人って、やっぱりすごい！

ありとあらゆる生きものが
全員同じ祖先から枝分かれしている
進化系統樹って見たことありますよね？

ひとつの細菌から真核生物へ、
単細胞生物から多細胞生物へ、
そこから植物になったりキノコになったり動きだしたりして、
虫や軟体動物、脊椎動物になって、
最終的に動物から人間に至る、あの図。

この草もあの花も、あの虫もあの菌も、
生物的に見れば、私の遠い親せき。

朝、庭に出て見たら、
夫が「草抜きめんどくさいから」って、
レンガを敷き詰めてた部分から、
四方八方に元気に草が生えてました。

夫、残念～(^^)。

自分の力ではどうしようもない重いものが、
草の人生にのしかかってきたのに、
暗くて狭いところから、光を信じて伸びてきた、草。

…強いなぁ。

私たちがはるか昔から、あらゆる困難に適応して、
自分を環境に合わせて変えることで、
生きることに成功し続けてきたのだとしたら。

こんな不可能な隙間から
光を信じて伸びてくる能力を、
誰もが潜在的に持っているとしたら。

私たちは結構しぶとい。

もちろんウイルスだって、今生きてるってことは、
私たちの親せきでもあり、
私たちと互角のしぶとさを持っているんだろう。
むむ～。

だけど、
私たちは彼らと違って、意識的に考えることができる。
言葉があるから、互いの考えを合わせることもできる。
手足があるから、必要なものを作ることができる。

レンガの上に降り注ぐ光を思い出して
じっと時を待てる、あの感動的にメンタルタフネスな草。

あの草の強いメンタルの上に、
考えたり、作ったりする能力が加わってるなんて、
人類って、やっぱりすごいぞ！