フォーラム裏話

もう春が来るようで、何かと焦る今日この頃…

結構前の話ですが、2月11日に行われた狩猟フォーラム岡山会場に参加してきました。


久々の瀬戸大橋。電車を待っていると高知行きのアンパンマン列車に遭遇。
やり過ぎ感あふれてます。

実は前回の香川会場と同じく、今回もパネラーとしての参加でした。
恥ずかしいのであまり人には知らせずに、事後報告ですが。
若手猟師が5名ほど並び狩猟者になったいきさつなどを語るというものだったのですが、私もなんとかギリで若手に入れたようです。

香川会場では丸亀ハーフマラソンにぶち当たって渋滞に巻き込まれ、ギリギリ遅刻。
そのまま打ち合わせに入り、出してくださったお弁当も息が上がって食べられないくらいのていたらくでした。
岡山会場では同じ轍を踏むまいと早く来すぎたのでモーニングを食べてから余裕で到着。
出してくださったお弁当はおなかがいっぱいで食べれないというありさまでした。

香川会場ではゆっくり会場内を見回る余裕がなかったのですが、今回はたっぷりと時間があったのでいろいろと楽しんできました。


まずは書籍コーナー。
見覚えのある本から、初めてみる面白そうな本まで狩猟に関する本がズラリ。
山賊ダイアリーは速読でしっかり立ち読み。（笑）
ラストハンターとか女猟師とか、聞いたことのある本があったのでぺらぺらとめくってみたり。
養蜂やら釣りやら、猟をやっている人はみんなやっぱりおんなじようなことをしてますね。
「いのしし母ちゃんにドキドキ」という怪しい題名の本がありましたが、イノシシ親子の観察日記になっていてこれは読んでみたいと思いました。図書館に入れてもらおう。（←金欠）


こちらは射撃体験コーナー。


どんなんだろうと思ったけど、ただのシューティングゲームでした。
ただ、銃は実際の重さに近付けているそうでとても重かったです。
私は長くは持てませんでした。
アメリカ製らしく、中途半端にリアルにイノシシやシカが倒れて行きます。
実際のハンティングとどれくらい近い体験ができるのか散弾銃を持っていない私にはわかりませんでしたが、いつの間にやらシューティングコーナーは満員でした。


こちらは箱罠ですが、センサーで落ちる仕組みだとか。
いろいろ考えますね～。


くくりわなの解説もあります。


猟友会の方が一生懸命解説してくれます。
香川県猟友会に比べてなんて協力的なんでしょうか…。

今回は予想以上の参加者数でジビエ料理の試食もすぐになくなってしまいました。
食べたかったな～。

香川会場では白髪交じりのおじさんの姿が多かったのですが、さすが本州岡山は若い男女がたくさん参加していました。
会場ではとってもきゃしゃな女の子たちが、イノシシはどうやってとどめをさすんですか！？とか、一人で引っ張りだせますか？なんて質問をしてきてくれました。
心の中では「お嬢さんがた、そんな危ない真似はおよしなさい。」と老婆心でしたが、しっかりコツを伝授してきました。
きっと岡山では来年度の狩猟者講習会に若者が詰めかけることになると思います。

フォーラムのパネラーなんて初めての体験でドキドキしましたが、同じ年代の狩猟者に出会えてとても楽しかったです。
ハンター民宿や、ハンター養成講座の開催や、山の中で泊まり歩きながら猟をしたりとそれぞれが個性的でおもしろい人ばかりでした。
私ももうちょっと腕を上げて、夢に向かって頑張るぞ～！と元気をもらいました。


岡山では打ち上げで害獣駆除から狩猟に関する熱い話や昆虫食談義まで、マニアックな話題で盛り上がりました。
岡山に宿泊して翌日はそのまま仕事に直行。
四国へ向かう列車の中から見た朝の瀬戸内もキラキラとして美しかったです。

面白い機会を頂いて、今回出会えた皆さんに感謝！
狩猟者が増えれば獣害が減るという単純なものではないのですが、興味はあるけど踏み出せないでいる若い人たちのお役に立てたなら良かったなと思います。