片道きゃっちぼーる

平凡な生活ですけど。

六本木・青山。

2013-03-01 12:04:15 | Weblog
先日ニッポン放送で、オールナイトニッポン放送45周年記念として
45時間特番がオンエアされていました。
ビートたけしさんや中島みゆきさん、松山千春さん、笑福亭鶴光師匠、
福山雅治さん、西川貴教さん等等、かつてのパーソナリティが2時間ずつ番組を担当していました。
ここ数年、深夜放送はすっかりTBSラジオのJUNKに鞍替えしてしまったのですが
高校生や大学生の頃はANNリスナーだったので、久々にニッポン放送を聴いてみました。
まあ、ワタシが学生時代にリアルタイムで聴いていたのは電気GROOVEと松村邦洋さんと
今でも続いているナイナイくらいだったんですけど。
さすがに45時間聴き続けるのはムリなので飛ばし飛ばしだったのですが
全部聴いたのは、たけしさんと、古田新太さんと、あと鶴光師匠プラスオードリーさんの3番組。
鶴光師匠とオードリーさんの時、結構な時間を割いて『芳賀ゆい』について話していました。

芳賀ゆい Wiki

芳賀ゆいにそんなに時間かけるなら、企画発案者の伊集院光さん呼べばいいのに。
過去に色々揉めたってのは一般リスナーにも漏れ聞こえてはいますが
せっかく45周年っていう区切りの記念放送なんだから、そういう英断してもいいんじゃね?って。
まあ会社の面子もあるし難しいんでしょうけど。
ラジオは下火だ何だと言われている今だから、呼ぶ意味があると思うんだけどなあ。
…なんてことを、一リスナーは思いました。
あと、久々に聴く古田新太さんの声が相変わらずカッコよくて良かったです。
客演が増えてからほとんど行かなくなっちゃったけど、新感線の舞台観に行きたくなっちゃった。


ちょっと見たいものがあったので、久々に六本木に行ってきました。
ギロッポンですよギロッポン。
とは言え、ワタシがよく来ていた、もとい、連れて来てもらっていた、いや、
正確には当時の師匠のお供として付いて来ていた頃とは
だいぶ様変わりしてしまっていたので
地下鉄の駅を出た途端、方向がさっぱり…。
もっとも、当時は車で来ることが多かったので
大きな道しか分かんないんですけど。

六本木ヒルズ。
つば九郎先生の真似をするならば、ぎろっぽんず~ひる。

東京ミッドタウン。
ミッドタウンは美味しいケーキ屋さんが何軒か入っているので
友達が一緒の時は時々寄ったりします。
そういうとこのケーキって見た目もキレイで美味しいけど、お高いのよねえ。

ワタシが行きたかったのは、ここ。

国立新美術館。
こちらで2月13日から24日まで開催されている、
第16回文化庁メディア芸術祭の受賞作品展を見に来ました。

アート、エンターテインメント、マンガ、アニメーションの各部門での
受賞者の作品が展示されています。

アート部門の大賞を受賞した
Cod.Act(Michel DECOSTERD/Andre DECOSTERD)のPendulum Choir。

お恥ずかしい話なのですが、ワタシ、こういう
芸術だの何だのって、全然分かんないんですよね。
博物館は面白くて好きだけど美術館はよく分かんないし。
会場まで行って何を言ってんだか、ってカンジですけど。

そんな、芸術にとんと疎いワタシがぎろっぽんまで来たのは
毎月欠かさず読んでいる上単行本まで揃えているくらい好きな作品が
マンガ部門で優秀賞を受賞しており、
受賞作の原画などが展示されているからでした。

『ましろのおと』(羅川まりも)

少年誌というカテゴリに属していながら実際に読んでいるのはおっさんばかりという噂の
月刊少年マガジンに連載されている作品です。
三味線奏者の主人公・雪(せつ)が自身の師匠でもあった祖父の死をきっかけに
自分の奏でる音と周囲の期待や反応に苦悩する…というお話。

おっさん向けのマンガ雑誌に似合わない、いかにも少女マンガ的なキラキラな絵柄なので
月マガを買うとまず最初に読むのが『なんと孫六』なワタシは
連載当初は絵柄的にあんまし受けつけなかったのですが(ごめんなさいごめんなさい)
読み進めていくうちにストーリーに引き込まれてしまい、単行本まで買うようになってしまいました。
ちなみにこの作品は、2012年に講談社漫画賞を受賞しています。

