ふくと考えるネコと生活

ネコの生活・食事・健康・病気などについて。

ねこぶくろ

2008年01月31日 00時26分19秒 | 日々の生活
2008年1月31日(木)

 ルーさんというヒマラヤンの子が、もうどうしようもなく紙袋を愛して止まないという記事を読んで、大いに好奇心をそそられた飼い主。
早速、ふくにも紙袋をプレゼント。
ややっ、入りました。
そしてそこで眠りにつきました。
お気に召していただけたようです。
ネコってみんな紙袋が好きなんですかね。

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エコツアー・・・

2008年01月26日 15時35分43秒 | 日々の生活
2008年1月26日(土)

 ぼくは東京のある旅行会社に営業職として勤務している。今年で勤続年数は11年目に突入した。主に海外旅行の造成や提案、手配・販売などをさせてもらっている。

 そんな中、今年初めに『食農教育』というテーマで旅行を企画するようにある団体から依頼があった。

『食農教育』のテーマは、

「食と農と地域と自然の関わりを重視し、農産物や「いのち」を育み、成長していく過程を大切にしながら、「食」の尊さや、それを支える「農」を正しく、楽しく学ぶ。「いのち」の根源となる「食と農」を学び、健やかな次の世代を育むために」というものだそうだ。

 ところで、最近のパッケージツアーは、単に物見遊山のいわゆる「旅行」に飽き足らず、体験型ツアーや学ぶツアー、ボランティアツアーなどが多くなってきている。例えば、学校の先生や生徒、保護者の方々などが一緒になって、乱開発で森林が少なくなってきた国に行き植樹をするツアーや、ゴミの不法投棄が止まず問題となっている富士山の清掃ツアーなどがそれにあたる。
 まあ、そういうものはまだしも、なんだかよく分からないものが、時代の流行に乗っかって、なんでもかんでも「エコツアー」とか「ロハスツアー」「スローライフツアー」などとされてしまう。

 自然豊かな風光明媚な場所に行って、新鮮な空気を胸一杯に吸い込みハイキングをするのがエコツアーなのか?
局所的で一時的で偽善的なボランティア旅行に参加することが本当に地元の方々の役に立つことなのか?
田舎の人々が一見ゆったりと暮らしているように村(貧困に喘いでいるところが多い)を訪れて、美味しいものを食べ歩き、土産物を買い漁るツアーをロハスツアーというのか?

 現地の人々は、どんな目でこれらの観光客を見ているのだろう?これにはぼくたち旅行会社やマスコミの責任も大いにある。結局、流行のキャッチコピーを安易に並べ立て、さも魅力的な旅行に仕立て上げているのは我々だ。
旅行という商品は、物品などの販売と異なり、買う前に実際に手にとって良く確かめてから買うということが困難な商品である。

 実際に行ってみたら、全くの期待はずれでパンフレットに記載されているような経験をすることができなかったというようなクレームは後を絶たない。お客様の勘違いということもある。これもやはり、旅行商品が目に見えないがゆえに、過度に期待される傾向がある。「私の想像していたものと違っていた!」というクレームは主観的な場合が多い。勝手に期待して、勝手に失望している手合いもある。

「安かろう悪かろう」というツアーもなかなかなくならない。残念ながら価格競争から生まれてきた商品にはあまり良いものはない。
でも「まあ、安かったんだから、まあ仕方ないか」と許されてしまう部分もある。紙質の悪い安いノートを買って、ボールペンで字を書いたら裏写りして、結局は40ページあるうちの半分しか書くことができなくても文句を言わないようなものなのだろうか。(うーん、例えがいまいちだなぁ・・・)

 法人企業などを相手に商売をするときには、旅行代金の支払いが後になることがある。いわゆる『掛売り』だ。この手のものは清算時にゴタゴタすることが多い。
「約束されていた観光地があまり面白くなかった」「バスが汚かった」「日程がぎっしりで辛かった」「添乗員さんが不平等だった」「期待していた料理がまずかった」などなどキリがない。
そして最後には「不満足な旅行だったのだからもう少し安くしろ!」とくる。
・・・これだから掛売りは嫌だ。

ラーメン屋に入って、ラーメンを食べて、自分の期待していた味と違っていたときに「安くしろ」とか「無料にしろ」なんて言わないのではないか。
ラーメンの中にゴキブリが浮いていたら、それは代金をお返しして、それ相応のお詫びをしなければならないだろう。

