馬鹿にされる。

丸一日しゃべり続けると、軽い酸欠になりそう。


この時期の学習塾は、受験を控えた生徒たちで教室があふれ返ります。
大学受験の高３生や高卒生、そして高校受験を迎える中３生が中心ですが
中学受験を控えた小６生も数多く在籍しています。
最近は特に、公立の中高一貫校があちこちに作られているため
そこを目指して勉強している生徒がとても増えてきています。
ワタシの働いている教室では、中学受験生は朝１コマ、午後１コマ、夜１コマと
それぞれ１時間半の授業が組まれているのですが、
さすがに小学生に１日４時間半の授業は厳しいものがあり
３コマ目ともなると、授業の半分は雑談になってしまいます。

「先生は何座なの？」
へびつかい座だよ。
「なにそれ～。そんな星座ないよ～」
昔はあったんだって。
他の先生に聞いてみそ。
まあ、いつの間にか無くなっちゃったけど。
「え～、じゃあ先生の血液型は何型？」
……………O型。
ボケられなくてごめん。
朝から勉強している子どもたちも疲れていると思うのですが。
ワタシも朝から、中学生や高校生の授業をみちっと入れられているため
しゃべり続けているわけです。
しかもこの授業の前は、大学受験の数学の
過去問解説の授業を行っていたため、疲労もMAXですわね。
返事のキレが鈍るのも仕方がないではないですか。

そんなワタシの疲労困憊っぷりを悟った小学生は
もちろん容赦なく攻めてきます。
急になぞなぞとか出してくるんすよ、あいつら。

「お店やさんがテニスをする日は何曜日でしょうか？」
………………お店がお休みの日。
「違うよ。こんなのも分かんないの？
先生、頭悪いんじゃないの？」
ううう、自分の半分以下の年の子にバカ扱いされてしまった。

で。
明日の授業までにこの答えを考えて行かないと、
ワタシは宿題忘れで親にチクられるらしいですよ。




ごめん。
授業中は黙ってたけど。
ウチの両親は今、海外旅行中。