どうも、皆さま。ジローです。
このところ連続してグルジア音楽関係のYouTube動画をご紹介しているこのブログ、今日はCDでも動画でもよく見かける超名曲、「Ceduri Mravaljamieri」をまとめて取り上げてみようと思います。
実はこの曲名、ふだん見かけるのはこの曲が多いので、最初は単に「Mravaljamieri」なのかと思ったのですが、今回いろいろ動画を見ているうちに、この曲名にはいくつか種類があるらしいと気づきました。恐らく、正確には「Ceduri Mravaljamieri」と言われるのだと思います。
また、「Mravaljamieri」という単語ですが、曲名の後に英語で「many years」と説明していることもあるので、そういう意味なのかもしれません。手持ちのJVCの国内CDの解説によれば、これは歓迎や長寿を願う際の乾杯の歌だそうですが、非常にゆったりとしたテンポでおおらかに歌い上げられる歌で、聴いていてもいつも心が温かくなります。
そして気づいてみれば、歌詞はほとんど「Mravaljamieri」を繰り返しているだけ。グルジア語が分からなくても、これなら歌えるかもしれません(あまりにゆっくりしているので、テンポをあわせるのが難しそうですが)。
以下、これまでに見つけた中で気に入ったものをご紹介します。
これは静止画なのが残念だけど、非常に音質もよく厚みがあってすばらしい録音だと思います。途中に出てくるグループの人が歌っているのでしょうか。
Ceduri Mravaljamieri / ცედური მრავალჟამიერი
こちらはグルジア音楽の動画を探していると非常によく出てくる青年のグループ。単なる個人的な推測だけど、もしかしたらマルトゥベのOBを中心としたグループなのかもしれません。
YouTube: Polyphonic singing in Republic of Georgia
こちらは以前にご紹介したものだけど、やはりこういう普段の生活の場でこの歌を歌う場面の映像が見れたという感動が大きく、大好きな映像です。
それと、以前はまさか「Mravaljamieri」と曲名で検索するといくつも動画がヒットする、などという幸福な状況が訪れるとは夢にも思わなかったので、曲名自体さえよく覚えていなかったものでした。
YouTube: Ansambli "Martve" Ramdenime Taoba
こちらはグルジアで非常に有名な少年合唱団「マルトゥベ」の動画。なんだか非常に大きな舞台で大人も混じっているので、創設何十周年とかの記念式典のような催しなのかもしれません。
しかし、そもそもマルトゥベのこうした動画が見れるということ自体が、個人的にすごく感動もの。昔JVCのマルトゥベのCDを聴いて、こういう文化が根付いているグルジアという国を非常にうらやましいと思ったりしたものです。
そして、この大事な舞台のラストを飾るにふさわしいのが「Mravaljamieri」という曲ということなのでしょう。
YouTube: Georgian church choir is singing "mravaljamier"(many years)
次は、説明によると教会の合唱団の人たちの映像。ちょっと雑音があっていい環境とはいえないけど、女性中心の合唱というのが少ないので貼ってみました。これ、どうもドイツのミュンヘンのレストランらしいけど、やっぱり外国のレストランでもグルジア人は歌うんだなあ。
YouTube: Ansambli Sagalobeli - Ceduri Mravaljamieri
次は、小さい子供たちによる演奏。今のYouTubeでは、こういう子供の演奏もちょこちょこ見かけることができるのがうれしいところ。たくさんの大人たちが取り巻いて見ているのが微笑ましいです。それと同時に、こうしてこの曲を聴いていると、こちらもなんだか幸せな気分になってくるような気がします。
YouTube: Phazisi - Ceduri Mravaljamieri
最後に、こちらも静止画になってちょっと残念ですが、ちゃんとした録音で捨てがたかったので、貼っておきました。よくまとまった演奏で、浸ってしまいます。
以上、・・・いやあ、素人っぽい演奏もこういうプロっぽい演奏も、この曲はどう歌っても素晴らしい名曲だと思います。名曲「Mravaljamieri」、バンザイ。
私の合唱団のメインレパートリーです
Mravaljamieriを実際に歌っているとはすごいですね。ぼくも、ときどき口ずさんだりしています。