one's works. my works!


one'sとは「その人の」と言う意味です。
僕らはone'sに「皆様の」と言う思いを込めました。

拾われる命、逝く命。   (田中)

2006年09月21日 22時08分27秒 | 捨猫貰って頂けませんか?迷犬預かってます
「田中さん、捨て猫と言うのはもう捨てられた時点で死んでるんです、いや、殺されてるんです」
そう先生は仰いました。

獣医さんの玄関先、ペットショップの玄関先に。
「お願いします」とダンボールに書かれて猫が置かれる事がしばしばあるそうです。
「お願いします」
何をだ?

飼ってくれる人を探してくれって事なのか。
処分するには自分の手を汚すのが嫌だから人に押し付けるのか。
甘い、甘すぎる。
生き物を飼うと言う事はその「生殺与奪」全て責任を負う事だと思う。
その覚悟無くして飼うなどと。
そんな風に置いて行かれる子猫達はほぼ例外なく保健所に直行。
動物が好きで獣医さんになった先生や看護士さん達、ペットショップの方々の気持ちを慮ってみろ。
どんな気持ちで連れて行くと思ってんだ。
心を鬼にして。

今日、一匹のキジ虎が幸いにも貰われていきました。
そして今日残った3匹のうちの1匹が逝きました。
この子だけ他の3匹と比べて明らかに痩せてた。
それが今日の夕方、明らかに様子がおかしい。
スポイトで餌をあげたり手は尽くした物の残念です。
獣医さんは今日はお休み。
逝く寸前、携帯の番号を知ってたので悪いと思いつつ電話。
「田中さん、まだその大きさでお伺いした容態ではまず助からないです、楽にしてあげて下さい」と。

手の平の上でか細い声を上げてたのがだんだん動かなくなっていく。
せめて明日の朝までもってくれたら獣医さんの所へ行って無理と承知でも点滴なりなんなり。

そして静かに息を引き取りました。
震えた。
怒りで身が震えた。
捨てたヤツに。
救えなかった自分の不甲斐なさに。

綺麗に洗ってあげました。
そっと柔らかい紙で包んで薔薇の木の根元に埋葬してあげました。
「綺麗な薔薇の花になって」と願いを込めて。

まだ名前も付いて無かった君に。
「エフ」の名を贈ろう。




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