ああ、またとんでもないほうに脱線・・・

 それで、その『食農教育』ツアーなのだが、これは親子で農家を訪問し、数日間ステイして実際に農作業を行う。お手伝い程度ではなく、もうクタクタになるまでやってもらう。天気の良い日ばかりとは限らない。晩御飯の用意も自分たちで収穫して自分たちで煮炊きを行う。食器も自分で洗って片付けるのだ。お客様はサービスの提供を受ける、という概念からは程遠い。
 ときどき、魚や鳥の絵を描くことができない子供たちがいると聞く。魚に手足を描いたり、四本足の鶏を描いたりするそうである。魚を描けと言われて、切り身を描いたという話は冗談に聞こえるが、似たり寄ったりの話が現実に存在するのだろう。

 他の尊い生命を奪って、それを有り難くいただくという基本的な営みを子供の頃から理解することは非常に大切なことだと思う。だからといって子供たちを場に連れて行くのは極論であるが、どのようにしてスーパーまでやってくるかを知っておいてもいい。
どうして小学生の頃にそういう授業がなかったのだろう・・・
もっと知っておきたかった。

旅行を通じて何か謙虚な姿勢で貢献できることがありそうだ。

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ふくはどこからやって来た?

2008年01月22日 20時17分02秒 | 日々の生活
2008年1月22日(火)

そもそもこの子がどこで生まれ、どこで育ったのかも全く分からない。

何歳なのかも分からない。推定年齢の幅が3歳~6歳。かかりつけ病院のカルテには6歳と書かれてしまった。寿命を逆算するなんてナンセンスなことだけれど、18年生きるとして、あと15年一緒にいられるのか、12年しか一緒にいられないのかには大きな差がある。

 持ち込まれた保健所は千葉県のどこかの市。ライフボートの譲渡会の会場の資料には書いてあったような気がしたけれど、覚えていない。それが千葉県であったということだけははっきり覚えている。

 それにしても、ふくはどうやらスコティッシュ・フォールドというブランドネコらしいし、性格も非常に優しく大人しいのに、なぜに保健所なんかに行くことになってしまったのだろう?

ひょっとしてどこかで迷子になって、そのまま誰かに捕まって保健所に連れて行かれてしまったのだろうか?

あるいは、愚かなブリーダーの乱繁殖の末に生まれ、買い手がつかない年齢まで育ってしまい、さりとて繁殖用にするにはたいした毛色でもないので捨てられてしまったのか?

海外赴任が決まったエリート商社マンのうちで飼われていて、国内で引き取ってくれる人を熱心に探すでもなく、お父さんが保健所に持ち込んだのだろうか?

結婚前から飼っていた大事なネコだったのだけれど、やがて飼い主自身の子供が生まれ、その赤ん坊が動物アレルギーと分かって、姑にも「人間とネコとどっちが大切だと思ってるの!」なんて怒られて、泣く泣く保健所に連れて行かざるを得なかったのか?

ペットショップで若者が「キャー、カワイイ」とかいって、衝動的に購入したはいいけれど、その後、飽きて捨てられてしまったのか?

様々な妄想が広がっていく。

なんでふくのようなネコが捨てられなければならなかったのか・・・

 実際、ふくはかなりおっとりとした性格の女の子で、これまでに一度も咬まれたこともない、引っ掻かれたこともない、ウーッとうなられたこともない、シャーッなんてやられたこともない。
 どちらかというとちょっと珍しいくらいに温和な方だと思われる。しかし、そういった普通のネコたちにありがちな行動がないことに対してちょっと気になったこともある。

ひょっとして、虐待のような行為を受けていたか(頻繁に飼い主から怒鳴られるなども暴力とみなす)、ほとんど相手にされることもなくただ暮らしてきただけだったのかもしれない。
 ネコの頭上にいきなり手を差し出すと首をすくめることは時々あることだ。しかし、何度やってもふくは首をすくめてしまう。優しく声をかけながら手を出しても同様の反応をする。本猫の積極的な意思ではなく、期せずして反応してしまっているような気がする。

そして、撫でられているとすぐにお腹を出してしまう。本当にすぐにお腹を見せるので、まるで「降参。降参。あなたには逆らいませんから許して」って言われているような感じがすることがある。

夜寝るときにも不思議な行動を毎晩繰り返す。日中はソファーの上、絨毯の上、散らかしている洗濯物の上、キャットタワーの上などで寝ているが、夜は必ず人間のベッドの上で一緒に寝ている。
最初は、僕の布団の中に入ってくる。そして、腕枕で10分ほどうたたねをしたあとに布団から出て行って、ベッドのほかの場所で寝始める。このことは以前にもこのブログ中に書いたことがあるのだが、この間もずっと変わっていない。まるで何かの儀式みたいなのである。一緒に寝ていると前の飼い主に「出て行け!」って言われたのかな。

