この冷気 部屋の中を 充満す

目覚めると…またヒンヤリしてます。
部屋も冷たくなって…真冬のようです。
僕の身体も冷え切って…少し震えています。

また窓が開いているか確認しますが…完全に閉まってます。
しかし冷気は確実に部屋の中を流れ…冷たさを置いていきます。
窓全体を調べても…冷気が吹き込む可能性もなく隙間もありません。

夏が去ったばかりで…この寒さです。
真冬は…霜が降りても不思議ではありません。
窓専用のダンボールの用意を考えてしまう…僕です。

取り敢えず…部屋から脱出します。
別部屋で身体を温め…ホッとする僕です。
そして気を引き締め…部屋に戻る僕です。

すると顔に…冷気が掛かります。
その冷気は…窓から出ていません。
どうやら部屋の上から出て…流れています。

その冷気を…辿っていきます。
すると…或る箇所にたどり着きます。
そこには…クーラー君が構えいます。

そのクーラー君は…動いています。
そのクーラー君は…冷気を吐き出しています。
そのクーラー君は…昨夜から活躍してたようです。

昨夜…スイッチオンした僕のようです。
知らないうちに…クーラーをつけた僕です。
何らかのキッカケで…リモコンに触れてしまった僕です。

自分の失態に…苦笑いの僕です。
慌てて窓を開け…外の熱気を入れ僕です。
そしてクーラー君のリモコンを…きちんと片付けた僕です。

この時期に…一晩中のクーラーはキツいです。