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On a bench ブログ

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 毎日毎日、たくさんのCDやLPを聴いて過ごしております。

聴いたCD John Adams : Road Movies

2019年11月11日 | 現代音楽
Road Movies
John Adams,Nicolas Hodges,Rolf Hind,John Novacek
Nonesuch

〔曲目〕
 ・Road Movies
 ・Hallelujah Junction
 ・China Gates
 ・American Berserk
 ・Phrygian Gates

 これは、ここ数日何度も聴いたCD。

 例によってのジャケ買いではあるんだけど、ジョン・アダムズという作曲家が、けっこう名前をよく見るわりにこれまで全然聴いたことがないなあと思ったのが拾ったきっかけ。それに、ジャケの印象では、少なくとも難解でダークな感じではないような感じだしで。

 で、実際に聴いてみると、これが予想外に聴きやすい。このCD、内容的にはピアノを中心とした作品集で、最初の「Road Movies」がヴァイオリン+ピアノ、次の「Hallelujah Junction」がピアノ2台、その後の3曲はピアノ独奏と、「Road Movies」を除けばほぼピアノ曲だけ、という構成(だたし、ジョン・アダムズの作品中では、ピアノ曲はあまり多くないみたい)。

 そして、曲調的にはミニマル基調ではあるけど、短い音型が果てしなく続くというようなものではなく旋律の変化も多くて、非常に「普通の曲」っぽいというか。そして、何よりその雰囲気が、非常に明るくて爽やか。抒情性みたいなものもあるし、すごく親しみやすい。ほかのミニマル作曲家たちに比べて、ずっと近づきやすいという感じです。

 とはいえ、まだこの1枚を聴いただけなので何とも言えないんだけど、「Road Movies」はトラベル・ミュージックということだし、Hallelujah Junction」もカリフォルニアとネヴァダの州境にあるトラック・ストップ(=ドライブイン)の名前だということで、作品の背景に20世紀アメリカの(車)社会みたいなものが含まれている世界でもあるのかな。一番の小品ながら、China Gates」なんか、かなり美しいです。

 以下、Youtubeで動画見つけたので、何曲か貼ってみました。

Road Movies: I. Relaxed Groove

Road Movies: II. Meditative

China Gates  

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