ふくと考えるネコと生活

ネコの生活・食事・健康・病気などについて。

『ペットフードを考える』(その3)

2008年01月21日 21時28分50秒 | 食事と栄養
2008年1月21日(月)

 ペットフードを色々と検証してみようと張り切っていたのだが、まずは己の足元を見てからにしようと、普段与えているフードを見直してみる。
『ミオコンボ8歳用 マグロ白身とササミ』である。今頃になって初めて気が付いたことがあった。これまで、先代ネコのしまにも2年半以上あげてきたお気に入りのフードなのに・・・
僕はてっきり『総合栄養食』だとばかり思っていたのだ。今日、改めてパッケージを眺めていたら『副食』という記載があることに気が付いた。

「あーらら・・・」

まあ、先代ネコは、ミオコンボと一緒にウォルサムの処方食『腎臓サポート』も食べていたから大丈夫だったと思うけれど、なんだか変なことをしてしまった思いがして背筋が冷たくなった。
タウリンって十分だったかなぁ?必須脂肪酸と必須アミノ酸は?ビタミンは?

「あーらら・・・」

たぶん、絶対に不足していたように思われる。なんでこうなんだろう!?どうして気づかなかったんだろう?腎不全に夢中になっていたのでフードにまで頭が回らなかったのか?
そんなことないはずだ。
慢性腎不全のネコの為のフードを色々と試してみた。ネットでたくさん取り寄せていた。そのうち、先代ネコが喜んで食べてくれるものだけに絞られていってしまった。サプリメントを混ぜることも出来ただろうに。

まだまだ、本当にダメな飼い主です。

いつも行っているダイエーのペットコーナーに行って、賑やかに派手派手しく並べられているキャットフードたちを片っ端から調べてみた。
国産のキャットフードのほとんどには注意書きとして、「このフードは『一般食』です。『総合栄養食』と一緒に与えてください。」と書いてあるではないか・・・

なぜに気が付かない、てっちゃんよ・・・

ミオコンボには確かに『副食』と書いてある。「総合栄養食と一緒に与えてください」とは書いていない。でも、『副食』と書いてある。つまりは、「このフードだけでは栄養的に不十分ですからね。」と書いてあるのと一緒。かろうじて、グルサミコサンとビタミンA・Eは添加されている。あとは、調理済みササミとマグロ白身の栄養素たちが含まれているに過ぎない。

 テレビCMで流れているフードたちもほとんどが『一般食』である。『銀のスプーン』(缶詰)も『金のマグロ』(缶詰)も、もちろんダイエーセービングの4缶168円の缶詰も(別に批難しているわけではないです。)
ダイエー程度(失礼)のラインナップで、総合栄養食の缶詰タイプは、『PURINA』さんの『モンプチ』と『ウォルサム研究所』が開発しているという『カルカン・ウィスカス』くらいしかなかった。(少なくとも我が家の最寄のダイエーには)

パウチタイプのもので総合栄養食は、同じくPURINAさんの『フリスキー・パウチ』と『モンプチ・パウチ・スープメニュー』、ウォルサムの『カルカン・デリカスタイル』くらいであった。

要するにダイエー程度(再び失礼)のペットフードコーナーに置かれている大多数の缶詰タイプのフードは、ほとんどが『総合栄養食』ではないということ。
缶詰コーナーの裏側に行くとだいたいドライフードたちが置いてある。面白いことにそれらはほとんどが『総合栄養食』である。ヒルズのサイエンスダイエットシリーズ、カルカン・ウィスカスシリーズ、ピュリナONEシリーズ、ユーカヌバシリーズ、ロイヤル・カナンシリーズなどなどである。

まるで「副食及び一般食はウエットフード、総合栄養食はドライフードでね」と言われているような気さえしてくる。
いつからそのような流れになったのでしたっけ!?
ちなみに近所の西友さんも同じようなラインナップと商品陳列をしている。全国の大型スーパーはおそらくどこも似たようなものだろう。
そういえば、ペットのコジマもそうだ。ドライフードとウエットフードをメーカー別に並べている。

どこにも『一般食(副食)は総合栄養食と合わせてご購入されることをお勧めいたします』という案内がない。(自分が見逃しているだけかもしれないが)

僕が売り場担当者だったら、絶対に上記のような案内板を出してフードコーナーに置いておくだろう。そうすれば、お客さんは両方のフードを買ってくれる確率が高くなるし、なによりもネコたちにとっても正しい栄養が摂れるようになるだろう。
下手すれば、僕のように栄養不足の一般食しか与えていないオーナーたちが他にもまだまだいるかもしれないから。
(市販のペットフードたちが良いか悪いかの議論はひとまず置いておいての話ではあるが)

