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焙煎で日本一 仲村良行さん(38) 「豆ポレポレ」(沖縄市高原) コーヒーの風味追究 来年末、世界大会に出場

2017-09-19 08:58:44 | ニュース

自家焙煎(ばいせん)のコーヒー専門店「豆ポレポレ」(沖縄市高原)を営む仲村良行さん(38)が、東京で開かれた焙煎技術を競う全国大会で、県勢として初の日本一に輝いた。自身2回目の出場にしての快挙。来年末に日本代表として出場する世界大会に向け「気を引き締め、さらにコーヒーと向き合っていきたい」と意気込みを新たにしている。

大会名はJCRC(ジャパンコーヒーロースティングチャンピオンシップ)で、ことしが6回目の開催となる。6月の予選に50人が出場し、仲村さんは1位で通過。6人で争った8月の決勝も制し、完全優勝を飾った。今月21日に東京で表彰式が開かれる。

決勝では全員に同じ種類の豆が配られ、その豆を使って自身が入れるコーヒーの風味や酸味などを事前に申告し、初めて扱う機器で焙煎に挑む。豆が持つ風味の特性を理解する能力や、火力などに気を配り申告内容により近い1杯を仕上げる焙煎技術が問われる。仲村さんは果実やナッツなどの風味を見事に表現した。

豆の種類のほか、同じ豆でも焙煎の仕方で味わいが変わるコーヒー。仲村さんは「それぞれの個性、違いがあるからこそ面白い」と楽しそうに話す。

大学卒業後、アジアで飲んだコーヒーの味わいや歴史に魅了されたことがきっかけで、働きながら大量の本を買うなどして焙煎技術を約10年間研究した。自らの店を構えて7年目。多くの人にコーヒーに親しんでほしいとの気持ちは強く、年内に市中央の中央パークアベニューに2号店を開き、焙煎やドリップなどのセミナーも開く予定だ。

 一昨年の大会では予選落ちした仲村さんは、今大会を振り返り「前回の悔しさもあり、相当に準備をして臨んだ。優勝した時は驚きとうれしさが一緒にきた」と笑顔を見せた。「決勝を争った人たちの思いも引き継ぎ、世界大会に向け技術の質を上げていきたい」と述べ、コーヒーへのさらなる追究心を燃やしている。(長嶺真輝)

豆ポレポレフェイスブック

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演舞、熱く強く 沖縄全島エイサーが閉幕

2017-09-18 13:29:38 | ニュース

園田青年会 Sonda Seinenkai 2017 (沖縄全島エイサーまつり )沖縄市コザ運動公園陸上競技場

 

第62回沖縄全島エイサーまつり(主催・同実行委員会=沖縄市、琉球新報社、沖縄テレビ放送、市観光物産振興協会、市青年団協議会)が17日、最終日を迎え、沖縄市のコザ運動公園陸上競技場で行われた本祭に市内外の14団体が出演した。各団体は力強く、躍動感あふれる演舞で観客を魅了した。

まつり期間中の3日間、延べ23万5千人(主催者発表)が訪れた。エイサーの文化継承をうたう沖縄市の「エイサーのまち宣言」から10年。県民に勇気と活力を与えてきたエイサーのさらなる発展を願って、各団体が迫力の舞を繰り広げた。

大トリは2年ぶりに沖縄市園田青年会が務めた。曲間の切れ目がない特徴的な演舞を展開し、力強いバチさばきで締めを飾った。

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全島エイサー 3日間、地域芸能多彩に

2017-09-15 12:06:42 | ニュース

「第61回沖縄全島エイサーまつり」でダイナミックな演舞を披露した読谷村渡慶次青年会=2016年8月、沖縄市コザ運動公園

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「第62回沖縄全島エイサーまつり」(主催・同実行委員会=沖縄市、琉球新報社、沖縄テレビ放送、市観光物産振興協会、市青年団協議会)が15日、沖縄市胡屋十字路周辺の国道330号やコザゲート通りで行われる「道じゅねー」で開幕する。

