諏訪紀行１：ガラスの森美術館

　諏訪にはたくさんの博物館や美術館がある。もともと長野県は日本一、公民館と美術館が多い県なのだけれど諏訪は、諏訪湖をぐるりと回って方向によって変わる景色を見ながらいろんな美術館に寄ることが出来る。
　老舗である、北澤美術館の新館はガラス館を併設している。アールデコの巨匠エミール・ガレ、ドーム兄弟の作品を始めとしてガラス芸術の最高峰を展示してある。ルネ・ラリックの作品もあって、バカラの販売もしている。結構ツウ好みのコレクションなのだ。もっともっとツウっぽくゲットな感じでも良いくらいだ。もっと徹底的にコレクションを増やして欲しいくらいだ。美しい作品が際立つようにライティングも工夫してある。
　興味をひいたのはパリ万国博覧会の様子を描いた写真だ。アールデコということばが世に出たきっかけになったこのときに巨大なガラスの噴水を作っている。噴水の周りでは紳士淑女が語り合ったり、噴水を眺めている。どんなに珍しかっただろう、この人々はいつまでも飽きずに眺めていたんだろうな、と思いながらこの写真を見た。この写真が額に入っていたら、部屋に飾りたい。
　ところがHPずいぶん探したけれど関係の文献が出てこないんだよな。