『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

芝生の斜面をごろごろしない子

2020年11月07日 | 考える日々
こないだ、山に行った時、
あまりの気持ち良さとちょっとした反抗心で、
中2の子どもが、枯草だらけになりながら、
芝生の斜面をごろごろ転がった。

それを見ていた小さな子どもが、
あっちでもこっちでも、ゴロゴロやり出した。
小さいから、身体もやわらかくて、回転も速い!

どこまでスピードを出せるのか、
足を広げたらどうなるのか、
進行方向に見える石を避けるには身体をどう動かせばいいのか、
止まるにはどうしたらいいのか、
うわ~早い! もう何も考えられませ~~~ん!!

で、下の方に設置されている
ドッグランの仕切りのネットにひっかかって止まったら、
すかさず立ち上がって、また山の上に走り出す。
何度でもぐるぐる転がって遊んでいる。
どの子も、はじける笑顔で、全身で楽しんでいる。

その中で、
オシャレな服を着せられた男の子が一人、
アート作品を鑑賞するママに手をつながれたまま、
ごろごろ遊ぶ子どもたちをじ~っと見ていた。

「ボクもやる!」って言えばいいのに。
もしかして、服汚れるからってこと?

小さい人は、
親の気持ちをビビッドに感じちゃうから、
大好きなママの思いに沿うことが彼の誇りなのかも。
自分の思いよりもママの気持ちを優先する方が大事な、
やさしい子。

そういう子にとっては、
ちょっとくらい遊びたくても、
「ママはこういうの好きじゃない」って思えば、
ガマンする方がラクなのかもしれない。

でも、その子が漂わせている雰囲気が、
ドッグランの外で、リードをつけられたまま
中での楽しい大騒ぎを見ている犬と
ちょっとだけ重なったんだよね。

今日は、その子がママの気持ちに寄り添ってたから、
普段は、ママがその子の気持ちに寄り添ってて欲しいな。

だって、その子は
会場に点在するおもしろそうなアートも、ドッグランの犬も、
これっぽっちも見てなかったもの。




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