ふくと考えるネコと生活

ネコの生活・食事・健康・病気などについて。

『ネコに手作りごはん』を読んで

2008年01月06日 23時51分08秒 | 食事と栄養
2008年1月07日(月)

今日は感想文を書いてみる。
本は『ネコに手作りごはん』(著者:須崎恭彦/ブロンズ新社)。


 この本は以前から気になっていたもので、いつか読もうと思ってはいたが、先代ネコの腎不全の看病があったので正直それどころではなかった。その先代ネコにも手作り食を2回くらい試したみたことがあったけれど、いずれもあえなく撃沈。ほとんど食べてくれなかった。

その前に、先代ネコのシマと現在のふくろうが食べているごはんは、『日本ペットフード株式会社のミオコンボ・デリパック8歳以上 マグロ白身とササミ』であることを紹介したい。

このフードは、腎不全のシマの弱った腎臓に少しでも優しいものを選びたかったのでたどり着いたものだ。このフード自体は処方食でもなんでもない。処方食はもちろん色々と試した。ヒルズコルゲートのものは全くダメだった。A/D、K/D、G/D、K/Dには粗引きチキンもあったがこれも食べなかった。おそらく匂いがきついのと食感がベニャっとしているのがダメだったように感じた。ドライ、ウエット、パウチなども試した。ウォルサムもスペシフィックもユーカヌバもアイムスも・・・

 結局、食べてくれたのは処方食ではウォルサムのドライで『腎臓サポート』というものだけ。他に食べるのは、このミオコンボだけであった。もっと正確にいうと、ミオコンボの8歳以上マグロ白身とササミだけ。
ミオコンボが他の食餌に比べてずば抜けて優れているということではない。単にシマと相性が良かったのだと思う。

8歳以上用の食餌とはいえ、たいした工夫はない。パッケージ表面には、「ほぐしてあるから消化が良くて食べやすい。低脂肪。」と書かれているくらいである。ほぐすのなんて誰だってできる。ほぐしてあるから消化が良いってのもなんだかさっぱり分からない。どうせ、胃袋に落ちるときには、咀嚼されたものが落ちていくのだ。低脂肪というのもどうってことない程度。

ところがシマはこれしか食べなかった。なんでこれを好んだのだろう?
原料は、マグロ白身、若鶏ササミ、食物繊維、グルコサミン、ビタミンA、ビタミンEとしか書いていない。それ以外のものは入っていないのではなく、単に詳細を書きはばかっているか、書いていないだけだろう。

ひとつ言えることがある。
人間が食べても美味しかった。僕が試した中で一番美味しかった。他の缶詰もレトルトパックもシマに与える前に、必ず僕が食べてからあげた。人間の味覚とネコの味覚は同一ではないことは分かっている。ネコは甘味を感じるみらいが少ないか全くないらしいし、要求される栄養素も異なる。でも、美味しかった。

ミオコンボは内容物がシンプルだ。パックから押し出してみると、マグロとササミしか入っていないみたいに見える。これにビタミンや必要な脂肪酸などを添加したのだろう。

これなら作れるかもしれないと思った。いや、簡単に作れると思った。人間が食べるためのササミとマグロを買って自宅で炊けばいいのだ。ペットフードのクオリティーは低い。マグロもササミも人間向けには出荷できないものばかりだろう。だから、それを人間用の食材で作れば、きっと喜んで食べてくれるに違いない。

ところが全く食べなかった。作ったものは、刺身マグロとササミを鍋で煮て、ほぐしたもの。
でも、匂いをかいで、ちょっと舐めただけで拒否された・・・
材料は申し分ないのに。調理方法がいけなかったのか?もっと色々と添加したほうが良かったのか?

腎不全のネコだったので、とにかく栄養を取らせなければならなかった。我慢比べをしたり、実験をしている暇はなかった。生死にかかわる。
従って、結局、またミオコンボに戻したのだ。ミオコンボは食べてくれた。

それから、他の方々の手作り食のブログやサイトも参考にさせてもらった。まじめな人は、自分のネコの養分要求量を計算し、カロリー計算はもちろんのこと、タンパク質コントロール、ビタミン、タウリンなどのサプリメントの添加、にんじんやブロッコリー、キャベツ、穀物などもフードプロセッサーで混ぜ合わせて上手に作っていた。そうか、ネコの手作りご飯といっても、なかなか学がいることなのかもしれない。

