琉球アスティーダへの入団会見でガッツポーズする江宏傑(撮影・中島郁夫)
卓球日本リーグ男子2部の琉球アスティーダのオフィシャルスポンサーで格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーションは22日、都内で会見を開き、女子でリオ五輪団体銅メダルの福原愛(28=ANA)の夫で、同五輪台湾代表の江宏傑(こう・こうけつ、28)の入団を発表した。2年契約、来月7日の島根・松江大会で日本リーグデビューを果たす。
卓球の日本リーグ2部チームの会見としては、異例の光景だった。俳優のようなビジュアルを持ち、もともと台湾で人気のあった江は、福原との結婚で、国内の知名度もアップ。この日の会見にはテレビカメラ8台を含め、約50人のメディアが集結した。冒頭で「皆様、こんにちは。江宏傑です。よろしくお願いします」と日本語で話し、会見をスタートさせた。
琉球からのオファーを受けて入団を即断。福原からは「日本でしっかりプレーして良い成績を出せるように」と励ましてもらったという。結婚して8カ月。毎朝、朝食を用意してもらうなど「全身全霊のサポートをお願いしている」と妻のサポートを大きな支えにしている。最近は夫婦でツイッターを開始。「まだ使い方が分からない。フォローしたのは愛ちゃんだけです」と照れ笑いを浮かべた。 琉球のオフィシャルスポンサー、ピーチ・アビエーションの井上慎一CEOは「経営理念でもあるアジアの懸け橋の象徴。故郷の台湾に近い沖縄を盛り上げてほしい」と期待を込めた。今季はまず、チームを日本リーグの2部から1部に昇格させることが、大事な仕事になる。