで夢ここちな気分だったのですが……。
最後にヤラレタ! JR豊後森駅! 吹きっさらしで、ストーブもない!
目の前に座っているお年寄りの会話から昨年まではキヲスク・ストーブがあったらしいことが聞こえてきますが、電車を待つ20分ほどの間に温まった体は底冷えの待ち合い(というか区切られてもいない)で縛りあげられるように凍えました……
さらに電車が来たら温かいかと思ったらさにあらず。九州は電車のドアが、停車中あけっぱ~。車内も吹きっさらしです。各駅停車の電車は、車内が温まる暇もないのです。ず~っとちぢこまり体がこわばってる状態。このままローカル線に乗って博多までいったら、体中筋肉痛になってしまう! と日田からはたまらず特急に乗り換えました。
先日18きっぷで新潟から福岡までチマチマと帰ってきた私ですが、JR九州に問い詰めたい。
なんで、九州だけ停車中ドアがあけっぱなの!?
他の地方は(隣の西日本もですよ!)ドアは乗り降りする人がボタンで開け閉めしていて、停車中はドアは閉めてありまっせ!。
ローカル線でもホカホカでしたよ! それに冬がそれほど寒くなく短いとはいえ、ドアがあけっぱなしだと夏は夏で車内灯に惹かれてでっかい蛾やヤブ蚊も入ってきますでしょうに。JR他社に比べてオシャレでインテリアが充実しているJR九州なのに、携帯の充電もできるJR九州なのに、あけっぱなしドアだけは納得いかんとですよ~!
それにしても雪見の路線バス旅は本当によかったです。ふだん車の人も、たまには電車&バスでエコでゆっくりのんびり雪見の旅はいかがですか? 駅待ち用に貼るカイロを準備して(笑)
次回は、今回泊まった筋湯温泉の白滝をレポします。