『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

キターーーっ、名言!! てか(^^)?

2020年08月07日 | 中学生と育つ


珍しく夫が早く帰ってきたので、
晩ごはんの後、ゴロゴロしながら、
「今日読んだ本、めっちゃ泣けたわ~」
という話をしていた。

本の趣味が全く違うので、
「読んでみる?」と言っても、
お互いに全然響かないのだけれど。

「孫とおばあちゃんが出て来て、
生きてる間は全然かみあわなくて、
死んでから少しずつ分かり合っていく様子が、
なんか静かに切なくて、やわらかくて愛おしくてさ~。
小川糸さん、全部読もうかなー」。

この日、読んでたのは『ツバキ文具店』。
こういう感じの泣け方(泣き方、ではない)は久しぶり。
塗れたタオルを絞る、という感じじゃなくてね。

乾いていることが当たり前だったタオルが、
ストーリーと共に気づかない間にだんだん潤ってきて、
読み進めるにつれて、もうタオルでは吸い取れなくなって、
余剰分の水がぽたぽた滴って「あ、泣いてる」と気づき、
心(タオル)がそんなに潤ったのだ、と知るような。

夫「オレ、そういう悲しいの苦手」
私「え、別に悲しくて泣くわけじゃないよ?」
夫「わざわざ悲しい話見て泣くことないやん」
私「泣くのって良くない?浄化っていうかさ。
また一緒にビリギャル見よう(←夫もこっそり泣いてた)」
夫「悲しいのは見たくない」

あのー、えーと、聞いてます?
まったく会話が噛みあってないんですけど~~~。

中身が柔らかいゆえに、堅い殻で守らないといけない心。
弱音を吐かずに働き続けるために堅くしてきたものを、
今さら「やわらかくしろ」って言われても難しい。
でも「鎧を着るクセがあるんだな」って意識できたらちょっと変わる。

家族的には、
何も言わずに一人でしんどそうな顔されてるより、
少しは弱音吐いてくれる方がいいのに、
そんなことも信じてくれてないもんなー。

なんか、そういえば、
今までの自分の人生の喜怒哀楽や
人の気持ちに寄り添って考えたりしてるのを、
あんまり見たことがないけど、大丈夫かな。

夏といえば、戦争を連想するし、
彼はそういうのにも関心薄い気がする。

私は、子どもの頃に歴史で習って以来、
「大人がみんながアホだったわけじゃないのに、
なんでああいう戦争になったんだろ」って、
ずっと疑問に思ってるんだけど。

今のところの答えは、
「まだ人が自由でなかったから」。
だからこそ、自分が自由になりたいと願う。
ワガママ言いたいからじゃない。

人と足並み揃えたがる。忖度する。人目を気にする。
愛や真実というような永遠の事より、
目の前の恐怖が自分を支配する。
WE じゃなくて Iで考えてしまう…。

動物との違いはわかってきたけれど、
人の人たるところって、何なんだろうなぁ。
私の私たるところって、何なんだろうなぁ。
私は何をしたらいいのかなぁ。何ができるのかなぁ。

そんなことを一人でつらつら考えているうち、
「…悲しいのを見たくなければ、
悲しい出来事に学ぶ必要があると思うわ」
という言葉が、口からポロリとこぼれた。

寝そべってスマホをいじっていた中2の子どもが、
「キタ~~~~っ、名言!!」と叫んだ。

うわ、ビックリした!!
何? 聞いてたの???
ってか、その言い方、めっちゃ笑える!!
重くなりがちな空気がフワッと軽くなったよ。

そうやって、友達と言い合ってるんだろうな。
中学生の間でどんな名言が飛び交ってるのか、
聞いてみた~~~い!!


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