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ふくろう復活

2008年01月21日 20時34分02秒 | 健康と病気
2008年1月21日(月)

 3種混合ワクチンを接種してから体調が優れなかったふくだが、どうやら持ち直してくれたようだ。朝食はあまり食べなかったが、昼食からは食欲を取り戻し、いつものようにミオコンボを食べた。そしてパンも欲しがるようになった。(あ、まだ、言っていませんでしたね。)
ふくはネコのくせにやたらとパン好きなのである。
人間が朝、パンを食べていると欲しがるのだ。膝の上に乗って、パンを持っている手元まで首を伸ばしてくる。黒糖パンでも普通の食パンでもなんでも食べるようだ。クロワッサンやバターロールのようなものは与えないようにしているが、本当にこんなものあげてもいいのかなぁ、と疑問に思いながらもあげてしまっている。

 よほど気に入ってしまったのか、ある日、会社から帰ると、パン切れが床に転がっていた。机の上にパンの入ったビニール袋を置きっ放しにしてきてしまったようだ。パン切れは半分くらい食べられている・・・
いつも手から少し貰う程度だったから、いつか思う存分食べてやろうと思っていたんだろう。

 それにしてもネコは時々思いもよらないものを気に入ってしまうようである。全てのネコがパンを食べるわけでもないのだろう。もっと、おかしな食癖を持ったネコもいるに違いない。
ネコが炭水化物を積極的に欲しがるとはなぁ。ネコは真性の肉食獣ではなかったのか?たぶん、食パンとスクランブルエッグとヨーグルトを出したら、喜んで食べると思う。ヨーグルトもお好きなよう。人間の朝食メニューと変わらないではないか・・・

うーむ、おかしいなぁ。今、『真性の肉食獣としてのネコと食事』というお題で、作文しようと思っていたのになぁ。
なんだか調子が狂ってきたぞ。

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2回目のワクチン(3種混合)

2008年01月21日 20時18分02秒 | 健康と病気
2008年1月19日(土)・20日(日)

 ふくを保護してくれた動物愛護団体は、里子に出す前に1回目の3種混合ワクチンの接種と避妊・去勢手術を施している。
ワクチン接種は2回行わないと意味がないので、今日はその2回目のワクチンを受けに行ってきたわけである。以前からワクチン接種はすべきか否かという議論はあるが、1回目を接種されているので、今回は受けに行くことにした。

いつものM動物病院につくと、まずは体重測定。3キロくらいになったかな、と思っていたのだが、予想に反して、ふくろうはわずか2.6キロしかない。軽い。なんて小さなネコなんでしょう。長毛なので、実際よりも大きく見えるが、ここまで小さいとは思わなかった。別に小さいことが悪いことではないからどうでもいいのだが。
M先生曰く「まあ、まだ背骨もあばらも余裕で触れるから3キロくらいあってもいいかな」と言ってくれた。しかし、毎日200グラムのごはんをあげているにしては大きくなっていない。これ以上あげてもいいものだろうか・・・?単純に体重だけで考えると、体重2600グラムで200グラムは食べすぎな気がする。増量して毎日260グラムあげるとすると、体重の10%の食事を毎日摂る計算になる。多くない?
僕の体重は60キロ。毎日6キロも食事を摂っておりませんが・・・
まあ、とりあえず3キロを目指すことにしよう。

体重のあとは、耳ダニチェック。結果から言うと、まだ残っているとのこと。またもや、ふくの嫌いな耳ダニ薬を耳からシリンジで注入する。もう、この時点でかなりご機嫌が悪くなってしまった。このご機嫌斜めの子にさらにワクチン接種をする。自宅に帰ると、さっさと寝床に行って寝てしまった。ごはんも要らないそうだ。その後、しばらく出てこなくなってしまった。撫でに行くと迷惑そうにされる。ほっといて欲しいそうだ。こんなふくは初めてだ。

結局、土曜日はずっと元気がなく、続く日曜日もほとんどベッドで寝ているだけだった。ネズミのおもちゃでも遊んでくれない。鳥の手羽元を茹でたものも食べてくれない。いつもは骨までガジガジかじるほど好きなのに・・・
明日、月曜日は奥さんの仕事がオフなので、明日になってもまだ体調が優れないようなら病院に連れて行ってもらおう。

そして、次回からはワクチン接種をやめようと思う。

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