『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

シュタイナーおいしいとこ取り名言集が出ます

2020年01月25日 | シュタイナー
あれこれ、広すぎて全容が掴めない、
シュタイナーの活動領域。

有名どころでは、
全世界に広がっているシュタイナー教育、
あとは、ヴェレダの化粧品とか、
ビオディナミ(バイオダイナミック)の農業。
他にも、アントロポゾフィ医療や、
ベーシックインカムの経済、
言わずに済ませられなかった神秘主義…。

そんなシュタイナーの人生を、網羅的につかみ、
それぞれの分野の第一人者が
肝になる言葉を厳選して解説をした、
おいしいとこ取りの本。

でも、実は編者の竹下哲生さんが書いた中には、
ちょっと突き放した感がある、
不親切なページも混ざってるのよねー。
そこは、サラッと読んだだけでは、たぶん難しい。

最後の仕上げの段階で今さら、ではあるのだけれど、
発行者の高橋祐太さんと二人で、
「読者はそこまで読み込んでくれないんじゃないか」
「こだわりはわかるけど、読者にどこまで求めるかの問題で」
と、改心を迫ってみました(^^)。

が、が、が、
硬派な男、竹下さんは、
「読者を信頼するがゆえの確信犯です」
と、なかなか妥協しないのです。

う~ん、「サルでもわかるノウハウ本」
を作ってるわけじゃないから、気持ちはわかるんだけど、
そこまで突き放されたら、ついていけないぞ~。
パンでもクッションでも人あたりでも、
やわらかいのがウケる時代に、なんてハードボイルドな。

そんな竹下さんが、
3分の1ほど使って、シュタイナーの人生をたどる部分を書き、
各界の第一人者が、他の3分の2を寄稿。
「よくこんな人たちにお願いできましたね」という
豪華執筆陣のラインナップ。
なんて、贅沢な!!

寄稿者の職業を数えたら、何十にも及んでて。
つまり、
それだけ、シュタイナーの活動域が広いってことですね。

校正する立場で見たら、
表記の統一や、言葉狩りや漢字狩りに重点を置かず、
「中身を読み取れ!」というスタイルは、伸びやかで心地よい。

当用漢字しか使わない新聞雑誌は、
日本語の豊かさを限定しすぎだな~と思うから。
砒素でいいのに「ヒ素」とかさ。
逆に読みにくいわ、って。
あ、この話題は、この本に関係なかった。

えーと、そんなこんなで、
この本、もうすぐ出ます。「
ぜひ下記からご予約を!


▼ご予約、受付中です。(3月1日発売予定)


単行本:252ページ
発行日:2020年3月1日
著者:ルドルフ・シュタイナー
編著:竹下哲生
発行者:高橋祐太
校正:オキツ
SACS-BOOKS
価格:2400円+税


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