青い湯の自炊湯治宿・豊礼の湯宿

先週もちょっと紹介しましたが、九州屈指の絶景露天風呂がある自炊湯治宿が「豊礼の湯宿」です。24時間OKの青い湯の貸切湯として、温泉好きにはすでにおなじみの存在ですが、3000円台で素泊りできる施設でもあります。


　丘の上の一軒宿ゆえ、外食したい人はマイカーが必要ですが、比較的きれいな共同キッチン（レンジ、トースター、炊飯器などあり）＆食堂で自炊が可能（調味料は持参とのこと）。また外には温泉の噴気で食材を蒸せる蒸し釜、それに天気がよければ山の眺望と美味しい空気とともに食事ができるウッドデッキがあります。

　初夏などはここで湯あがりビールを飲むのが本当に気持ちいいんですよね♪


　食材は受付に、卵や芋、それに近くで作っている小国豚の無添加ソーセージ（特大！）が置いてあり、温泉で蒸すとウマイ！　他に野菜などがほしい場合は、小国や南小国にある直販所などで。


　半透明で水色に反射する湯は、ナトリウム塩化物泉。よく温まる湯です。500円で入れる露天大浴場（宿泊者は無料）は、やや熱めの湯加減。

　コインタイマー式の貸切は、お客ごとにお湯をすべて入れ替える形式で、貸し切っている間、惜しげもなくドバドバとお湯が出てきますが、これも全部薄めない源泉です。800円の内湯と、1200円の露天岩湯、それに1500円の檜湯があります。

　檜は寝湯も備えていて山の夕景を見ながらの湯がなんともいえません。自分だけのための清潔な湯なので髪だって洗えますが、いかんせん成分が濃い源泉をそのまま使っているせいか、温泉の湯で髪を洗うと、乾燥した後かなりゴワゴワになります（温泉成分によるものなので、真水で流せば大丈夫です）。


　もっともPH8.5の弱アルカリの湯は、とろっとしていてお肌には最高！　保湿成分のメタケイ酸も150mg近く入っています。

　客室は和室と洋室とあります。

　いずれもこざっぱりとしたシンプルなつくりで洗面所つき、トイレは男女別の共同を使います。山の宿なので夏場はどうしても小さな羽虫が入り込んでしまうようですが、宿の人にいえば殺虫剤やベープを貸し出してくれます。浴衣はありましたが、タオルは持参です。


　山の絶景を眺めながら、家族や友人とウッドデッキで地獄蒸しをいただく格安の休日もこれからの季節はいいですね♪

　豊礼の湯宿
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