小太郎 山へゆく。

山登りとお酒を中心とした日記です。たわごとと思って聞き流してください。

泉山 2007,4,28

2007年05月10日 | 中四国の山のぼり

2007,4,14

泉山(岡山県)

1209m

笠菅峠ー稜線ー反射板ー山頂ー笠菅峠

今週の木曜日から、恒例のアルプス登山へ向かいます。

今年は、当初は中房から燕岳そして大天井をへて常念という

表銀座縦走を計画していたんですが、4月に入って雪の日が多く、

蛙岩、大天井の直登は我々の技量では不安が拭えない。

しかし、アルプスには行きたい。

で、一応心は決まったので、そのプレ山行として

岡山の名湯の一つ、奥津温泉から仰ぎ見る山

「泉山」へ。

新たに購入した、スカルパサミットのデビューをはかり、

また2号は、アルプスの予行演習で、カモノハシ2lを持ちいざ出発!

 笠菅峠 9:47 850m

前回は、積雪期に来て撤退したルートです。

樹林帯が続き、岡山県北特有の滑りやすい土が登山道を覆っています。

新しい靴でも、やはり滑ります。

 稜線 10:14

約30分歩くと、展望の利く稜線へ出ます。

なかなか気持ちのいい稜線歩きが始まります。

小ピークをいくつか越えて行くと、樹木も無くなってき

熊笹に覆われた稜線が現れてきました。

すると、カーン!カーン!と山では聞くことのできない音が聞こえます。

その音の出所は、この反射板にロープが風に煽られて、

ぶつかっている音だったんです。

 反射板 10:33

この反射板、本当に必要な建造物なんでしょうか

私にはよくわかりませんが、山の稜線にいらないような。

で、反射板を越えれば頂上はすぐそこ。

しかし、頂上手前にはロープをはっている、非常に滑りやすい斜面があります。

ロープを張っている斜面を登ると、頂上を確認することができます。

 泉山山頂 11:08~12:11 1209m

で、頂上到着です。

いつの間にか、頂上標記の前には芝生が広がり、

女性2名グループと男性3名グループがすでに昼食中。

我々もひとしきり写真を撮った後、昼食タイム。

先日購入した、新しいストーブとインスタントラーメンが作れる

コッヘルがデビュー。

これで少しは食事の幅が広がりそうです。

そのころ、若いカップルが登頂し、我々の後ろで大きい鍋が登場し、

なにやら煮物をしている様子。

こちらもそろそろラーメンができあがろうとしたその時、

後ろがどうも騒がしい。

振り向くとそこには、信じられない光景が・・・・・・

 

泉山  炎上!

 

 

どうも、カップルの煮物のストーブから芝生に燃え移り、

すでに、約2m範囲が炎上!

 

どんどん燃え広がっていきます。

 

おじさんは、靴で踏んで消そうとしてるんですが、

逆にスパッツが燃える!

 

ゴアは水は通さないが、燃えやすいことが判明。

おっと関心している場合ではない。

 

 

すぐに、カモノハシの水で消火活動。

 

おやじの火は何とか消化完了。

 

しかし、芝の火は、

我々の日帰り登山の常識を超える

3,5lの水でも火は消火しきれない。

この時、先日の阿蘇の山火事が脳裏をよぎった。

 

このままだと、登山口でマスコミに囲まれて

ことわりをする姿が。

 

おいおい!

 

あとは、靴で踏んで消すしかない。

えっ  靴・・・・・・・

 

今日デビューさせたばかりの

サミット・ライト

 

えーい、仕方が無い!

どんどん、踏んで消してゆきます。

最後には、女性2人組にも手伝ってもらってなんとか

 

鎮火!

一瞬、あきらめかけましたが、何とか

消火完了。

 

 

もう終わった後は、放心状態。

あっと思って靴を見ると、

サミット・ライトもなんとか無傷で済み、

食事を済ませてそそくさと下山を開始します。

下山時に良く見ると、律儀に自己紹介が山肌に。

下山は、火事の事が尾を引き

とっとと下山。

かなり、精神的にショックを受けた山行でした。

なんとか、立て直してゴールデウィークの北アルプスを楽しみたいです。

でも、一歩間違うと本当に山火事

という貴重な体験をさせていただいた1日でした。

 登山口 13:03



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