片道きゃっちぼーる

平凡な生活ですけど。

石神井公園 つづき。

2013-02-06 21:57:51 | Weblog
恵方巻きって、いつから関東に入って来たんすかね。
ワタシは基本的に流行り物が好きじゃないので今までは徹底してスルーしていたのですが
今年は買い物に出た際にたまたま見つけてしまったので、流行りに乗ってしまいました。

恵方巻きパン。

中はたまご。
別の店で買ったもの。

コンビニの納豆巻きのように
ノリが別になっていて食べる時に巻くタイプ。

中身はヒレかつ。

なんつーか、すごい食べにくいので普通のサンドウィッチのほうが良かっ…いやいや、商売って大変だなあと。


三宝寺池と石神井池の間に
練馬区立石神井公園ふるさと文化館という
キレイな建物があります。

パンフレットによると、
練馬区の歴史や伝統文化、自然などについて体験しながら学ぶことが出来、
観光情報も発信する新しい博物館…とのこと。

1階には、館の周辺で見られる鳥や昆虫、植物、練馬区の名所や散歩コース、伝統工芸などを紹介している
練馬情報コーナーが設置されています。
武蔵野うどんが食べられる食堂もあったり。
ネットで調べると美味しいと評判っぽいのですが
ワタシはうどんより蕎麦派なのでパス。
最近このブログの過去の記事をちらちら読み返してるんですけど、
ワタシ食べ物の好き嫌い多すぎじゃね?
反省。

2階には、常設展示室と企画展示室があります。
常設展示室では、土器などの出土品や工芸品、農業の資料など
練馬区の歴史や人々の生活の様子などを知ることができます。
でもまあ、練馬といえば練馬大根じゃないすか。
予想通り…というかなんというか、館内の3分の1は練馬大根スペースでした。

大根。

大根。

大根。
昭和の町並みも再現されていました。







この家の中は、置かれている物も全て昭和の雰囲気がぷんぷんしていました。

ふと見た棚の上には太陽の塔の小物が置かれていたり。
こういう雰囲気けっこう好き。

また、練馬と言えば東映の撮影所。
石神井公園駅と、お隣の大泉学園駅の間にあります。
説明によると、新興キネマ(東映の前身)東京撮影所が昭和10年に稼働が始まったものの
昭和17年に新興キネマが日活および大都映画と合併して大映になるとすぐに閉所。
戦後、昭和22年に東急の資本で株式会社太泉スタヂオが設立され貸しスタジオとなりました。
黒澤明の『野良犬』は新東宝がこのスタジオを借りて撮影したらしいですわよ。
その後太泉映画株式会社と改称し、昭和26年に
東横映画、太泉映画、東京映画配給が合併して東映株式会社を設立。
現在も撮影所は稼働していますが、シネコンやショッピングセンターも併設されていて
ワタシも普通に映画見に行ったりしています。
ここでエヴァ見たし。

で、ちょっと調べたら、大泉の撮影所の取締役って白倉伸一郎さんなんすね。
仮面ライダー響鬼のゴタゴタの時に2代目プロデューサーになった人じゃないすか。
ワタシは白倉さん就任前の響鬼が好きだったんですけど、
あれって、白倉さんが就任せずに高寺さんのままだったらどんな話になってたんですかね。

話が逸れてしまった。
その東映が、昭和30年代始めに導入した国産初期のアニメーション撮影台が展示されていました。

各段にセル画や背景画を置き、最上部のカメラによって撮影します。

セル画アニメスキーなワタシにとってはたまらない物なんですけど、
一枚一枚手作業で動かして撮影するって、ものすごい労力だなあ。

館を訪れた時、特別展として
『鉄腕アトム放送50周年記念 アトムが飛んだ日』
という展示をしていました。

日本を代表するマンガ家・手塚治虫さんは、
練馬区富士見台(石神井公園駅のお隣の駅)に虫プロダクションを創立しました。
ワタシはブラックジャックが好きー。
東映動画(現在の東映アニメーション)が日本初のカラー長編アニメ映画『白蛇伝』を制作したり
虫プロが連続テレビアニメ『鉄腕アトム』を制作したり…という歴史があるので、
練馬区はジャパンアニメーションの発祥の地としてPR活動を行っています。
現在も90社を越えるアニメ制作関連会社が区内に所在しているらしいすよ。

実はこのあたりはマンガ家さんもたくさん住んでて、
ワタシも、大泉学園駅の近くのパン屋さんで銀河鉄道999の松本零士さんを見かけたり
ファミレスでマンガ家さんと編集さんが打ち合わせをしている場面に出くわしたりしたことがあります。
古谷三敏さんが経営するバーが大泉にあったり、
女性マンガ家版トキワ荘・大泉サロンがあったのも練馬区。
『あしたのジョー』のちばてつやさん、
『うる星やつら』『らんま1/2』の高橋留美子さん、
『ど根性ガエル』の吉沢やすみさん、
『ななこSOS』『失踪日記』の吾妻ひでおさん等も練馬区在住と聞いたことがあります。

また、マンガ家さんが多く住んでいるため、練馬区を舞台にした作品も多いらしいすよ。
高橋留美子さんの『うる星やつら』『めぞん一刻』『らんま1/2』。
あだち充さんの『タッチ』『みゆき』『H2』『ナイン』。
ゆうきまさみさんの『究極超人あ~る』『鉄腕バーディ』。
『がきデカ』『ドラえもん』も、舞台が練馬区だと思われる描写が随所に見られるそうです。
アニメでは、『デジモンアドベンチャー』は練馬区光が丘が物語の始まりになっています。
まあそんなカンジで、練馬区はマンガ・アニメに縁の深い土地だということもあり
この企画展が開催されたそうです。

展示室では、手塚治虫さんのマンガ原稿はもちろん当時のセル画も多数展示されていたり
アニメ『鉄腕アトム』の第1話がノーカットで上映されていたり。
狭いスペースでの展示でしたが、ワタシは面白かったです。
3月24日までやってるらしいすよ。

そんな、石神井公園ふるさと文化館のお隣にあるのが池淵史跡公園。
旧内田家住宅と看板が出てたんですけど、戦前の茅葺き屋根の民家が復元されています。

建物の内部にも入れるらしいのですが、ワタシが訪れた時は
ちょうど中でイベントをやっていたため外観のみ。
その奥には、縄文時代の竪穴式住居の跡。

江戸時代に造られた馬頭観音や

同じく江戸時代の力石も。

色々な時代のものが園内にゴロゴロあるので
なんか不思議な公園でした。


メインは次回じゃっ。


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