そういうものがあるならば是非勉強したいと思ったわけなのである。
あ、本の感想文を書こうと思ったのに、勉強のきっかけだけで終わってしまった。
(つづく)

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Tea Break 2

2008年01月06日 18時13分58秒 | 日々の生活
2008年1月06日(日)

『Tea Break第2弾』

今日の夕飯の材料は新鮮な手羽元


鶏肉は食あたりにご注意
今回は白炊き。味付け全くなし。※脂肪が多すぎるので皮は取り除く
水分摂取の為にゆで汁も少し入れてあげて。


やっぱり可愛いネコも小型肉食獣


約1時間後
よく見ると軟骨の部分までかじり取ってます・・・
3キロもない小さな女の子のネコなのに結構顎の力ってあるんですね。
(※鶏肉の骨は鋭く割けてのどに刺さる危険性もあるので早めに回収しましょう)


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Tea Break 1

2008年01月06日 17時55分55秒 | 日々の生活
2008年1月06日(日)

 あんまり堅苦しいのもつまらないので、今日はTea Break。
それにしても、『猫と鞠』って似合いますね。

奥さんが100円ショップで買ってきたボールを見つめるフクロウ


奥さんが100円ショップで買ってきたボールにかじりつくフクロウ


奥さんが100円ショップで買ってきたボールにもう飽きるフクロウ・・・

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ネコも人間もみんなアトムからできていた

2008年01月05日 01時12分31秒 | 食事と栄養
2008年1月04日(金)

 ネコも人間もみんなみんなアトム(原子)からできていることを思い出した。中学生のときだっただろうか、万物の根源は水であるとか、火であるとか唱えた人たちがいたとかいないとかを習ったのは。そして紀元前の古代ギリシャでは、もうそんな頃から『万物の根源はアトム』である、なんて提唱していた人たちがいたというのだから凄いっ!凄すぎる。
 
Wikipediaを引いてみると、『原子論はすべての物質は非常に小さな粒子(原子)で構成される」という理論の総称。』ときたもんだ。
こういうものをレウキッポス師匠やアナクサゴラス師匠に学んだデモクリトスさんが研究し広めていったのだそうだ。
デモクリトスさん、お名前だけは存じ上げておりました。(昔、学校の期末試験の問題に出たような記憶がうっすらと)

この現代になって、どうやら万物の根源は火や水ではなく、原子であるということが分かっている。デモクリトスさんたちの言う通りだった。
ネコも人間も、今僕が座っている椅子も机もこの文章を書いているパソコンも参考書も海も空もありとあらゆる緑も大地もみんなみんなアトムの産物だ、アトムの子たちだ。(そういえば山下達郎さんの歌に『アトムの子』というのがあったなぁ)

『アトムの子』
(作詞:山下達郎 作曲:山下達郎)

♪どんなに 大人になっても
僕等は アトムの子供さ
どんなに 大きくなっても
心は 夢見る子供さ

(おおっ、やっぱり山下さんはアトムが万物の根源であることを歌詞にしていたのか!)

♪いつでも 百万馬力で
みるみる 力がみなぎる
だからね さみしくないんだ
僕等は アトムの子供さ

(あれっ?単に手塚治虫さんのマンガに憧れた世代の歌詞なのかな?)

まあ、山下さんがどのような思いでこの歌詞を書いたのかは知ったことではないが、とにかく僕自身でも『我々この世に存在するものすべてはアトムの子なのだ』というところに行き着いたのだから、それでよしとしよう。

こうなると仏教の考え方なのか、どこか他の宗教の考え方なのかという知識は持ち合わせていないけれど、『輪廻転生』というのもあながち非科学的な宗教色コテコテのものではなさそうに思える。
三輪明宏さんの前世は島原の乱で有名な天草四郎らしいのだが(どっかのスピリチュアル系のTV番組で見た)、それもありうるかもしれない。
ただし、残念ながらアトムが前世を引きずりながら輪廻転生していくとは思えない。アトムには記憶は残らないと思うのだ。

この世のすべてがアトムの集まりなのだから、動物の前世が動物とは限らない。物かもしれない。植物かもしれない。土だったかもしれない。そして、おそらくはひとつのものに絞ることなどできないはずである。自分自身のアトムの組成を調べれば、そこには「あなたの体の一部になる前は牛の筋肉の一部だったんすよ」とか「あなたがペロッと舐めたボールペンの芯の部分だったのよ」とか「3日前に食べられたサンマですよぉ、お忘れですか?」とか、あらゆるところにあったアトムたちが混ざり合って構成されていると考えるほうがより自然な発想ではないだろうか?

