JUN ROAD Ⅲ ~ラテン系半島人~

アナタがかつて 描いた「その日」共にHuntしてまいりましょう !

因果な生業だって百も承知だけど

2019年08月28日 | 日記・エッセイ・コラム
昨日、ある若者がOD(薬の過剰摂取)にて緊急入院
かろうじて一命を取りとめた

彼が入院したとは聞いていた

その時は 久しぶりに外で身体を動かしすぎて
いつも以上に疲労を感じた分
頓服(身体の調子を崩した時に服薬する薬)を飲みすぎて
意識がもうろうとして運ばれた
そう思っていた

実際は 先に記した通りだった

その若者は つい昨日まで 
意欲的で 自らの展望を見出そうと前向き
僕には そう映っていた

死ぬ人は
「もう明日死にます」 「死にたいです」
そんな言動やオーラをまとって
死ぬとは限らない

別れ際 笑顔で 明日がくるのを楽しみに
そうとしか見えない最後で
自ら命を絶っていることが 後日あったりする

現実として それがある
この歳になると さすがに 
身をもって知っている

先の若者が 死を選ぼうとしたこと
「あぁ、それもあるかもな」と納得はできる

しかしながら・・・

ふざけんな! と
腹をたてている自分もいる

つきなみかもしれないけど
1日でも長く生きたいと そう切に願いながら
旅立つ人は この世の中 五万といる

一方 自ら命を閉じる人もいる

世の中は不条理に満ちている
それくらい 分かってる

でもさぁ
簡単に「死のう」なんて思うなよ

貴方が死んだら
どんだけの人が 嘆き悲しむと思ってるの?

私にはそんな人はいませんとでも?

親に裏切られ 友人もおらず
自分を想ってくれる人はいませんと?

僕は生業として 貴方を支えているけど

貴方が死んだら 
「あっそ 死んじゃったのね」と
簡単に割り切れると思っていたら 大間違い

僕は 支援者だけど 
それ以前に ひとりの人間なのです

誰かに 
喜んだり 怒ったり 悲しんだりする
貴方に対しても同じなんです

だから 貴方が
たとえ 誰にも想われていないって
そう言い張っても

ここに ひとり いるんだよ!!!

だから死なないで 
とも言い切れないかぁ・・・

貴方が真っ向から死を選んだら
僕には それを止める術はない

とても苦しいことだけど
貴方が 自らの意志として そう決めたのなら 
生業の矜持として それを受け入れよう

だけれども

安易な気持ちで 死を選ぼうとしたのなら
それは 絶対に 間違っているって
僕は伝えたい

あきらめるな

しんどい時 死にたくなった時は

僕じゃなくったって良いから

貴方が身近と思える人に

迷惑かもなんて ああだこうだ思わんと

しんどい! 死にたい! って言ってくれないかなぁ

心から そう願います