台風18号の影響が残っており、天候によって実行委で中断、中止を判断する可能性もある。

初日の15日は午後6時半~9時の間、国道330号からゲート通りで、市内外の団体が演舞を披露する。ゲート通りには2カ所の演舞場も設けられる。午後5~10時は会場周辺の交通が規制される。

◆あすは午後4時開始予定へ変更

16日にコザ運動公園陸上競技場で開催される第39回沖縄市青年まつりは、予定より1時間遅い午後4時開始となる。台風で会場準備に影響が出ているため。終演は午後9時で変更はない。17日午後3~9時には同競技場でエイサーまつり本祭が開かれる。16、17の両日の終演前にはレーザーショーと打ち上げ花火を予定している。

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粟国でハブ初確認、移入か 県が調査へ

2017-09-05 07:47:26 | ニュース

これまでハブの生息が確認されていない粟国村で2日、1匹のハブが捕獲された。県によると、粟国村でハブが発見されるのは初めて。4日朝に死んだハブは同日夜、うるま市兼箇段の県衛生環境研究所に運ばれた。県は今週中に、発見場所を中心に捕獲器を設置し、ハブの生息確認調査を実施する。県衛生薬務課は「ハブと思われるヘビを見つけたら、近づかずすぐに役場に連絡してほしい」と注意を呼び掛けている。

発見されたハブは体長約1メートルの雌。生まれてから約2、3年とみられる。県衛生薬務課は「もともと島にいないので、何らかの方法で島の外から持ち込まれたものだろう」と推測している。

県衛生環境研究所の寺田考紀主任研究員は「気付かれずに何匹も持ち込まれていたのなら大変だ。生態系だけでなく住民への影響も心配だ。しっかり調査し確認する必要がある」と述べた。

村によると、発見場所は島北東に位置する産業廃棄物処理施設。2日午後2時ごろ、生きたハブを発見した現場の作業員がパワーショベルを使い捕獲。衣装ケースに入れ役場に届けた。

村の診療所にはハブ抗毒素(血清)がないため、県は今後、ハブ抗毒素を配備する。粟国村の新里親房民生課長は「初めてのケースなので県と協議し、防災無線などでしっかり対策を周知したい」と述べた。

県によると、県内の危険なハブは、ハブ、ヒメハブ、サキシマハブ、タイワンハブの4種類。ハブは、沖縄本島や奄美大島、久米島、渡名喜島、渡嘉敷島など、沖縄本島や周辺離島に生息している。

県内では2013年、ハブが生息していない宮古島市でサキシマハブが捕獲されたが、その後の調査で定着は確認されていない。

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てびち、エイサー、ハワイで沖縄満喫 フェスティバル開幕

2017-09-04 13:28:22 | ニュース

沖縄フェスティバルでパーランクーの演舞をする県系人ら=2日、米ハワイ州ホノルルのカピオラニ公園

沖縄そば、サーターアンダギー、てびちスープなど沖縄の料理や音楽、踊りが楽しめる「第35回沖縄フェスティバル」(主催・ハワイ沖縄連合会)が2日、米ハワイ州ホノルルのカピオラニ公園で開かれた。3日まで。

ハワイでの沖縄関係イベントの中で最も規模が大きく、毎年約4万人が訪れるという。同日午前から大勢の地元住民らは家族連れでカピオラニ公園を訪れ、エイサーや沖縄の料理を楽しんだ。

パーランクーでエイサーを披露した宜野湾3世のエレン・ヒガさん(73)は「20年ぐらいパーランクーをやっている。家族全員ボランティアとしてイベントに参加しているので、とても楽しい」と笑顔で語った。

北谷4世のシートン・上間・エリザベスさん(31)は「沖縄のルーツを誇りに思う。イベントに来ることは、大きな家族が再会するように感じる」と述べた。/【ハワイ=呉俐君】

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