今読んでいる『動物看護のための小動物栄養学』の最初に出てくる栄養学概論の導入部を引用してみる。

-栄養(Nutrition)とは新陳代謝を意味する。「陳」は「古」と同意義で、新陳代謝とは古いものを新しいものと入れ換える営みである。「新しいもの」とは栄養素または養分(Nutrient)、「古いもの」とは体内で生じた種々の老廃物のことであり、動物は生きるために常に老廃物を排泄する一方で、新たに栄養素を摂取しなければならない。その営みが栄養である。-
(『改訂版 動物看護のための小動物栄養学』著者:阿部又信 ファームプレス)

ということが書かれている。「陳」が「古」という意味だなんて全く知らなかった。すでに概論の導入部ですっかり感銘を受けてしまい、話が『アトムの子』にまで行ってしまった。ついでに『般若新経』まで思い出してしまった。『色即是空・空即是色』の『空』とはこのダイナミックかつ繊細な宇宙全体の営みのことなのではないだろうかとさえ思ってしまった。

 こうなってくると、本来はなにが誰のものということなどもないのかもしれない。すべての根源はアトムであり同時に宇宙なのだ。今の一瞬、僕は人間だけれど、次の瞬間には別のものになっている。

 アトムから比べるとちょっとサイズが大きすぎるけれど、僕たちは細胞からできている。細胞ももちろんこの宇宙の流れに逆らうことなく新陳代謝が行われている。細胞は毎日生まれ、そして死んでいく。死んだ細胞には新しい細胞があてがわれる。その繰り返しだ。
今日の自分と来年の自分の細胞は、まったく違う。(同質だが古いものが新しいものにものに置き換わってしまっているのだ。)

こうしてアトムの流れは滞ることなく流れていくのだろう。人類が滅んでも地球が爆発しても関係なく宇宙全体のアトムの流れは滞ることがない。

これ以上書いていると頭のおかしな人だと思われるからもうやめておこう・・・

写真は哲学者フクの図

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ネコの栄養学を学びたい

2008年01月04日 21時06分28秒 | 食事と栄養
2008年1月04日(金)

 「ネコの栄養学を学びたい。」
以前からそう考えていたのだが、年末年始の休みが普段よりも長くもらえたので、良い機会と思い、まずは資料や参考書などを物色するところから始めてみる。

 東京の新宿三越のジュンク堂書店に行ってみた。ジュンク堂は面白い本屋で、普通の書店では見かけないような種類の書籍が多分野に渡って置いてある。雑誌類などはものにもよるが、2、3年前のバックナンバーまで在庫がある。しかも、座り読みができるように店内のあちらこちらにベンチが置いてある。さすがにノートやPCを持ち込んで勉強するわけには行かないけれど、非常にありがたい本屋である。
『獣医学』のコーナーもちゃんと設置されている。もちろん、本職の先生方や研究者の方々にはなんてことないものばかりだろうが、素人の事始にはちょうど良い。

 いくつか立ち読みしてみるが、さすがに専門書は高額なものばかりだ。1冊3000円を超えるものが多い。中には10000円を超えるものまで色々と置いてある。
以前は、インターネット販売されているものを購入していたが、なにせ立ち読みができない。注文して届いてみると、高いだけで知りたいことがほとんど記述されていなくて物足りなかったり、難しすぎたりと余計な本が溜まっていくばかりであまり役に立たなかった。

 日本獣医生命科学大学(旧称日本獣医畜産大学)の図書館に行ってみたかったが、所属機関の図書館からの紹介状(図書館利用依頼)がないと外部の人間には見せてくれないとのことで武蔵境まで行ったのに諦めたことがあった。
やっぱり、部外者のしかも素人に簡単に貴重な資料を見せてくれるところはないよなぁ。
と思っていたのだが、その後、どうやら東京大学の農学生命科学図書館が昨年あたりから一般人にも閲覧可能なようになったようなので、そのうち是非行ってみたいと思っている。同図書館のHPには「学外の方は免許書、保険証などの身分証明をご提示いただきます」と書いてあったし、それ以上のことは書いていなかったし。
でも、また断られたら嫌だなぁ・・・

まあ、断られる前から考えていても仕方がないので、とにかく行ってみることにしよう。

 脱線してしまったので話題を再びジュンク堂書店へ。
そういうわけで散々立ち読みして買ってきた本は、『改訂版動物看護のための小動物栄養学』(著者:阿部又信:ファームプレス)税込みで3150円。目次(章と項だけ)をここに書いてしまう。(そのくらいなら怒られないよね?)