考えすぎかもしれない。

まだ、我が家にふくが来てくれてからわずか1ヶ月半が過ぎただけである。あまり気を使わないように、そして気を使わせないように仲良く暮らしていきたいと思う。もっと遠慮せずに我々夫婦に声をかけてくれるようになって欲しいと願う。

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ネコの理髪師

2008年01月22日 20時04分46秒 | 日々の生活
2008年1月22日(火)

実は最高のネタがある。カメラなどで映像に捕らえてから、連続写真を交えてご紹介したかったのだが、我慢できなくなってしまった。

 うちのネコ、人間の毛づくろいをするのだ。自分自身にしているのと同じようにしてくれる。
ソファーにもたれているとき、ベッドで寝ているとき、おもむろに人の頭上にやって来てマッサージ屋を開業する。まずは、髪の毛を数本ずつ束にし、口にくわえて根本のほうから引っ張りあげるようにほぐす。そして、ほぐしながら時折、ペッペッと唾を飛ばすようにして髪の毛に絡める。おそらく解きほぐす潤滑油的な働きとコーティング作用などがあるのだろう。
魚や肉を食べたあとのペッペッはちょっと勘弁してもらいたい・・・
でも、好意でやってくれていることなので、僕も奥さんもこの作業中は決して何も言わないようにしている。

ペッペッ、モグモグモグ、スーっと毛づくろいは進んでいく。

 けれども、どういうわけかだんだん興奮してくるようで、そのうち人の頭を両前足で抱えるように掴みはじめ、さらに興奮が高まると、その両手で頭をペタペタとたたき始めるのである。美容師さんが髪にリキッドウォーターをふりかけ、パンパンパーンと手でやるように。
機嫌が良いときは頭皮のケアもしてくれる。頭髪だけではなく、頭皮部分に直接歯をあてて、カジカジカジと刺激を与える。

毎日ではないが週に一度くらい、このようにしてネコのマッサージ屋が開業されている。
もし、我が家にビデオカメラがあって、このふくのマッサージを詳細に記録することが出来たら、ズームイン朝の面白動物ビデオに紹介されるかもしれない。

しかし、いまだにその様子をカメラに収めることができていない。だって、いつ始まるか分からないんだもん。

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『チカ』

2008年01月22日 13時14分14秒 | 食事と栄養
2008年1月21日(月)

 チカというワカサギに良く似たキュウリウオ科の魚がいる。ちょうど、今頃が旬で、東北地方以北でよく獲れるそうだ。見かけは、本当にワカサギそのもので、見分けがつかない。

僕がまだ学生の頃、ロシアのある都市に留学していたことがある。その町ではシーズンになるとキュウリウオがたくさん獲れ、鉄道駅に行くまでの道の両脇にずらっとキュウリウオ屋さんが軒を連ねていた。
キュウリウオというのは、本当にキュウリのような香りがする魚で、駅に続く道は見た目には魚がたくさん並んでいるだけなのに、むせかえるようなキュウリの香りで充満していた。

とても不思議な気持ちになったのを今でも覚えている。

匂いや音というのは、記憶を甦らせる。普段は心にも留めていないようなことも、ちょっと匂いを嗅いだだけで一瞬にして甦る。
子供の頃、いつも一緒に抱いて寝ていたクマのぬいぐるみに染み付いた匂い、初めて海外の空港に降り立ったときの独特な異国の匂いなど、僕の場合は懐かしい記憶を匂いで思い出すことが多い。

とっても美味しい高級料亭に連れて行ってもらって食べた料理の味などはすっかり忘れてしまっている。美味しかったという記憶だけが情報として残り、友人などには「是非行くといいよ」などとは言うものの、鮮明に味を記憶しているわけでもない。

あ、また随分と脱線を・・・

えー、とういうわけで、そのワカサギ似のチカを近所の西友にて12匹120円で購入した。体調はどれも10センチくらい。
早速、それを小鍋で煮て、まるごとお皿に盛り付ける。ひとつ試しに自分でも食べてみたが、頭ごと食べても問題なさそうだった。味も悪くない。小骨も頭もそれほど固くない。カルシウムのためだと思って食べてくれ。

わりと何でも好き嫌いなく食べてくれるふく坊なので、心配はしなかったがちょっと匂いを嗅いでから食べ始めた。頭からかじりついて、しっぽまで全て食べてくれた。毎日あげるわけではないけれど、たまにはこういう食事もいいだろう。

