片道きゃっちぼーる

平凡な生活ですけど。

上野 かーらーの。

2012-05-03 22:25:50 | Weblog
出欠とります!Are you ready?背番号! 1 後藤光尊!


↑最近一番面白かったもの。
まあ、ももクロ知らないと面白くないんですけど。
オリックスバファローズの公式twitterはフリーダムでいいなあ。


ずっと更新してなくてすいません。
4月中はどうにも体調不良が続いてしまいまして。
風邪引いて、治って、またぶり返して、最終的には扁桃腺を腫らすという。
イカンなあ。
薬を飲んで寝ている時はひたすら、
『部屋にヒグマが入ってきたらどうやって逃げようか?』とか
『この状態でアナコンダに飲み込まれたらどうしよう?』とか
色々考えてました。



彰義隊をテーマにした上野さんぽだったにも関わらず、
一番見たかった旧寛永寺本坊表門が
まさかの改修工事でちらりとも見られなかったため、
消化不良のまま山手線に乗りこみました。

このまま家に帰るのももったいないなあ。
もうちょい、彰義隊関連の場所に行きたいなあ。
ふとそんな事を思ってしまい、山手線を降りて反射的に乗りこんだのは
都電荒川線。

路面電車自体は、何度か訪れた高知で乗ったことがありましたが
都内で乗るのは初めてでした。
でもワタシは電車よりバスが好きなので
特にテンションが上がることもなく…。(失礼)
線路沿いの街並みや乗っている人の様子は下町そのものなのですが、
ふと車窓から外を見るとサンシャイン60がキレイに見えました。

とりあえず降りたのは、鬼子母神。

漢字が出ないんですけど
最初の字は『鬼』じゃなくて、
『鬼』という字の最初の『ノ』の部分がありません。
読み方も、『きしぼじん』じゃなくて『きしもじん』。
お寺に祀られているのは鬼子母神(きしもじん)。
でも、都電の駅名は『きしぼじん』。

鬼子母神は元々、人間の子どもをさらっては食べていた鬼でした。
お釈迦様がそれを咎め、鬼子母神の子を隠してしまい
子を失った母の苦しみを知らしめます。
その悲しみで鬼子母神は心を改め、鬼ではなくなりました。
なので、『鬼』の字からツノが取れて、最初の『ノ』が無くなったそうです。

…って、こないだ『モヤモヤさまぁ~ず』で言ってました。
受け売りかい。

鬼子母神堂。

1578年に建立されたという、豊島区内最古の建造物です。
鬼子母神の御本尊は、室町時代の永禄4年(1561年)に
雑司の役にあった柳下若狭守の家臣・山村丹右衛門が
清土(文京区目白台)のあたりから掘り出し、
清土鬼子母神(別称・お穴鬼子母神)境内にある三角井戸、星の井のあたりで像を清め
東陽坊(後に大行院と改称、その後法明寺に合併)という寺に納めたものでした。
安土桃山時代の天正6年(1578年)『稲荷の森』と呼ばれていたこの地に
村の人々が堂宇を建てて、今日に至っています。
現在のお堂は、寛文6年(1664年)に加賀藩主前田利常の息女で
安芸藩主浅野家に嫁いだ自昌院殿英心日妙大姉の寄進により建立され、
その後現在の規模に拡張されています。

大公孫樹(オオイチョウ)。

イチョウ科で樹高30メートル、幹周8メートルの雄樹。
って、『モヤさま』で言ってました。
横着してないで、少しは自分で調べなさいよ。

鬼子母神から少し歩き、辿り着いたのは

面影橋。

江戸時代には山吹の名所として名高かったこの地も、
現在はとても静かな場所です。

山吹と言えば大田道灌。
にわか雨に遭った道灌が蓑を借りようと農家に立ち寄った際
出てきた娘が蓑ではなく山吹の花を一輪差しだしました。
道灌は腹を立て、家臣にその話をしたところ
それは後拾遺和歌集におさめられている兼明親王の
『七重八重 花は咲けども 山吹の実の一つだに なきぞ悲しき』
という歌に掛けて、
蓑一つ持ち合わせていなくてすいません的な粋な答えだったんだよと教えられ
自らの無知を恥じた…というエピソードは、
『道灌』という落語にもなっていますね。

その面影橋から少し北に入った所にあるのが、南蔵院。

江戸落語中興の祖・三遊亭円朝の名作『怪談乳房榎(ちぶさえのき)』の舞台となったお寺です。
主役の絵師・菱川重信がこの南蔵院の天井に
龍の絵を描くために住み込んでいる間に
弟子の磯貝浪江が重信の妻・おせきを寝取った上、
重信を殺害してしまいます。
やがて浪江とおせきの間に子・真与太郎ができ、色々あって
重信の亡霊とともに浪江を討ち無念を晴らす…という内容。
すごく長い噺です。
実は最後までちゃんと聞いたことはありません。

落語つながりでは、『らくだ』という噺にもこの面影橋が出てきます。
ラクダというあだ名の男が、フグに当たって死んでしまい
それを見つけたラクダの兄貴分・熊五郎が
たまたま長屋の前を通りかかった屑屋をこきつかって
ラクダの葬儀を出す…という噺です。
ラクダはもちろん、熊五郎もお金がないので
八百屋から無理矢理借りてきた菜漬樽を棺桶の代わりにしてラクダを押しこみ、
落合の火屋に知り合いがいるからそこで供養してもらおうと担ぎ上げ運んでいたところ、
早稲田のあたりで転んでしまい、そのはずみで菜漬樽の底が抜けて
ラクダの遺体が落ちてしまったものの、それに気付かす落合まで行き
火屋でようやくラクダを落としたことに気付き…というストーリー。
この、菜漬樽の底が抜けたのが、このあたりでした。

んで。
なぜ南蔵院に来たかと言うとですね。
ここに、彰義隊士の首塚が建立されているからです。


上野の山で戦死した105人のうち9人の首を埋葬した場所です。
何の案内も看板もない、小さな自然石。
刻まれた字もすっかり風化してしまっており
何も読めませんでした。

戦地となった上野から、こんなに離れた場所にも
彰義隊の跡が残っているんだなあ。

目立たない首塚に手を合わせ、帰路につきました。

この日、家を出たのが朝9時。
家に戻ったのが、夕方5時過ぎ。
その間、電車に乗っていた約1時間を除いて
ひたすら歩き続けた1日でした。
水筒に入れて持って行った紅茶を飲んだだけで
食べ物は一切口に入れず、ひたすら歩き続け。
その日の夜は足が痛くて眠れませんでした。
やっぱりバカなのね。


だらだらと続いた上野徘徊、ようやくおしまい。
近いうちにまた別の所を。

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2 コメント

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ももクロはいいですよね (なか@琉球)
2012-05-25 12:12:33
 おいらも好きです。
 ももクロ。
 自分は6人の最後の頃に知ったんですけどね。
 今年は紅白出れますかね。

 トップリーグの日程が発表されて、今年は琉球でサニックスVsトヨタの試合が開催されるのでうれしく思います。
 最近はなかなか秩父宮に行くことができなくて。
 サントリーにうちの小野が移籍しましたので応援してあげてくださいな。
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なか@琉球様 (halu)
2012-06-09 17:44:01
こんにちは。コメントありがとうございます。
ここクロちゃんは去年くらいからチケットが全然取れなくなってしまいました。
さいたまスーパーアリーナのクリスマスライブは取れたものの、それ以降はさっぱりです。
横浜アリーナ行きたかった…(涙)
西武ドームは自宅から近いので、何としても取りたいと意気込んでいます。
またお越しくださいね。
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