おもいや

線香と数珠のお店

紙に触る

2020-07-18 20:55:38 | ◇ トピックス          

1926年創刊 今年で94年目となる日本で最も古い歴史を持つ総合カメラ雑誌「アサヒカメラ」が7月号で休刊することになりました。
最期のアサヒカメラ7月号


⇒BOOKウォッチ

角がきりりと立ったコート紙の本は、持った時の重みでわくわくします。
今やネットやスマホが当たり前のように普及し、簡単に撮ることも見ることもできますが、カメラ雑誌のページいっぱいに広がる写真の魅力を感じることができない。

しかし、現実はスマホの台頭で、誰もがカメラマンとして広がりを見せているのに反して、カメラ市場は縮小の傾向をたどってきました。
そして今回のコロナ感染。
雑誌の広告も減り、これ以上続けるのが難しくなり、やむなくの休刊となりました。

木村伊兵衛写真賞をはじめ、アマチュアからプロまで多くのコンテストを実施し、「嫌われない「撮り鉄」になるために!」などの社会派の記事なども掲載してきたアサヒカメラですが、休刊は残念なことです。

今後は週刊誌AERAの中で、一部が受け継がれるようですし、木村伊兵衛写真賞も継続されるようです。

第45回木村伊兵衛写真賞 受賞作品 (2020年アサヒカメラ4月号)


⇒美術手帳

パソコンやスマホももちろん触るのですが、紙に触る感覚とは随分違います。
現代は視覚が中心ですが、雑誌を手に取りページをめくる触覚も忘れてならない必要な感覚ではないでしょうか。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