これでまたひとつふくの食事のバリエーションが増えた。

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『ペットフードを考える』(その3)

2008年01月21日 21時28分50秒 | 食事と栄養
2008年1月21日(月)

 ペットフードを色々と検証してみようと張り切っていたのだが、まずは己の足元を見てからにしようと、普段与えているフードを見直してみる。
『ミオコンボ8歳用 マグロ白身とササミ』である。今頃になって初めて気が付いたことがあった。これまで、先代ネコのしまにも2年半以上あげてきたお気に入りのフードなのに・・・
僕はてっきり『総合栄養食』だとばかり思っていたのだ。今日、改めてパッケージを眺めていたら『副食』という記載があることに気が付いた。

「あーらら・・・」

まあ、先代ネコは、ミオコンボと一緒にウォルサムの処方食『腎臓サポート』も食べていたから大丈夫だったと思うけれど、なんだか変なことをしてしまった思いがして背筋が冷たくなった。
タウリンって十分だったかなぁ?必須脂肪酸と必須アミノ酸は?ビタミンは?

「あーらら・・・」

たぶん、絶対に不足していたように思われる。なんでこうなんだろう!?どうして気づかなかったんだろう?腎不全に夢中になっていたのでフードにまで頭が回らなかったのか?
そんなことないはずだ。
慢性腎不全のネコの為のフードを色々と試してみた。ネットでたくさん取り寄せていた。そのうち、先代ネコが喜んで食べてくれるものだけに絞られていってしまった。サプリメントを混ぜることも出来ただろうに。

まだまだ、本当にダメな飼い主です。

いつも行っているダイエーのペットコーナーに行って、賑やかに派手派手しく並べられているキャットフードたちを片っ端から調べてみた。
国産のキャットフードのほとんどには注意書きとして、「このフードは『一般食』です。『総合栄養食』と一緒に与えてください。」と書いてあるではないか・・・

なぜに気が付かない、てっちゃんよ・・・

ミオコンボには確かに『副食』と書いてある。「総合栄養食と一緒に与えてください」とは書いていない。でも、『副食』と書いてある。つまりは、「このフードだけでは栄養的に不十分ですからね。」と書いてあるのと一緒。かろうじて、グルサミコサンとビタミンA・Eは添加されている。あとは、調理済みササミとマグロ白身の栄養素たちが含まれているに過ぎない。

 テレビCMで流れているフードたちもほとんどが『一般食』である。『銀のスプーン』(缶詰)も『金のマグロ』(缶詰)も、もちろんダイエーセービングの4缶168円の缶詰も(別に批難しているわけではないです。)
ダイエー程度(失礼)のラインナップで、総合栄養食の缶詰タイプは、『PURINA』さんの『モンプチ』と『ウォルサム研究所』が開発しているという『カルカン・ウィスカス』くらいしかなかった。(少なくとも我が家の最寄のダイエーには)

パウチタイプのもので総合栄養食は、同じくPURINAさんの『フリスキー・パウチ』と『モンプチ・パウチ・スープメニュー』、ウォルサムの『カルカン・デリカスタイル』くらいであった。

要するにダイエー程度(再び失礼)のペットフードコーナーに置かれている大多数の缶詰タイプのフードは、ほとんどが『総合栄養食』ではないということ。
缶詰コーナーの裏側に行くとだいたいドライフードたちが置いてある。面白いことにそれらはほとんどが『総合栄養食』である。ヒルズのサイエンスダイエットシリーズ、カルカン・ウィスカスシリーズ、ピュリナONEシリーズ、ユーカヌバシリーズ、ロイヤル・カナンシリーズなどなどである。

まるで「副食及び一般食はウエットフード、総合栄養食はドライフードでね」と言われているような気さえしてくる。
いつからそのような流れになったのでしたっけ!?
ちなみに近所の西友さんも同じようなラインナップと商品陳列をしている。全国の大型スーパーはおそらくどこも似たようなものだろう。
そういえば、ペットのコジマもそうだ。ドライフードとウエットフードをメーカー別に並べている。

どこにも『一般食(副食)は総合栄養食と合わせてご購入されることをお勧めいたします』という案内がない。(自分が見逃しているだけかもしれないが)