【改訂版 動物看護のための小動物栄養学】

第一章 栄養学概論
1 栄養と栄養素
2 炭水化物の働き
3 脂肪の働き
4 タンパク質の働き
5 ビタミンの働き
6 ミネラルの働き

第二章 ペットフード
1 ペットフードの歴史、種類など
2 アメリカにおけるペットフードの品質・安全性保証
3 日本におけるペットフードの品質・安全性保証

第三章 犬および猫という動物
1 食性
2 嗜好と嗜好性
3 食餌摂取量と飲水量

第四章 犬と猫の養分要求量
1 NRC飼養標準とAAFCOの養分基準
2 エネルギー要求量の推定法
3 犬と猫の養分要求量

第五章 ライフステージと栄養
1 母犬・母猫
2 子犬・子猫
3 成犬・成猫
4 老犬・老猫

第六章 疾病と栄養
1 過栄養性肥満の治療
2 食物アレルギー(アレルギー性皮膚炎)
3 猫のストルバイト尿石症
4 そのほかの疾病と食事管理

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カロリー

2008年01月01日 15時15分49秒 | 食事と栄養
2008年1月01日(火)

 以前から試してみたいと思っていたネコの手作りご飯。まずは、いつものように理論から。『食品成分表五訂』(女子栄養大学)を買ってきた。
この『食品成分表』、ベッドの中で寝る前に眺めていると面白い。様々な食品たちの100グラムあたりにどのような栄養素が含まれているかを示している。食品が18の食品群に分類され、五訂版ではその数1878食品が取り上げられている。

 最近ではコンビニでお弁当を買っても、ファミレスのメニューを見てもカロリー表示(食品成分表ではエネルギ=カロリー)がされているのを目にするようになった。いつからなぜそのようになったのだろうか・・・
果たしてカロリー表示だけで、僕のような素人に何が分かるというのだろう。

 例えば、水稲めし(精白米)100グラムは168カロリーとなっている。成人男性なら一食あたり200グラム(336カロリー)以上は食べるだろう。白米だけでは食べないだろうから、これにアジの開き200グラム(440カロリー)を焼いて食べたとすると合計776カロリーの摂取となる。もちろん実際はこんな風に機械的にはいかない。さらに大根おろしをつけて、醤油をかけ、たくあんを三切れかじり、缶ビール350ml(140カロリー)を飲みながら白米を食べるほうが普通だ。もう何カロリーだかよく分からない。なんとなく900カロリーくらいだろうか。

 次にいわゆるインスタントラーメン。よく食べる『マルちゃんの赤いきつね』のパッケージを見てみると、『標準栄養成分表:一食(96グラム)当たり425カロリー』と書いてある。では、さっきの『白米200グラムとアジ200グラムと缶ビール+α』(900カロリー)と『赤いきつね』2杯(850カロリー)は、カロリー合計としてはほぼ同等の数値であるが、栄養組成としては随分と異なっているはずである。

 ただ単純にこの食品たちを摂取した場合、我々人間の体がそれらを消化吸収し、どのくらいのエネルギーを産み出せるかということでは同じというだけのはず。(ですよね・・・?)
でも、僕たち生物は体を動かすことだけが目的で食事をするのではない。体を作ったり、それを維持したり、壊れたものを再生したりする目的だってある。きっと、そのほかにもあるだろう。

 つまり、感覚的には万人が当たり前のことだと思ってはいるだろうけど「同じカロリーだったら何を食べてもいいじゃん」とはならないのだと言いたい。
ダイエットにやっきになっている方々は、やれ○○ダイエットとか色々なものに飛びつく前に、少し栄養学を学んだほうが良いのかも知れない。理屈が分かれば制限もしやすい。同じ500カロリーでも、太りやすい食事もあるだろう。カロリーだけは十分のものだけを食べていても、ビタミンやミネラル、たんぱく質、必須アミノ酸などが不足していてはそのうちバランスを崩して病気になるだけである。

