小さな世界に限りなく接近して大きく写すマクロ撮影では、焦点が合う範囲が狭くなります。
写したい箇所だけが鮮きれいに映り他の部分や背景などはぼかされて、それはそれでいい写真となることもあります。
ただ、商品画像としてのアクセサリーや、昆虫や花をマクロ撮影するときなど接近して被写体全体に焦点が合った鮮明な画像を撮影したい時があります。
そんな時に使う技法が、フォーカススタッキングと呼ばれる多焦点合成撮影です。
これは、焦点を少しづつずらして撮影し、焦点のあっている部分を合成して完成させる方法です。
昆虫の撮影で、左側は頭の部分に焦点を、右側は羽根の部分に焦点を合わせています。
それを合成すると下の画像のように全体に焦点があった画像が出来上がります。
⇒Peta Pixel
ニュージーランド パーマストーンにある工科大学UCOLの講師トリシア・フォークナー(Tricia Falkner)は卓越した写真技術者で、昆虫の標本をマクロスタッキングを使用して、鮮明に映し出しました。
⇒UCOL
彼女は焦点を0.5mmづつずらし、肉眼では確認できないような細部まで見事に映し出したのです。
⇒UCOL
⇒stuff
細部まで理解することにより、次のステップ、クリエイティブな領域へ進むことができると彼女は言います。
これらの画像は教育の一環なのです。
技術と理念があってこういった写真が撮影されるのです。
ニュージーランドは、日本と同じ島国で、面積は日本の3分の2ほどです。
ただし、人口が違います。
日本の人口は1億2千万人強
それに比べてニュージーランドの人口は、なんと500万人(今年の5月に500万に達したと報告されました)
東京だけで人口が約970万人ほどですから、国の人口密度の余裕の度合いは比べようがありません。
国土は日本より狭いですが、空間の実感はとても広く感じるはずです。
UCOLは世界中から留学生が集まっているようです。
ニュージーランドは温暖な気候で、山も多いのでスキーも盛んです。
⇒ニュージーランド留学センター
ニュージーランドのコロナ感染はほぼ落ち着いた状態のようです。
11月28日時点 新規感染者3名で合計69名となっています。(⇒MINIstry of HEALTH)
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