僕が売り場担当者だったら、絶対に上記のような案内板を出してフードコーナーに置いておくだろう。そうすれば、お客さんは両方のフードを買ってくれる確率が高くなるし、なによりもネコたちにとっても正しい栄養が摂れるようになるだろう。
下手すれば、僕のように栄養不足の一般食しか与えていないオーナーたちが他にもまだまだいるかもしれないから。
(市販のペットフードたちが良いか悪いかの議論はひとまず置いておいての話ではあるが)

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ふくろう復活

2008年01月21日 20時34分02秒 | 健康と病気
2008年1月21日(月)

 3種混合ワクチンを接種してから体調が優れなかったふくだが、どうやら持ち直してくれたようだ。朝食はあまり食べなかったが、昼食からは食欲を取り戻し、いつものようにミオコンボを食べた。そしてパンも欲しがるようになった。(あ、まだ、言っていませんでしたね。)
ふくはネコのくせにやたらとパン好きなのである。
人間が朝、パンを食べていると欲しがるのだ。膝の上に乗って、パンを持っている手元まで首を伸ばしてくる。黒糖パンでも普通の食パンでもなんでも食べるようだ。クロワッサンやバターロールのようなものは与えないようにしているが、本当にこんなものあげてもいいのかなぁ、と疑問に思いながらもあげてしまっている。

 よほど気に入ってしまったのか、ある日、会社から帰ると、パン切れが床に転がっていた。机の上にパンの入ったビニール袋を置きっ放しにしてきてしまったようだ。パン切れは半分くらい食べられている・・・
いつも手から少し貰う程度だったから、いつか思う存分食べてやろうと思っていたんだろう。

 それにしてもネコは時々思いもよらないものを気に入ってしまうようである。全てのネコがパンを食べるわけでもないのだろう。もっと、おかしな食癖を持ったネコもいるに違いない。
ネコが炭水化物を積極的に欲しがるとはなぁ。ネコは真性の肉食獣ではなかったのか?たぶん、食パンとスクランブルエッグとヨーグルトを出したら、喜んで食べると思う。ヨーグルトもお好きなよう。人間の朝食メニューと変わらないではないか・・・

うーむ、おかしいなぁ。今、『真性の肉食獣としてのネコと食事』というお題で、作文しようと思っていたのになぁ。
なんだか調子が狂ってきたぞ。

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2回目のワクチン(3種混合)

2008年01月21日 20時18分02秒 | 健康と病気
2008年1月19日(土)・20日(日)

 ふくを保護してくれた動物愛護団体は、里子に出す前に1回目の3種混合ワクチンの接種と避妊・去勢手術を施している。
ワクチン接種は2回行わないと意味がないので、今日はその2回目のワクチンを受けに行ってきたわけである。以前からワクチン接種はすべきか否かという議論はあるが、1回目を接種されているので、今回は受けに行くことにした。

いつものM動物病院につくと、まずは体重測定。3キロくらいになったかな、と思っていたのだが、予想に反して、ふくろうはわずか2.6キロしかない。軽い。なんて小さなネコなんでしょう。長毛なので、実際よりも大きく見えるが、ここまで小さいとは思わなかった。別に小さいことが悪いことではないからどうでもいいのだが。
M先生曰く「まあ、まだ背骨もあばらも余裕で触れるから3キロくらいあってもいいかな」と言ってくれた。しかし、毎日200グラムのごはんをあげているにしては大きくなっていない。これ以上あげてもいいものだろうか・・・?単純に体重だけで考えると、体重2600グラムで200グラムは食べすぎな気がする。増量して毎日260グラムあげるとすると、体重の10%の食事を毎日摂る計算になる。多くない?
僕の体重は60キロ。毎日6キロも食事を摂っておりませんが・・・
まあ、とりあえず3キロを目指すことにしよう。

体重のあとは、耳ダニチェック。結果から言うと、まだ残っているとのこと。またもや、ふくの嫌いな耳ダニ薬を耳からシリンジで注入する。もう、この時点でかなりご機嫌が悪くなってしまった。このご機嫌斜めの子にさらにワクチン接種をする。自宅に帰ると、さっさと寝床に行って寝てしまった。ごはんも要らないそうだ。その後、しばらく出てこなくなってしまった。撫でに行くと迷惑そうにされる。ほっといて欲しいそうだ。こんなふくは初めてだ。

結局、土曜日はずっと元気がなく、続く日曜日もほとんどベッドで寝ているだけだった。ネズミのおもちゃでも遊んでくれない。鳥の手羽元を茹でたものも食べてくれない。いつもは骨までガジガジかじるほど好きなのに・・・
明日、月曜日は奥さんの仕事がオフなので、明日になってもまだ体調が優れないようなら病院に連れて行ってもらおう。

