分断された社会の中で、私たちは、いろんな経験を奪われています。大人でさえそうなんだから、子どもたちが、その時期にしておくべきことがすっぽり抜けちゃってたらイヤだな、と思います。中学生の子どもを見ていると、身近な人の言うことにはムカつくけど、尊敬できるオトナや、友達には、まだまだ手放しでリスペクト。自分の中学の頃も、大人の言動の中に保身や、ことなかれ主義が見えたら、その人の言うこと素直に聞けなかった . . . 本文を読む
「プロってさ~、お金もらうかどうかじゃなくて、本気で取り組む人のことなんやって~。そうやとしたら私は今日、話を聞くプロだった!」と中3の子ども。「テスト前なのに」とブツブツ言いながら参加したわりに、終わってみたら、晴れやかな顔でしゃべり続ける。考えてみたら、講演会やテレビ以外で、社会の一線で働く人の話を間近に聞いたのは初めてのはず。すごく新鮮な時間だったみたいで、お話してくださった内容を自主的にノ . . . 本文を読む
神戸シュタイナーハウスの今年度からの新企画「中学生のハローワーク」の第1回のご報告を。子どもクラスは、親や先生の言うことが最終回答じゃないことに気付いて、もっと広い社会に目が向いてきた中学生に向けて、いろんな大人がガチで生きてる姿に出会ってほしい、という願いで。トライヤルウィーク(職業体験)が中止になったのもあるし。大人クラスは、大人になると自分の好みの場所にしか行かないし、頭も固くなってるから、 . . . 本文を読む
生まれてから学校を出るくらいまでは、世界からモノも教育も愛も与えてもらえます。そして世の中に出て社会で鍛えられ、中年期を過ぎると、今度は自分から社会に何かを与えて行ける年齢になっていきます。そんな風に人生を大きく3つに分けて、それぞれ7年ごとに分けて整理し、振り返りながら、自分の人生のいろんなシーンに光を当ててきました。今回はこれまで9か月かけて見てきた自分の過去の中から、人生を貫くひとつのテーマ . . . 本文を読む
10年ほど前からブログでやり取りのあったステキな先輩に来ていただいて、去年から、ゲーテの認識論を学んでいます。その前に、神戸シュタイナーハウスの同じメンバーで、神智学の「認識の小道」を読んだり、自由の哲学を読んだり、実際に植物の観察をしていたこともあって、改めて、理論と実践との両面から、ものの見方を問い直してみよう、という時間になっています。「ゲーテの認識論」なんていうと…というか、 . . . 本文を読む
今回は人生の実りの時期、精神的な成長が課題となる42~63歳について、その時期の特徴や課題を7年ごと×3つに分けて見て行きます。そう。中年期を過ぎると、おいしいものを食べたり、スポーツを楽しんだりして、身体が喜んでいるのに、どこか満たされないのは、「精神的なもの」を求めている年齢に入ったから、…かもしれません。前回まではこちら①自分に学ぼう②人生を3段階に分けると③0~2 . . . 本文を読む
新年度、1学期のはじめの学校行事。それぞれの学年の保護者が、中学生活のスタートだの、職場体験だの、修学旅行だの進路だの、学年ごとに学校から説明を受ける。小学校の時に時々しゃべってた人が、中学校の親になって、偶然顔を合わせたり、同じ学年の子の親とも、久しぶりにしばしの立ち話をすること、何人か。ほんの数分ずつだけど、あの子がこんな風に成長してきたのね、って聞かせてもらったり、自分ちの子がこんな感じにな . . . 本文を読む
バイオグラフィーを学ぶことは、自分の人生の課題に向き合うこと。人生を大きく3つにわけたら、子ども時代から21歳くらいまでは、与えてもらっていた時代。そして大人になり、世間に揉まれ、社会の中でアタフタしながら鍛えられる21歳~42歳。やがて、それ以降は少しずつ自分から与えて行ける年齢になっていく。今回は人生の中でも最も大変な時期、21歳~42歳について、その時期の特徴や課題を7年ごと×3 . . . 本文を読む
シュタイナーは人生を大きく3つのステージに分け、それぞれ21歳までを「与えられる時期」、21歳~42歳までを「交流する時期」、42歳以降を「与える時期」と区切りました。もちろん個体差があるので、年齢の区切りはおおまかな目安です。前回まではこちら①自分に学ぼう②人生を3段階に分けるとその21年をさらに3つに区切り、7年ごとに区切ってみたのが、「第〇・七年期」と言われるもの。特に最初の21年間は、シュ . . . 本文を読む
ゲーテの認識論について学ぶ機会を作っていただきました。めっちゃおもしろい!!!本や論文を読んだり、実際に植物を観察したりして、自分で体験できる感じで。私、ちゃんと自分で周りを見てるかな?こんなに見てないんだ!!と、もう何度目かに気づくことになります。自覚症状としては、思い込みだったり、先入観だったり、決めつけだったり、一面しか見てなかったり、…見る目がもう、全然育ってない。とは思って . . . 本文を読む
人間は生まれてから死ぬまで、どのように成長・変化していくのか。20代から40代ってどうしてこんなに大変なのか。「50を越えたらラクになる」といろんな先輩が言っていたけどそれは本当か。老いる事はマイナスなのか。年を重ねてしかできないことは何なのか。今の自分は人生全体から見たらどんな課題に取り組む時期なのか。自分は何をするために生まれてきたのか。自分の人生を貫く背骨は何なのか…。人生の謎 . . . 本文を読む
子どもの頃に思っていた大人のようになっていますか? 私は思っていたのと全然違います。小さな頃は、大人って何でもわかっていて、何でもできるマルチな存在だと思っていたし、思春期の頃は、世界が理想から遠いのは、大人がサボっているからだと思っていました。そのくらい大人ってスゴイと思っていたのです。それなのに、大人になった自分がこんなにデコボコだとは! でも、自分を自覚するにつれて、デコボコな世界と少しずつ . . . 本文を読む
これまで「自分を育てる」をテーマに、」思考・感情・意志をバランス良く育てていく「6つの行」に取り組んできました。1回目 思考2回目 意志3回目 感情4回目 世の中を肯定的に見る5回目 先入観から自由になる今回で6回目、最終回です。最終回のテーマは「思考・意志・感情を統合して調和した自分を育てていこう」です。一体、何の練習をしたらそれが達成できるんでしょう。具体的には書いてないし、自分たちでも何に取 . . . 本文を読む
神戸シュタイナーハウスの大人クラスでは「自分を育てる」をテーマに、自分の思考・感情・意志を育てていく「6つの行」に取り組んでいます。1回目 思考2回目 意志3回目 感情4回目 世の中を肯定的に見る今回で5回目。今回のテーマは「先入観にとらわれずに世界に向き合う」です。目次「先入観」は経験の蓄積じゃないの???「先入観が目を曇らせる」例を考える先入観は何も見ていないのと一緒??1.「先入観」は経験の . . . 本文を読む
神戸シュタイナーハウスの大人クラスでは「自分を知る」をテーマに、自分の思考・感情・意志を育てていく「6つの行」に取り組みました。1回目 思考2回目 意志3回目 感情4回目の今回は、世の中を肯定的に見ることを通して、「思考」と「感情」を結ぶ練習をしていきます。目次心に残る言葉は「忘れてもいいんです」!?精神の瞬間の輝きは、一生を照らす練習。無理にでも寄り添ってみる懲りずに宿題1.心に残る言葉は「忘れ . . . 本文を読む