切り取られた風景

新潟県南西部の上越市
日本海から離れて山間部に向かうと牧区棚広新田があります。
この地域の風景を楽しんでもらおうと、５か所に特大の額縁を設置し先日スタンプラリーを行いました。（⇒上越タイムス）

特別な観光スポットなるものがなくても、豊かな自然が溢れる風景。
山や海、棚田や眼下に広がる市街地を見下ろしながらゆっくりと歩いていくと、心が鎮まり癒やされていくのを感じます。

設置された額縁を通して自然の風景を見ると、新たな気持ちで見ることができます。
額縁の内と外は連続していますが、連続していてもどこか切り取られたような不思議な感じです。

ただ自然の風景を見て回るより、額縁を設置してスタンプラリーとするという企画は、いいアイデアです。
目的ができると進んで行けます。



⇒上越タウンジャーナル

様々な目的を持った額縁が自然の風景の中で設置されています。

イギリス　ヨークシャー
子供たちに自然の風景のすばらしさを認識してもらい、大切にすることを伝えるとあります。


⇒ＲＳＡ

イギリス　ニュートンウッド
アーティスト”Ashley Jackson"の作品
枠には"FramingtheLandscape"というタイトルがあります。
また言葉が記されています。
“Many people look but only a few will see and feel its very soul.”
「多くの人は見るが、その魂を見て感じる人はほんの少し」という意味のようです。


⇒Out and About

同じくAshley Jacksonの作品
フレームの中の縮小された写真と周囲のマッチングで錯覚に陥りそうです。


⇒Yorkshire Live

これは家具
自然の中に溶け込んでいるのか、異物なのか
ワインでも飲みたい気分ですね。


⇒ArchiECHO

街中でもどこでも、額縁越しに見ると風景は変わって見えます。
持って歩くのは骨が折れますが・・・・