そして、次回からはワクチン接種をやめようと思う。

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『ペットフードを考える』(その2)

2008年01月14日 20時13分44秒 | 食事と栄養
2008年1月14日(月)

 米国には、AAFCO(Association Of American Feed Control Officials=米国飼料検査官協会)という半官半民の団体が存在する。「アアフコ」と読むそうだ。
そのAAFCOはペットフードに関する色々なデータを我々消費者に広く伝えるために、フードの原材料や含有栄養素などのガイドラインを定めている。犬用、猫用のペットフードの栄養所要量の策定などを行っていて、今や世界的な栄養基準表示の権威となっている。

ところで、このAAFCOは栄養基準の指針を提供するだけであって、それぞれのフードや企業に対して、認定や承認などを行う機関ではないとのこと。だから「弊社のグレイト・キャットフードはAAFCO承認の栄養満点のフードで、全世界的にペットオーナーの皆様から愛されております!」などという宣伝文句はあり得ない。

日本では、『ペットフード公正取引協議会』という団体がペットフードの表示に関するガイドラインを定めており、日本語で次の9つの表示項目を記載しなければならないそうだ。

①ドッグフード又はキャットフードである旨
②ペットフードの目的
③内容量
④給与方法
⑤賞味期限又は製造年月日
⑥成分
⑦原材料名
⑧原産国名
⑨事業者名又は名称及び住所

例えば、今我が家に置いてある日本ヒルズ・コルゲート社の『サイエンス・ダイエット<プロ>ヘアボールコントロール』のパッケージを見てみよう。

「成猫用1~6歳」「全身のトータルケア パーフェクトバランス」「内容量1kg(キャットフード)」「給与方法(体重別に表示)」「賞味期限2008年7月」「原材料」「保証分析値」「原産国アメリカ」「日本ヒルズ・コルゲート株式会社」とちゃんと記載されている。
そして、『総合栄養食』(この商品は、ペットフード公正取引協議会の承認する給与試験の結果、成猫用の総合栄養食であることが証明されています。)とも記載されている。
最後のとどめに『AAFCO(米国飼料検査官協会)の成猫用給与基準をクリア』との記載がある。

なるほど、ちゃんとガイドラインに則っているのね。
どんな企業が会員なんでしょうね。

アイシア株式会社、アイムス・ジャパン株式会社、アイリスオーヤマ株式会社、アース・バイオケミカル株式会社、株式会社アニマル・ワン、株式会社イトウアンドカンパニーリミテッド、いなばペットフード株式会社、イースター株式会社、エヌピーエフジャパン株式会社、株式会社キューディック、花王株式会社、九州ペットフード株式会社、現代製薬株式会社、株式会社コンビ、株式会社サン・クロレラ、株式会社サンライズ、シーズイシハラ株式会社、株式会社スドー、株式会社スマック、大日本インキ化学工業株式会社、デビフペット株式会社、ドキーマンハヤシ株式会社、日清ペットフード株式会社、ニッケペットケア株式会社、日本シャクリー株式会社、日本配合飼料株式会社、日本ヒルズ・コルゲート株式会社、日本ペットフード株式会社 、日本ペットフード株式会社 、日本メープルリーフフーズ株式会社 、ネスレピュリナペットケア株式会社、ノバルティス アニマルヘルス株式会社、はごろもフーズ株式会社、株式会社パーパス、ペットライン株式会社、株式会社ベッツ・チョイス・ジャパン、マスターフーズ リミテッド、株式会社森乳サンワールド、株式会社ヤマヒサ、八幡物産株式会社、ユニ・チャーム ペットケア株式会社、株式会社吉岡油糧、ライオン商事株式会社、レッドハート株式会社 、ロイヤルカナンジャポン株式会社 、株式会社わんわん

(ペットフード公正取引協議会 会員 平成19年5月現在 日本ペットフード工業会HPより)

良かった、良かった。我が家のふく助が食べているミオCOMBO(日本ペットフード株式会社)さんもリストにちゃんとあるではないか。
これでひと安心。

あれ?ところで、この『ペットフード公正取引協議会』というのは『ペットフード工業会』の会員さんともダブっているのね。そういえば、HPも共有だし。では、そのHPから工業会さんの概要を引っ張ってみよう。

<ペットフード工業会の概要>
ペットフード工業会は、国内でペットフードを製造または販売する企業66社で構成され、ペットフード市場の90%以上が会員社によってカバーされています。
ペットフード工業会会員社は、わが国におけるよりよいペットライフの実現に貢献すべく、弛まぬ努力を重ねています。

