前渡しされた原稿を見て…非常に緊張の僕でした。
非常に難しい・固い・重い・ややこしい…ナレーションです。
国の機密事項で知らない単語…そして8文字熟語だらけです。
訳解らない漢字が連なって…まるで熟語のパレードです。
当然本番はジックリと…落ち着いて読むよう心掛けます。
内容が内容だけに…トーンも低くゆくり読むよう心掛けます。
そして解り難い言葉は…強調するよに読むよう心掛けます。
しかし…求められた読みは?
TVのニュースの2倍の速さで…メリハリをつける必要はありません。
どうやら機密事項は聞く方々は…耳慣れてる言葉だらけのようです。
少し早口の僕ですが…なかなかスピードに付いていけません。
兎に角リズムに乗り切れず…焦りまくる僕です。
36ビートのリズムなのに…まるで2拍子の僕です。
四苦八苦で終えた僕は…国秘密事項を握ります。
そして秘密の原稿は…直ぐにシュレッダーに掛けられます。
僕も難関な仕事を終え…脳内をシュレッダーに掛けます。
なぜなら今回の機密を…他に漏洩したら大変です。
その時僕は…スパイの疑いで国外追放です。『おら…なんにもしらねえだ!』