モノクロの原稿が、確か30枚くらい。

デジタルの原稿が多くなってるみたいだけど、
ワタシは古い人間なので
こういうアナログな原稿見てるとすごい楽しいんすよね。
線の繊細さや美しさとか、細かいトーンの使い方とかは
ずっと見てても飽きないなあ。
他の展示物は、月マガや単行本の表紙になったカラー原稿が3枚。
29話のネーム。

ノートに鉛筆描きの設定画が数枚。

そしてカラー原稿のラフ画。
単行本7巻の表紙の絵です。
はっきり覚えてないんですけど、この絵って
本誌では表紙か中表紙になっていたような…?
こういうラフが

こうなると。

やばい。
楽しい。

そして、会場をフラフラしていてもうひとつ目についたのがコレ。

ガンダム~。
これは『機動戦士ガンダム めぐりあい宇宙』のポスターの原画の複製。
メカデザインの大家・大河原邦男氏がアニメーション部門の功労賞を受賞していました。
ワタシはロボットがカッコいいとかカッコ悪いとかよく分かんないんで
どちらかというとデザイン重視の出渕裕さんのほうが好きなんですけど(ごめんなさいごめんなさい)
でもやっぱ、子供の頃から見ていたアニメのデザインを手がけた方ですからねえ。
で、さっきちょっと調べてみたんですけど。
アニメに詳しくないワタシにとっては大河原さんってガンダムのイメージ強かったんですけど、
ヤッターマンとかガッチャマンとかボトムズとかドラグナーとかバイファムとか
グランゾートとかダ・ガーンとかレイズナーとかガオガイガーとかグラヴィオンとか、
とにかくワタシでも知っているような数々の有名なアニメに出てきたメカを
デザインされていたんですね。
無知で申し訳ない。

ガンダム。
説明によると、初代のガンダムを1994年に新商品開発用に
ディテールアップしたデザイン画だそうです。

こちらはザク。
横から見た姿はけっこうシンプルなんすね。

ホワイトベースの内部。
ちっちゃくて見え難いんですけど、絵の中には
ガンダムとガンキャノンとガンタンクが描かれています。

ハロ。
ロボットに興味ないワタシでも、ハロはかわいいから好きー。
ピンクとかオレンジとか色々出てきたけど、やっぱりいちばんオーソドックスな緑のハロが好きー。

国立新美術館を出て、星条旗新聞社やHARDYBARRACKSなどの
在日米軍施設のある星条旗通りを抜けて、六本木通りへ。

西麻布の交差点の所にあるホブソンズ。
六本木や赤坂で仕事があった時は、帰りに寄り道して
ここでアイスクリームを食べて帰るのが楽しみでした。
でもまあ、こういうのの写真を撮っちゃうとか、田舎者丸出しっすね。
そのまま六本木通りをまっすぐ進んで
高樹町交差点のところにあるフジフィルムの本社ビルの角を曲がり骨董通りへ。
コシノジュンコの本社やらニッカウヰスキーの本社ビルやら
根津美術館やら生け花の小原流会館やらを眺めながら歩いていき、
246とぶつかる南青山交差点に見えるのが

商業ビルのAo。
シャレオツなビルですなあ。

交差点からすぐの所に、『みなみけ』の原画展を開催しているオーバルビルがあるので
1Fのカフェでひとやすみしてみました。
寒い中ふらふらと30分近く歩いてきたので
何か温かいものを…と、期間限定で出している原画展と連動したメニューの中から
『みなみけ』三姉妹のキャラクターカプチーノを注文しました。

ワタシは長女スキーなので、注文したのはもちろんハルカ。
冷え切った身体に長女が沁み渡るわぁ。
国立新美術館でもらったメディア芸術祭のパンフレットを見ながら
カプチーノをいただいていると

ハルカが心霊写真のようになってしまった…ハルカさん怖い。

せっかくここまで来たんだし、と
このビルの2Fのギャラリーで『みなみけ』原画展をもう一度見てきました。

入場プレゼントのコースターは次女。
この次女、かわいい。
でも、コースターのキャラクターを週替わりにするなら
展示する原画も週替わりにして欲しかったなあ。
『ましろのおと』の原稿を見た直後に見る『みなみけ』の原稿は
やっぱり白かったです。


次は、スーパーメジャーな古典落語のネタにもなっているお寺に行くぞ。


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