『ペットフード工業会』
設 立 1969年10月
会員数 66社
(正会員43社、賛助会員23社 200711月1日現在)
事務局所在地  〒104-0028 東京都中央区八重洲2-6-10 豊屋ビル4階
TEL03-3281-0155 FAX03-3281-0156

つまり、国家機関では、ペットフードの品質規制をする担当局がないので、ペットフードを販売している同業者の方々で『ペットフード工業会』なるものを発足させ、AAFCOのように一定の基準を設け、品質を管理していくために『ペットフード公正取引協議会』を作った、というわけかな(?)ガイドラインは、先輩のアメリカが作ったっていうから、それをそのままお手本にしてしまったということ(?)

しかしですよ。米国のAAFCOとは決定的に異なるのは、この公正取引協議会が日本をリードするペットフード会社の団体であるという点。

AAFCOのメンバー構成は、全米51州とカナダ&コスタリカの飼料検査官、分析センターの技師、アメリカ農務省(USDA)、食品医薬品局(FDA)等のスタッフたちであり、AAFCOの中のペットフード委員会には委員長以下10名足らずの正式メンバーに加え、ペットフード協会(PFI)、米国動物病院協会、米国及びカナダの獣医師学会、国家研究協議会(NRC)などの代表も連絡員や調査員という資格で参加している。(『動物看護のための小動物栄養学』阿部又信著 ファームプレスより抜粋)

要するに、日本のようにより多くペットフードを世に広めて、どんどん売っていこう!という利害関係で一致している民間団体に任せておいて果たして大丈夫なんだろうか?という疑問が起こってくる。
「ドライフードは動物たちの健康にあまり良くない」とか「手作り食のオススメ」などという発想は生まれないだろう。生まれてとしても、そんなこととても言うことは出来ない。だから、同工業会が独自に行っている『ペット栄養管理士認定委員会』などというものも頭から信じてしまうわけにはいかない。工業会寄りの講師たちが次から次に出てくるのは目に見えているではないか。
(つづく)

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『ペットフードを考える』 (その1)

2008年01月14日 01時25分09秒 | 食事と栄養
2008年1月14日(月)

ネコにとって、僕たちが一般にあげている便利ないわゆる”カリカリ”(ドライフード)とは一体どういうものなのだろう?
人間界でいうとどのような食物にあたるのだろうか?
パッケージから出してすぐに食べられるもので、かつ長期保存の利くもの。しかも、色々と栄養バランスなどが考慮されている人間用のドライフード。ひとつしか思い当たらない。

『カロリーメイト』(大塚製薬)

他にも類似品があるとは思うけれど、これが一番イメージに近い。では、人間は毎日毎日、朝から晩までカロリーメイトと水を与えられていれば生きていくことができるのか?良く分からないが、とてもではないがそんなこと出来そうにない。
ドライフードを与えられているネコたちはどうだろうか?

ペットフードメーカーたちは、ネコのライフステージ(成長段階)に合わせたフードを開発している。成長期の仔猫たちには高たんぱく、高カロリー、家で暮らす成猫にはあまり太り過ぎないように脂肪を抑えたヘルシーな調整、老猫には消化の良いものや弱ってくる腎臓にあまり負担をかけないようなものが用意されている。
これらのフードのようにネコの特性をよく研究して、必要な栄養素を詰め込んだフードを総合栄養食というのだそうだ。フードのパッケージにも記載されているので分かりやすい。

基本的には、この総合栄養食だけを与えていればネコたちは、健やかに育っていくはずである。少なくとも、必要な栄養分が摂れずに栄養失調になったりはしない。
スーパーなどで売っている、特売の袋に入ったタイや中国などで作られている安物の輸入品などは論外として、下手な手作りごはんなどをあげるよりも、ある意味よほど安全で健康的な食べ物と言えるのかもしれない。「毎日、同じ食事ではかわいそうだなぁ」と思うのは雑食でグルメな我々人間側の勝手な思い込みなのかもしれない。

実際、立派なフードメーカーたちはそれなりに歴史のある会社ばかりで、それぞれ独自に研究機関を持ち、商品開発に力を注いできている。アイムス、ピュリナ、ヒルズコルゲート、ウォルサムなどはその代表的な会社だろう。これらの会社が生産しているフードを与えながら、その他にも勝手気ままに色々なフードを与えると、彼らの計算した栄養所要量バランスが崩されてしまう場合もある。基本的には決められた量を守りながら与えることが推奨されている。

