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くもり のち あめ

うしろ向き、うしろ向き、たまに、まえ向き。

お姉さんと甘えん坊

2009-07-06 15:44:34 | ねこ
実家にやってきた子猫たちはすくすくと成長している。

ミィはすっかりお姉さんの表情になってきた。
親バカかもしれないが、美人さんだと思う。

ミュウはすごく活発で暴れん坊だ。
遊ぶことが大好きで、部屋中を走り回っている。

シャッターチャンスも、落ち着きのあるミィの方が断然に多く、
しっかりとカメラ目線をくれるあたり、女の子っぽいなと思う。



ミュウは落ち着きがないから、写真を撮るのが本当に大変だ。
でも実はすごく甘えん坊なんだ。



おなかがすいてくると「ミャアミャア」鳴きながら、
なぜか私のてのひらに顔をうずめてくる。

すると「ゴロゴロ」と喉を鳴らして、
私のてのひらをチュウチュウと吸ってくるのだ。

「ミュウ!お母さんのおっぱいじゃないよ!」

と言ったところで理解できるはずもなく、
眠ってしまうまでず~っとそれを続けている。



ミィにはそういう仕草は見られず、
ミュウのとなりで我関せずで眠っている。

二匹それぞれ器を分けて食事を与えているときも、
ミュウは必ず食事の途中でミィの器にごはんを食べに行く。

「ほら!ミュウ!まだ自分のご飯残ってるよ!」

とミュウをもとの位置に戻すと、
また自分のご飯を食べ始めるのだけれど、
しばらくするとまたミィのご飯を食べに行く。
これを食事中2、3度繰り返す。

その仕草がすごく可愛くておもしろい。

逆にミィは黙々と自分のご飯を食べ続けている。

猫の性格もホント色々でおもしろいし、かわいい。



石田 衣良・著 『40―翼ふたたび』

2009-07-06 15:38:33 | 読書
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あまり実感はないものの、
ものすごく不況な世の中だ。

終身雇用の時代は10年ほど前から崩壊し、
何の仕事をして、自分の将来はどうなるのだろう、
いまの仕事は何歳まで続けるつもりなのだろう、
考えても、考えても、いつまでも答えの出ない問いを毎日のようにし、
なんとか暗い方へ行かないように自分を鼓舞し、
たまに「なんとかなるさ」と心が軽くなったと思ったら、
「日本に明るい未来が待っている気がしない。絶望だ」
と深淵に落ち、「こうなったら海外に永住するしかない」と考えたところで、
海外に永住する方法が、「国際結婚」ぐらいしか思いつかない。

私はどんな30代を過ごし、
40歳になったときどうなっているんだろう。

人生設計はあまりにも漠然とし過ぎているし、
周りの同学年の人たちは一体何を考えているのか気になる。

同じレベルで悩んでいる人もいれば、
もっと高い次元で悩んでいる人もいるだろう。

他人がどうこうとか関係ないかもしれないが、
自分一人ぼっちの世界ではなく、毎日何かしら他人と関わっているわけだから、
比べてしまうのも仕様がないと思う。

30代での経験が40代に活き、
またその先も然り。

失敗ばかりかもしれないが、
家族でささやかな幸せを共有して、
笑って暮せていたらいいな。

それだけでいいのに。



重松 清・著 『トワイライト』

2009-07-06 15:36:16 | 読書
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20歳そこそこの頃、私も小学校の同窓会があった。

小学校6年生の時に転校してしまった私にとって、
彼らとの再会は本当に久しぶりの出来事で、
非常に興奮したのを今でも覚えている。

みんなそれぞれに成長していた。

まだ学生の人もいれば、
小学校の先生になっている人もいた。

お肉屋さんを営んでいる人もいれば、
一級建築士を目指している人もいた。

昔の顔と結びつかないほど美人になった人もいれば、
自分の子供を連れてきている人もいた。

良い感じに大人になったなという人もいれば、
痛い感じの人もいた。

当時、可愛くてアイドル的な存在だった彼女は、
すでに結婚して子供もいた。

お酒に酔った彼女は私に、

「これ食べなさいよ。何?私のたこ焼きが食べられないっていうの?」

と言った。
他人に絡むタイプの酔っ払いだった。

時の流れを痛感した瞬間だ。

あれからさらに8年ほど時が経つだろうか。

あの同窓会の時に連絡先を交換し合った友人たちとは、
同窓会直後はまめに連絡を取っていたが、
気がつくと、もう誰とも連絡を取っていない。

地元で互いに成長しあった仲間同士にはない壁が、
私と彼らの間にあったのかもしれない。

それは私が作ってしまったものなのかもしれないが。

この作品のように、40歳の前にもう一度同窓会が開かれたら、
また違った心境になれるだろうか。

20歳のときの壁を壊せるだろうか。

壊せる壁と、それでも壊せない壁があるような気がする。