ご近所で…プチ引越しです。
おばあちゃま…一人暮らしです。
そこで少し…お手伝いを名乗ります。
メンバーは…女性の方々のみです。
お歳はみなさん…僕より20歳は上です。
そして予算上…プロの方は頼んでいません。
つまり力仕事は…僕だけ担当です。
当然…家具類は僕が持つ事になります。
「無理しないで下さい」と…声は掛けられます。
しかし…担ぐしかありません。
そこで…ゴム付軍手を用意します。
これなら…滑る事なく荷物を持てます。
舞台の仕込みで…モノ持ちは慣れてます。
でも今は…腰の治療に専念している僕です。
慎重に慎重に…腰を庇って荷物を持ち上げます。
荷物を…ゴムに付着させます。
抱えて…ゆっくりと立ち上がります。
腰の負担より…腕の筋力が必要です。
「大丈夫ですか?」と…聞かれます。
「手伝いましょうか?」と…訊ねられます。
「今日中に終わりますか」と…言われます。
少し…ペースをあげます。
腕が…プルプルしてきます。
腰は…まだ爆発していません。
その調子で…腕に頼ります。
少しペースをあげて…頑張ります。
早くしないと…腕も力が入らなくなります。
その甲斐あって…早く終わります。
腕の筋肉痛は…すでに始まります。
無料奉仕の僕は…フラフラで帰ります。
汗を…ザッと流します。
腕に…湿布薬を貼ります。
腰に…少し張りが出てきます。
庇った腰ですが…疲れは腰に来てます。
このパワー…まだまだ若者には負けません。
そんな自信が蘇った…プチ引越しだったのです。
しかし明日の身体は…
心配ですな。