しかしながら、そのようなペットフードの内容や出来るまでの工程をちょっと深く見てみようとすると様々な疑問が沸いてくる。
例えば、ネコは肉食のはずなのに発砲加工を行うために本来は摂取の必要がないトウモロコシ粉や小麦粉のような穀類が多く入っていたり、エトキシキンという人間の食べ物に使用することが禁じられている抗酸化剤が平気で使われていたり、使用される肉の品質が人間用のものと比べものにならないくらい低レベルのものであったり、5%しかマグロが入っていなくても『ネコちゃん大喜びマグロ缶!』というような商品を作ることができたりする。

確かに人間界の飲食物にもそのような粗悪なものは存在する。果汁1%のレモンウォーターだってある。スーパーの商品棚にはたくさん置いてある。100%リンゴでジュースを作ったら採算が合わないから、そこに半分水を入れて薄めてみる、当然色も味も香りも半分に薄まるから、人工着色料、人口香料、人口甘味料を添加せざるを得ない。トロッっと感を演出するために増粘安定剤などもちゃんと入れてくれる。長持ちさせるために保存料も忘れてはいない。

 しかし、そのような食品を選択するのは人間の自由であって、子供や動物たちは飼い主や両親の選択の下に生きていくしかない。
人間は自分たちの大切な子供に毎日カロリーメイトと水しかあげないようなことがあるだろうか?
(つづく)

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+9÷-3=-3

2008年01月13日 14時08分17秒 | 日々の生活
2008年1月13日(日)

 先日、ジュンク堂書店で購入した『動物看護のための小動物栄養学』をなんとかかんとか読みきった。電車の中や喫茶店での読書時間が多かった。
最後まで読み切りはしたが、理解度はたぶん70%くらいかもしれない。。。
文系の僕には、ちょっとした化学式や計算式がやたらと難しく感じられる。そういえば、中学理科はこういうふうにして嫌いになっていったような記憶がよみがえってきた。

小学生の頃は、近所の雑木林にクワガタやカブトムシを捕りに行ったり、ザリガニを田んぼに捕まえに行ったり、自転車に乗って釣りに行ったりしていた。少年っぽい遊びを色々としたものだった。手塚治虫ほどではないが、昆虫や魚など生物は大好きだった。
だから、学校での生物の時間も楽しみだった。顕微鏡でミジンコを観察したり、動植物の系統を勉強したり。

でも、そんな中でちょっとした計算式を利用して何かの計算をしなければならなくなると、とたんに頭に入らなくなってしまうのだ。別に嫌いだったわけでないのだと思う。そこで、中学生向けの数学の参考書を買ってきて、思い出すためにまずは軽くおさらいをして、さあ問題を解いてみようとページを開くとすぐについていけなくなる。。。
中学1年生の数学が分からない!

+9÷-3=-3

こんなのでも上手く理解できないのである。
「プラス9を-3で割る」という意味がすでに僕を混乱させてしまっている。
「今、目のお皿に並んでいる9個のリンゴをすでに食べてなくなってしまった3個のリンゴで割ったらいくつでしょう?」という問題の意味が分からない。

参考書にはこう書いてある。
「異符号のとき、絶対値の商に負の符号「-」をつける」
つまり、9を単純に3で割って、負の符号を「-」をくっつければOK!っていうことらしい。これを素直に聞く子供は、いくらでもできるようになったのかもしれない。でも僕はやはり「プラス9を-3で割るってなんなのさ!?」と、意味が分からなかった。そして今でも良く分からない。。。

ところで、同じようなことを宮崎駿さんの映画『おもひでぽろぽろ』の中の主人公たえちゃんが言ってくれていた。「ああ、同じような思いの人がいたんだなぁ」と妙に嬉しかった。たえちゃんの悩みは、分数の計算で分母と分子を引っくり返して計算するのが分からないというもの。
はい、もちろん僕も彼女に同感です。「なんで引っくり返すのぉ?」なんて考えないで、素直に引っくり返して計算すれば良かったのだろう。

バカな大人のために誰か分かりやすく教えてくれる人いないでしょうか・・・?

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もっと色々なことを知りたい

2008年01月09日 01時29分17秒 | 日々の生活
2008年1月09日(水)

もっとネコのことについて勉強したい、もっと調べたい、もっと書きたい。
でもサラリーマンは新年から普段通りの生活に戻ってしまった。新規開拓、様々な契約更新手続き、プレゼンの準備などなど。
年末年始の長期休暇がもう懐かしい。。。

物思いにふけるふく子

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