衆議院 公認予定候補者 大谷 啓 OKブログ

「国家・国民のため、戦う政治家であり続けたい!」

民主党さらに変質

2012年11月07日 | Weblog
解散が近いうちにと言われる中、選挙に向け民主党はさらに変質の度を強めています。
まずは、11月3日、主張全国紙や地方紙の朝刊に、数億円の費用をかけて全面広告を掲載。
09年マニフェストへの批判も含め、国民の皆さんの声を直接聞く場「政策進捗報告会」の参加者を募集するというもの。
これまでは、約束していたことを全くやらないという批判に対し、「いやいや、これだけのことはしっかりやってきました。」と自画自賛するばかりだったのに、この戦略を一変。
やれなかったことを素直に認め、それについてお詫びをし、理由を明らかにしながら、次のマニフェストに繋げようという訳です。
やるべきことをやらないどころか、約束もしていない消費税増税を強行したのですから、さすがに自画自賛を続けるのは難しいということでしょうが、離党した私からしてみると、何を今さらという感じがします。

そしてもう一つ。前原国家戦略大臣が、近く著書を出版するというのです(記事はこちら)。
その中で、前原大臣は、当時の小沢民主党代表を中心に作成された09年マニフェストに当初から不信感を募らせていたと告白。
高速道路無料化やガソリン暫定税率廃止について納得できていなかったと今さら言われても。。。
記事によれば、小沢先生に対して「見え隠れするのは政権を取れば後はどうにでもなるとの考えで、自民党の最も古い体質を引きずった政治家かもしれない」と強く批判しているとのことで、まさに本末転倒と言わざるを得ません。
小沢代表は、自民党に居続ければ総理になれていたというのは誰もが認めるところであり、それを捨てて、自分の理想とする政治を作るために、そして日本の議会制民主主義をしっかりと確立するために二大政党制を目指して、自民党を離党したのですから。
小沢代表は、「自民党の中で総理になったとしても、官僚主導政治を変えることはできないと分かった。だから二大政党制を目指して自民党を離党したのだ。」と語ってくれたこともありました。
まさに、その根底には、官僚主導の政治を変えるという強い信念があり、それを実現するための09年政権交代だったはずなのです。
結局、前原大臣の方こそ、「政治家として何をやりたいのか」という理念が欠けていて、政権を取りたいために、当時小沢代表率いる民主党の風に乗り、権力の中枢に入り込んだに過ぎないのではないでしょうか。
このような人が多いから、民主党はダメなのです。

こうした動きを見ていると、民主党は、これまで約束してたことを何も実現できていないことを素直に認めつつ、その責任をマニフェストを作った当時の小沢代表に押し付けるという戦略に舵を切ったのかもしれません。
結局、民主党が、政官業の癒着構造、既得権益に取り込まれた証しなのだと思います。
こんな民主党の攻勢に負けるわけにはいきません。
官僚主導から政治主導へ、そして真に国民の生活が第一の政治を実現するために、私たちは理念と政策をしっかりと固め、戦っていこうと思います。
 



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