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沖縄のことあれこれ。

沖縄は世界3位! 春休みの人気旅行先ランキング

2019-01-12 06:13:10 | ニュース

世界最大級のオンライン旅行会社ブッキング・ホールディングスの主要子会社で、旅行検索エンジン「KAYAK」は9日、検索データを基にした2019年春休み人気旅行先ランキングを発表した。

世界各地の旅行先の中で、沖縄が3位に入った。検索数は18年同期比229%で大幅に上昇した。

1位はローマ、2位は大阪で、沖縄は国内の旅行先では大阪に次ぐ人気となっている。

グアムやソウルなど、各国の観光地やビーチリゾートがランキング上位に入っており、避寒地として沖縄の人気が高いことがうかがえる。

KAYAK日本・韓国ジェネラルマネージャーの山下雅弘氏は「リゾート地の人気は定番スポットだけではなく、日本国内やアジア圏などさまざまなエリアに分散傾向にある」と分析した。

ランキングはKAYAK日本版で18年1月1日~12月5日の間に検索され、旅行期間が19年2月1日~3月31日のデータを前年同期間と比較した。

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過去最多27チーム参加 沖縄サッカーキャンプ2019

2019-01-11 05:30:11 | ニュース

会見で沖縄サッカーキャンプの成功へ向けて意気込みを語った(右から)JALJTAセールス代表取締役社長の渡部勝磨氏、沖縄SV代表取締役の髙原直泰氏、県文化観光スポーツ部部長の嘉手苅孝夫氏、県サッカー協会会長の具志堅朗氏=10日、県庁(喜瀨守昭撮影)

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サッカーのJ1勢を中心に、国内外のチームが1月から2月の間、沖縄県内各地でキャンプを行う。誘致事業を担当する九州サッカーリーグ1部の沖縄SVとJALJTAセールス、受け入れ側の県の関係者らが10日、那覇市の県庁で情報発信のため「沖縄サッカーキャンプ2019」の会見を開いた。今年は過去最多の27チームの参加が予定されており、県文化観光スポーツ部の嘉手苅孝夫部長は「プロ野球キャンプに次ぐ、春を彩るスポーツコンベンション」とアピールした。

J2のV・ファーレン長崎が12日にキャンプインするのを皮切りに、J1王者の川崎フロンターレ、元スペイン代表のイニエスタが所属するヴィッセル神戸、県内初キャンプのJ2町田ゼルビア、8年ぶりに沖縄キャンプをするファジアーノ岡山などが沖縄に集う。Jリーグ勢は昨年より2チーム増え、19チームが参加。そのほか女子サッカーなでしこリーグ1部のINAC神戸、海外からは韓国女子リーグ1部の慶州韓国水力原子力蹴球団など、過去最多の27チームがキャンプ地に沖縄を選んだ。

2012年度から始めた芝生管理者育成事業をはじめとする環境整備により、沖縄をキャンプ地に選ぶ球団が増加し、リピーターも多くなった。経済効果も10年度の2億1625万円から18年度は20億4478万円と増加している。

沖縄SVの髙原直泰代表は「プロの試合を間近に見ることができる。沖縄の子どもたちがプロや日本代表を目指すような、目標となる場所となってほしい」と観戦を呼び掛けた。JALJTAセールスの渡部勝磨代表は「チームが安心・安全に来ることができるよう、しっかりサポートしていきたい」と期待を込めて話した。

会見に出席した県サッカー協会の具志堅朗会長は「県民と共に、キャンプを盛り上げていきたい」と意気込んだ。

注目の県勢選手は川崎の知念慶(南風原中―知念高―愛知学院大出)、今季に浦和レッズのユースからトップチームに上がった与那原町出身の大城蛍、岡山の赤嶺真吾(小禄中―鹿児島実業高―駒澤大出)、京都サンガFCの宮城雅史(具志川中―具志川高―駒澤大出)の4選手となっている。


