
巷では密に「ダーニング」というカワイイ繕い技が流行ってますが、
「使い捨てないで、直して使う方がいい」
という価値観の人が、少しずつ増えてきたのかな。
嬉しいなー。
さて、冒頭の写真。
結婚する時に親が作って持たせてくれて、
20年近く使っている座布団。
さすがに「もういいじゃん」とも思いつつ(^^;)。
でも、結構好きだし、代替品もないから、
必要に迫られて、という面もあるのですが。
~にしても、こういう仕事は、
ものを最後まで生かす真っ当さが心地よい。
一定のリズムで横糸が抜いてあるのが
地模様になってるんだけど、
その抜けているところから、
少しずつ破れてきました。
結構気に入ってるんだけどなぁ。
というわけで、お直し、お直し。
最初、黒で目立たないようにしてたんだけど、
目立たないようにして目立つのは、美しくない。
なので、いっそ、
思い切って目立たせてしまおう!と、
まつり縫い(っていう?千鳥ナントカだっけ?)をしてたら、
こんな風になりました。
あ、大きく穴が開いてしまったところには、
あまった布からサルを切り抜いてお連れした(^^)。
これからも、破れる都度、
裏布を当てて、コレで対応するのだろうか。
布自体が薄くなってきてるから、
どこまで対応できるのかわからないんだけど、
ちょっとずつ色のついた手縫いのラインが増えて行く予定。
うん、悪くないぞ。
前より気に入った。
これぞ、手仕事の醍醐味!
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