診療報酬引き下げについて

事務ではないので請求についてあまり詳しいことはわかりませんが…少し語ってみようかなぁと思います。

私にとって診療報酬は、技術料だと思っています。
手術や検査、診察、処置などの請求は薬や使用する物品代だけではありません。
その技術料も含めてひとまとめでの請求になります。
その診療報酬が引き下げになるということは、私達の技術料が安くなるという事です。
医療の物品は安く収められるものは安くというふうに考えてはいますが、それにも限界があります。
ひとまとめの請求になるけれども、患者さんの要望や患者さんへの作用・副作用にも対応しなければなりません。


私達は日常的に人の命に関わる事を行っています。
その中でも「ヒヤリ」とすることや「ハット」することがたくさんあります。
こういうことは私だけでなく、医療者全員が体験している事です。
そして落ち込んだり、逃げ出したくなったり…
それでも私達は寿命の縮む想いで対処し、謝罪し、勉強し、立ち向かっています。
プロである以上、「知らなかったから…」、「うっかり間違ってしまった」、「説明と同意をしなかった」では済まないからです。
この業界で勉強していない人はいないと思います。
講演・講習に参加したり、参考書で勉強したり、みんな時間とお金を使って勉強しています。
みんな仕事をしている中で悩んで不安を抱き、解決しようとして努力しているのです。
治療方法から患者さんへの対応まで…


私達看護師のお給料は、夜勤をしなければOLとあまり代わりません。
介護士のお給料はきっともっと安いでしょう。
それでも診療報酬を引き下げるんだなぁと思いました。


私達の資格はそのくらいの価値しか無いんだなぁと思いました。
私達の仕事ってそのくらいの価値しかないんだなぁと思いました。


政府の人たちに言いたい。
日進月歩の努力、やめてもいいですか？

目の前の患者さんに対して、実際そんなことはできないけどね＾＾；
だって私達がこの業界に入った志は助けたいという気持ちだから…