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沖縄の企業利益ランキング1位は―4年連続で…

2019-01-07 12:44:15 | ニュース

東京商工リサーチ沖縄支店は3日、2017年度の沖縄県内法人企業利益ランキング(17年4月~18年3月に決算期)を発表した。税引き後の当期利益(純利益)が2千万円以上の企業は前年度比10・3%増の995社となり、9年連続で過去最多を記録した。利益の総額は同16%増の1531億7334万円で4年連続で過去最多を更新した。旺盛な需要を受けて業績を伸ばしている建設業や不動産業などを中心に、好調な県経済を映し出す内容となった。

1位はサンエーの104億300万円で、4年連続の首位となった。08年の集計開始以降初めて100億円の大台を突破した。2位は3年連続で沖縄セルラー電話、3位には過去最高益を記録した琉球銀行が入った。対象企業の1社当たりの平均利益額は同5・1%増の1億5394万円となった。

業種別では、建設が326社で全体の32・8%を占めた。利益総額でも建設が215億8829万円で14・1%を占めトップだった。18年3月末の県内許可建設業者4754社のうち6・9%が入った。326社のうち、73・9%の241社が前年度から増益となった。社数の2位は建築設計や測量などを含むその他サービスの89社で、建設資材も73社がランクインするなど、建設需要の拡大が関連業種の利益に大きな好影響を与えていることがうかがえる。利益総額の2位は金融・保険・リースクレジット・証券・信用保証で、強い需要を背景に28社中16社が増益となった運輸が5位に入った。

前期が黒字で増益した企業は577社で、前期赤字からランク入りした企業70社と合わせた実質増益企業は647社、全体の65%を占めた。減益企業は315社だった。

集計開始時の08年の対象企業は457社で、10年間で倍以上に増えた。同支店は「県経済の好調さを受けて裾野が広がり、多くの企業に利益が行き渡っている」と分析した。

同ランキングは、東京商工リサーチ沖縄支店が独自調査に基づいて入手した数値をデータベース化し、直近の決算数値を基に分析した。


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組踊上演300年 先人の努力受け継ごう

2019-01-05 22:16:00 | ニュース

今年は1719年に組踊が初めて上演されて300年の節目である。

琉球・沖縄の伝統文化の粋である組踊が、時代に翻弄(ほんろう)されながらも現在に受け継がれた意義を確認し、継承のために情熱を傾けた先人たちの努力をたたえたい。

組踊は、沖縄の故事を題材にして、沖縄独自の言葉、音楽、舞踊、衣装によって演じられる。日本本土や中国の芸能の影響を受けながら沖縄の伝統文化を集約して磨き上げられた総合芸術である。

1879年の琉球併合(琉球処分)で、琉球王府に支えられてきた組踊は危機に陥った。組踊を担ってきた人たちは芝居小屋などで演じるようになる。そこから琉球舞踊の雑踊や沖縄芝居が生まれていった。地方にも伝わり、祭りで演じられるなど地域の伝統文化にもなっていった。組踊は多彩で豊かな沖縄芸能の母体となってきたのである。

こうして生まれた沖縄芸能に、いくつもの試練が襲いかかった。軍国化する中で規制が強化され、脚本は検閲され、うちなーぐちも禁止になる。最大の試練は、住民の4人に1人が命を失い、街も山野も焦土と化した沖縄戦だった。

沖縄戦から人々が立ち直ろうとする時に、人々を慰め、癒やし、元気づけたのも芸能だった。その象徴が、1945年のクリスマスに行われたとされる「クリスマス祝賀演芸大会」だ。

昨年12月27日、73年前と同じ会場で舞台を再現する「焦土に咲いた花 クリスマス演芸大会」が、うるま市石川の城前小学校で行われた。73年前と同じ組踊「花売の縁」などの演目が、各流派を代表する演奏家、舞踊家らによって演じられた。

