現在の将棋界は、19歳の若さで二冠のタイトルを獲得した藤井聡汰さんの出現で俄然注目を集めています。
⇒NHK
さらに、コンピューター将棋が人工知能(AI)を搭載しプロ棋士との対戦でも勝利を収めるまでになった時代に、AI将棋を活用して次々に新たな棋士が生まれてきています。
こうした背景の中、1983年6月、21歳2カ月で史上最年少で名人となった谷川浩司九段のインタビュー記事が興味深いものでした。
⇒DIAMOND ONLINE
幾つか記事の中から印象に残る言葉がありました。
『AIと人間の「感覚差」について、谷川は「目的地が近くても崖路」と「遠くても安全な道」』
『AIは判断した方向で行きますし、人間と違って危険な手についても不安になることもありません。』
コンピューターでAIが90%勝つと予測を出しても、それはプログラム上の最善経路で、人間にとっては不安やリスク、ミスなどがあり、一歩間違えば奈落の底に沿った崖っぷちの道なのです。
こういう場合、人間としては「遠くても安全な道」を選ぶので、AIとは違った経路になるということでしょうね、
AI表示が上部に出ています。
79%の勝利確率が表示されています。
ファンにとっては、やきもきしながら楽しめる数字です。
⇒DIAMOND ONLINE
時にはAI超えの指し手とも言われる藤井壮太さについて、谷川浩司九段はこう語っています。
「才能とは一瞬のひらめきのようなもので出てくるのではない(中略)。毎日毎日の積み重ねをそれほど苦にせず、自然に長期間続けることのできる力のことを指す」
努力することが才能、というわけですね。
どれだけコンピューターが進化しても、実際に行うのは人間ですから、そこの面白さがなくなれば興味は薄れていきます。
それぞれの棋士の方の個性を存分に発揮した将棋を見たいですね。
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