意味のない経験はないよね？ ってホント？

１０年ほど前

「意味のない経験なんてないよね」って言いながら、

同じことばっかりやってる子がいました。

資格を取りまくって武装したり、

百貨店の上から下までチェックしまくるという…。

まぁ、いいんだけどね。

自分の気質が、どう偏っているかを知ることは、

自分というクセのある車を乗りこなす上で、

わりと役立ちます。

地水火風で言うと、

その子は、風の気質。

ひらひらと、興味の赴くままに、軽やかに飛び回るチョウチョ。

私は、モメごとが苦手な水の気質が強いです。

シュタイナー的に言うと、粘液。

水は、何にでも寄り添うの。

ツボだろうが、コップだろうが、川だろうが。

自分を無くしているように見えて、

実の質は変えないガンコ者。

んで、何でものみ込むの。

ゴミだろうと毒だろうと。

で、自分からでなく外から変わる方が変わりやすい。

時々、隣にある火山が爆発したら、

圧倒されて、その時に一緒に沸騰して、

一部が蒸発しちゃう。

だけど、それを経て、

不純物を取り除いたキレイな水に戻る(^^)。

ってのが水の性質として、

私は結構その気質が強い、と自覚している。

気質についてはnoteにまとめました。

ご興味があればぜひ。

気質を使いこなす～わかりあうために

水だから、低い方に流れるごとく、

すぐ楽しようとするのよ。

で、流れている川筋を変えるのも苦手。

つい寄り添っちゃう。

だから、一番最初に勤めた出版社で、

1人辞め、2人辞め、最後、

経営者と私だけになったって、

最後まで辞めずにつきあった。

まぁ、独り身だったから出来たんだけど。

そこからも7年に1回くらいずつ、

否応なくピンチがやってきた。

バカ男につきまとわれたり、

頼りにしていた方から爆発されたり、

尊敬していた方からせき止められたり。

その都度、打ちのめされるんだけど、

今思えば、それは全部、

自分の意志で現状を変えて行くという

練習の機会だったんじゃないかな。

そう考えると、

ただただ大変だったアレコレも、

意味のあることだったんだな～と思える。

「意味のない経験なんてないよね」

の、10年後の正解としては、

「意味のない経験は山ほどあるけど、

それを後から意味のある経験にすることはできる」

っていうのがちょっとわかってきた！

「意味のない経験はない」って言ってもいいけど、

「同じ失敗を繰り返してもいい」、

という意味ではなくて、

「経験から学ぶことができた時、その経験は意味がある」

という意味で使えたらいいな。