流派を超えた出演者と観客が一体となって73年前の舞台が再現され、続けて沖縄芸能の核とも言える組踊が歴史の大きな節目を迎えたことは意義深い。

昨年5月、行政と民間が手を携えて「組踊上演300周年記念事業実行委員会」を発足させた。11月には首里城祭と連携した記念公演と式典の開催を検討している。国立劇場おきなわ運営財団は300年前の舞台の再現に取り組む予定だ。ほかにも公演や展示会が計画されている。

これらの記念事業を一過性のものにしてはならないことは言うまでもない。同実行委は記念事業の目的を次のようにうたっている。

「沖縄で暮らす人々が組踊に誇りを感じ、親しむことができる各種記念事業に取り組むとともに、組踊をはじめとする沖縄文化が、将来にわたって継承・発展できる環境づくりに資することを目的とする」

この目的に沿った取り組みを301年目以降も持続することが大切だ。伝統芸能の土台であるしまくとぅばの普及・継承も不可欠だ。今回の節目を、沖縄芸能のさらなる発展を目指し決意を新たにする機会にしたい。

 

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フラメンコ通し沖縄表現 異文化融合、本場で舞台 那覇市出身・スペイン在住の大城さつきさん

2019-01-04 06:49:26 | ニュース

観客を前に、踊りを披露する大城さつきさん(右)と友人の竹内美由紀さん=スペインのグラナダ(大城さん提供)

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沖縄音楽とフラメンコ。一見すると全く異なる二つの文化を融合させた女性がいる。フラメンコに魅せられ、10年以上前からスペイン南部のグラナダで修行を続ける大城さつきさん=那覇市出身=はこのほど、日本とスペインの外交樹立150周年を祝うグラナダの記念イベントで、沖縄の音楽や踊りとフラメンコを組み合わせた舞台を披露した。

骨肉腫を患い、2011年に大腿(だいたい)四頭筋の半分を切除する大手術を乗り越えた大城さん。本場で挑んだ新しい試みは大盛況となり、「スペインの人に親しみやすいフラメンコと融合させることで、まだ知られていない沖縄や日本を伝えることができた」と手応えをつかんだ。グラナダでは、現地に住む日本人らでつくる非営利団体「カサ・ハポン」(谷川満男代表)が昨年11月の1カ月間さまざまなイベントを開催した。大城さんの舞台もその一環だ。

「フラメンコ特有の哀愁ただようギターの音色を、三線でやっても合うだろう」。以前から沖縄音楽とフラメンコに共通するものを感じていた。グラナダに住むフラメンコ仲間の竹内美由紀さん=島根県津和野町出身=と舞台の内容を考え、大城さんは沖縄音楽、竹内さんは地元の郷土芸能・石見神楽の要素を取り入れた。会場となったのはフラメンコの愛好家が集う「プラテリア」と呼ばれる伝統的な小劇場。「リズムが違うので思った以上に難しかった」。と言うが、練習を重ね、安里屋ユンタに乗せマントンと呼ばれるショールを使った踊りを披露すると手拍子する観客もいた。

イベントのオープニングでは沖縄の琉球舞踊団が出演した。三線の音色が聞こえた瞬間、ボランティアスタッフとして参加した大城さんは自然と涙があふれた。

「フラメンコに少しでも近づきたい」との一心で移り住んで約12年。手術のため沖縄に戻った時期はあったものの、スペイン生活にすっかり溶け込んでいた。しかし、三線の音にあふれた涙で感じたのは「私の根っこはやっぱり沖縄ということ」。「私の心はいつも沖縄にある」と再認識した。

大城さんによると、グラナダで日本について知っているのはアニメファンなど一部の人に限られる。「フラメンコを通して日本人である私しかできない表現をすることで、地元のスペイン人にも日本や沖縄が身近になってもらえるとうれしい」。19年以降も、沖縄音楽とフラメンコの融合を継続しようと考えている。(半嶺わかな)


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