テッちゃん、安らかに…

我が家のお向かいの家のワンちゃん『テッちゃん』

間もなく16歳になる老犬で、介護が必要。

飼い主さんはずっと献身的な介護をされていました。

栞菜はテッちゃんの事が大好きで、

毎日のようにテッちゃんに会いに行っていました。

テッちゃんが病院で入院した時には、

私達も飼い主さんとご一緒させてもらってお見舞いにも行きました。

お散歩のお供もしました。

先週テッちゃんは自らでのオシッコが困難になり、

カテーテルを入れてもらう処置をしてもらいました。

正直、経験上このようになったらもう長くは無いだろう…と。

そして昨日夕方

テッちゃんに会いに行ったら、

目は開いているけれど意識は朦朧としている状態で

これはもう今晩か…という予感がしました。

けど、栞菜が優しく撫でる時だけ

『クーン』

って鳴くんです。

意識朦朧としている中でテッちゃんは穏やかな顔で。

それはもう本当に優しい穏やかな時間で…。

栞菜が帰って30分経つか経たないか

テッちゃんは静かに静かに息を引き取ったそうです。

全く苦しまずに眠っているかのように。

報告に来られ、私達は直ぐにテッちゃんに会いに。

まだテッちゃんは温かくて柔らかい。

栞菜は愛しそうにテッちゃんをずっと撫で続けました。

翌日火葬場に行くとお聞きした。

栞菜もどうしても大好きなテッちゃんとお別れしたいと言って聞かない。

すると一緒においでと言ってくださった。

可愛がってくれた栞菜ちゃんが一緒の方がテッちゃんも喜ぶから。

…と言ってくださって。

お言葉に甘えてご一緒させて頂いた。

出棺の際には近所の犬飼さん達がお見送りしに来ておられた。

本当に皆に愛されたテッちゃん。

幸せわんこだなぁ。


火葬の瞬間、どうしても涙がこらえきれなくて

飼い主さんより号泣してしまった…

待つ事小一時間。（実際はもっと短いだろうと思います）

骨になったテッちゃんと対面。

15歳なのに歯も全て綺麗に残っていて、本当に驚いた。

骨も割れる事なく綺麗に残っていた。

この年でそれはなかなか珍しいらしい。


テッちゃんを偲んで思い出話しながらランチをした。

でも飼い主さんは今日は１人でお家に居たくない…と、

今から飛び込みで温泉旅館に２～３日泊まって

温泉入ってゆっくりしてくるって仰っていました。

１人で大変な介護されていましたからねぇ。

体と心をゆっくり休ませて欲しいです。

テッちゃんには沢山優しい気持ちにさせてもらいました。

今まで本当に頑張りました。

どうか安らかに…



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