 この間、若い女性と話をしていて驚いたのが『炭水化物制限ダイエット』とか『低炭水化物ダイエット』とかいうもの。
これは痩せるためには非常に理にかなったダイエット方法だと思う。きっと、頭の良い人が考え出したのだろう。でも、まともなお医者さんからはとても勧められないダイエット方法なはずだ。ある話では、米国の循環器系の博士が考案したとされているが・・・
当然、専門家からの批判も多いダイエット方法だろう。素人が聞きかじりだけで行っては体全体をエネルギー不足にしてしまう恐れもある。糖尿病患者さんのための処方食を改良してダイエット方法を考案されたそうだが、そのような食事は基本的には専門家の管理の下に行われるのが普通で、専門的な知識がなければ、自分で勝手にアレンジを加えてしまったり、体調が崩れてきているのに中止する判断基準やタイミングが分からなかったりする可能性だってあるだろう。

(つづく)

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キャットタワー

2008年01月01日 00時58分01秒 | 日々の生活
2007年12月16日(土)

 先代ネコの時には、DIY店で木材を買ってきて、オリジナルキャットタワーを製作した。今回もふくのためにオリジナルタワーをと思い、池袋の東急ハンズへ行き、材木や支柱に使えそうな紙パイプや塩化ビニル管などを見に行った。
その際に、写真の市販のタワーを参考としてあれこれ材料を探していた。2時間、3時間と時間が経っていく。

 大道具さんとして劇場の裏方をやっている奥さんも張り切って探してくれた。そのうち、本物を見てみようとハンズの最上階にある『ネコぶくろ』に隣接しているペットショップに行ってみることにした。
アイリスやキャティーマンなどの大手企業の商品を見てみる。どれも気にいらないものばかりだ。作りが安っぽい。大量生産品丸出しだ。結構ガタガタして安定感もない。組み立て図なども見てみるが、どの商品にも特殊加工されたパイプやジョイントが使われている。同じようなものを作るには結構お金と手間がかかりそうなことは明らかだった。

 携帯電話に取り込んだ見本タワーの画像を眺めていてふと思った。
「ひょっとして、これを注文しちゃえばいいんじゃない・・・?」奥さんに言ってみた。
「・・・」
「い、いいんじゃないかなぁ。」

早速その携帯電話から楽天市場で注文した。

届いてみるとなかなか良い。これで¥8800。安い割りに案外丈夫だ。大手企業が作っているものはピンクだのブラウンだのが多いが、これはオフホワイトが基調で、狭い我が家においてもよく馴染む。デザイン的にも余計な主張がなく、シンプルでうるさくない。

 あまり商品宣伝みたいなことをする気はないのだが、敬意を表するために紹介したい。『ペッツデポタウン』の『よいこニューバージョンげんき』という商品でお値段は送料別・税込みで¥8800。
他にもいろいろなバージョンを作っているが、これが一番シンプルで気に入ったものだ。他のものも結構良さそう。

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ふくろうの家

2008年01月01日 00時02分39秒 | 日々の生活
2007年12月02日(日)

 先代ネコの家は黄色いキノコ型のハウスだった。ふくには、どんな家を買ってあげようかな。
というわけで、最寄のペットのコジマで買ってきたのが、写真の茶色い家。自宅に帰って早速、ふくに試してもらおうとしたが、全く興味なしのご様子。
(写真は家を設置してから約10日後に入ったときのもの)

 ところで、このネコってばどこでも寝ることができるらしい。普通のネコってそうなのかな?これまでは盲目で腎不全のシマだったからなのか、必ず決まったところで眠りについていた。
ふくの場合は、ソファーの上、玄関マットの上、テレビの前の絨毯の上、本箱の最下段の中、ダンボールの中、人間ベッドの上(僕のベッドでも奥さんのベッドでもOK)、椅子の上等どこでもいい。

 どうやら神経質ではないらしいので、助かるといえば助かる。でも、人が寝る時になるとなぜかベッドに上がってくる。布団の中に誘うと中にも入ってくるが長居はしない。布団を被せられることが好きではないらしい。
そのうち布団の上に這い上がってきて、人の上、もしくは枕の横に陣取る。そして眠りにつくまでは、布団や枕にふみふみをしながら、ゴロゴロと大きな音を出している。それにしても、このネコのゴロゴロ音は本当に大きい。ネコは気分の良いときにだけこの音を出すものだとばかり思っていたが、この子の場合はそうでもないらしい。

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