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漂流の果てに

2020-09-16 20:58:28 | ◇ トピックス          

東日本大震災から9年半
被災地の岩手県宮古市から漁業用のコンテナが、沖縄県石垣島の海岸に漂着しました。
見つけた人が驚きとともに寂しさを感じたと話したそうですが、わかりますね。



⇒NHK

台風の影響があったのでしょうか、他にも沖縄で釜石東部と書かれたカゴが流れ着いています。


⇒琉球新報

環境省の統計によると、東日本大震災による廃棄物の量は500万トンと推定されています。
その内、約350万トンが海底に沈み、150万トンが漂流しているということです。⇒環境省
想像もつかない数字です。
流された廃棄物は、家屋や自動車、漁船、防災林や漁業施設それにコンテナなどです。

震災1年後にコンテナに入ったままカナダの海岸に漂着したハーレイ・ダビッドソンが話題を呼びました。
後に宮城県在住の横山育夫さんの所有とわかりました。


⇒ライフバンクーバー

コンテナから搬出されたハーレー・ダビッドソン


⇒THE STAR

ハーレーダビッドソン社からの修理の申し出がありましたが、横山さんは自分だけがそうした申し出を受けるわけにはいかないと断り、日本からカナダへ約8000km漂流したこのバイクは会社の博物館に「TSUNAMI MOTORCYCLE」として展示されることになりました。


⇒Harley-Davidson museum

コンテナやバイクが話をできたなら、漂流している間の話も聞けた出しょうが、そうもいきません。
広い海で空を眺めての漂流を想像するばかりです。


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