夫の在宅ワークが増えて、
前から持ってるウエットスーツ素材の湯たんぽが、
大人気です。
でも、私も湯たんぽ大好きなので(ユタンポっていう音も好き)、
たまたま宅配のカタログに載っていたシリコン製の水枕を
湯たんぽとして使うべく買い足しました。
届いたのを見たら、説明書に
「湯たんぽとしては使わないでください」と、
キッパリ書いてあって、ビックリ!
なんで?
シリコンは耐熱温度200度やそこらはあるでしょ??
釈然としない。
ので、早速湯たんぽとして使ってみる(^^)。
やわらかくてタプタプしてて気持ちいい!
熱湯を入れたけど、シリコン越しでも熱すぎるから、
ちょっと手ぬぐいを巻いて、ヒザに抱っこ。
めっちゃ気持ちいいじゃん! ますます疑問。
どーして水枕を湯たんぽとして使ったらダメなんだろ?
気になる。気になる気になる。
「湯たんぽ 水枕 シリコン 兼用」とか
「湯たんぽ 水枕 シリコン 違い」とかでググってみても、
知りたい答えにたどり着かない。
う~む。原点に戻ろう。
メーカーのサイトに何かあるかも。
メーカーの名前は
「オンリーワン」っていうステキな名前。
そう思って、「オンリーワン 水枕」で見てみたら、
シリコンじゃなくて「シリコーン」という表記のようで(^^)。
なんだなんだ? ネイティブ発音はシリコーンなのか?
https://www.only1-naniwa.jp/product_detail.html?id=A-0016
気になって電子辞書で発音を調べてみたら、
きっぱり「スィリコン」って言い切ってるけど。
…まあいいや、発音は(^^)。
その中の「オンリーワン製品について」の「コラム」に、
納得の答えがありました!
2004年に書かれたコラムです。
https://www.only1-naniwa.jp/about-column.html
そのまま引用します。
コラムタイトル:「水枕を湯たんぽとして使用できないか?」
本文:水枕の口は氷が入るように大きく作ってあり締金で締める構造になっています。熱湯を入れて口を閉めても万が一、締金が外れることもあります。その点湯たんぽの口金の構造はネジ式になっており、湯が漏れたというクレームは少なくとも私が入社して以来35年間1件もありません。またより耐熱性を持たしたゴム配合になっていますので、湯たんぽ用途には別にオンリーワン湯たんぽを買っていただけたら幸いです。
なんかさ~~、プロフェッショナルの誇りが見えるよね。
水枕も湯たんぽも、シロートには同じように見えるけど、
水枕は、氷が入るように口が大きいから漏れやすいとか、
35年間水漏れのクレームが一度もなかったという誇りとか、
入れる液体の温度によって口のゴムの配合を変えているとか。
まさにオンリーワンなんだろうなぁ~。
2004年の質問の答えが、17年後にも変わらないってのも、
電子機器と比べて、すごく安心する。
きっとコレ、何十年も使えるんだろうな、って。
今、夫の仕事が終わって返却された湯たんぽのお湯を入れ替え、
私のお尻の下には、ウエットスーツ素材の湯たんぽが。
そして、膝にはシリコンの湯たんぽが。
熱が逃げないようにひざ掛けでくるんでいます。
どっちも柔らかくてぬくぬくでイイ感じ~。
湯たんぽってブリキでもプラでも、硬いのが主流だけど、
シリコン製やゴム製は、身体にフィットしてくれるから、
すごくやわらかくて暖かくて、さわり心地サイコーです。
こたつと同じで、気持ち良すぎて動けなくなるのが難点です。
あれ?「湯たんぽとしては使わないでね」
っていう根拠を読んで、納得したのに、
やっぱり湯たんぽとして使う私。
ヒトイ…(^^;)。
いや、だってさ~、
禁止の理由やリスクがわかったら、
「その程度なら湯たんぽとして使おう」って、
自分で判断できるもの。
説明書通りに使う必要がなくなるんだよ。
失敗しない、という意味ではなく、ね。
自由の哲学にも
「人間だけが行為の理由をわかって行動できる」
って書いてあったもんな~。
すごい!そうなんですね? 実際の体験から得られた具体的な対策まで教えていただき、とても参考になりました。ありがとうございます。
水枕博物館様は、何かの組織というわけではなくて個人的に、ということですか? 面白い名前だなと思って。
ゴムって劣化しそうなイメージがあるんですが(輪ゴムが“風邪をひく”という状態)、そうはならないんですねー。
私の手元に来たのはシリコーン(^^)なので、とりあえず、今は毎日2~3回熱湯を入れて“使い倒して”います。夏になったら文字通り水枕として使いながら、耐久性を見ていきたいと思います。3世代も持ったら見届けられませんが、そんなに長く使えるなんて楽しみです。ありがとうございました。