衆議院 公認予定候補者 大谷 啓 OKブログ

「国家・国民のため、戦う政治家であり続けたい!」

私の政治信条

2012年08月05日 | Weblog
最近地域を回っていて、よく話題に上るのは、生活保護や年金の問題です。「仕事もしてないのに、何故あんなにお金をもらっているのか?」「苦労して保険料を払ってきた人の年金がこんなに安いのに、怠けて保険料を払っていなかった人が年金以上の生活保護費をもらうのはおかしいのではないか?」おっしゃる事は、至極ごもっともな話であり、国民年金の徴収率低下の問題や、基礎年金と生活保護費の格差の問題、生活保護不正受給の問題、生活保護の医療扶助の問題など、急ぎ解決策を講じなければならないと思います。しかし、最近、生活保護費の大幅な減額や期限設定など、弱者を切り捨ててもいいんだというような政策がもてはやされる風潮があり、本当にそれでいいのか、もう一度国民一人一人が考えなければならないのではないかと、私自身は考えています。

弱者を切り捨てるのは簡単です。そして、それくらい厳しくしないと、怠ける人は増えるばかりなのだという考えも理解します。しかし、ご批判を覚悟で申し上げると、私は自分の政治信条として、「何人たりとも、もう死ぬしかないというような政策はしてはならない。」と思っています。怠けて保険料を払ってこなかった人に対して、「あなたは保険料を払ってないのだから、もう明日から路頭に迷って下さい。」というような政策を作るのではなく、やはり政治家としては、何故このように怠ける人が出てしまったのかということに立ち返るべきではないのでしょうか?

小泉改革以来、ますます格差は広がっています。そうした中、日本人の「恥の文化」もどこかへ置き去りにされ、「金さえもらえればいいんだ。」という拝金主義が横行してしまいました。その結果、かつては世界で一番安全と言われていた日本の治安も悪くなり、様々な不平/不満が渦巻く社会になったのだと思います。そうしたことを考えると、単に弱者を切り捨てることで人気を得るのではなく、もう一度原点に立ち返って、美徳のある日本人の再生に取り組むことが最も大事なのでなはいか。小さな政府を指向するグループに最近注目が集まっていますが、私も小さな政府が理想とは考える一方、今の経済や社会の現状を踏まえると、一度しっかりと行政が大きく構え、そうした問題に立ち向かわなければならないのではないかと感じています。

小さな政府、大きな政府についての私の考えは、また改めて記したいと思います。

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