♪あれから何日たったでしょうか~・・・
怒涛の日々を過ごしているうちに、イノシシの記憶も薄まってきています。
しかし、記録と鎮魂のため(?)イノシシレポートはかかさずに記さなくてはなりません。
前回山の神さまに懇願したところ、驚くべきことに翌日に贈り物をくださいました。
山の神さま、やさしすぎる!!
しかし、獲れない日々が続いていたためすっかり通常モードに戻っていた私。
猟場に来て車を降りるや否や山の上からガサガサガサッ!!という激しい音がして飛び上がりました。
「い、いきなりおるやんけ~!」
あまりの激しい音に一気にビビりモードに突入してしまいました。
たいがいの場合、イノシシは疲れて寝ているのですが、こんな風に車を降りた時から激しく動き出すやつはめずらしいです。(少ない経験上)
それがさらに恐怖と不安をあおりました。
「もしかしてワイヤー切れてたりして・・・」
とりあえず師匠に報告。
もちろん「ヤッツケロ!」の指令が下ります。
かなりのビビりモードに入っていたので、すごく遠回りをしながらイノシシに近づきました。
ほとんど垂直のような急斜面を滑り落ちながらもよじ登り、なんとかいつもの場所へ。
木々の間から目を凝らしますが、いまいちよく見えません。
いばらをかき分けつつゆっくりと慎重に近づきます。
奴と目が合うも、体は崖の下になっているので顔しかわかりません。
罠にかかったイノシシをやっつけるには状況判断が大事です。
体のどこにワイヤーがかかって、どういう状態なのかチェックしてからでないとうかつに近寄れないのです。
さらに回り込み、全体が見える場所へ移動しました。
どうやらワイヤーはいい場所にしっかりとかかっているらしいです。
相手は結構でかいオスで牙がのぞいていました。
くちゃくちゃと威嚇の音を出しながら、鼻先で泥をはねたり木の根をかみちぎったりしています。
「こ、こえ~!」
乗り気はしませんでしたが、とりあえずやっつけるしかありません。
少し近づくと向こうもやる気。
突進してくるイノシシとの戦いの火ぶたは切って落とされました!
数分がたち、戦いは小康状態へ。
イノシシは離れた場所から近付こうとしなくなってしまいました。
これではらちが明きません。
待ってましたとばかりにすかさず師匠にHELPコール。
師匠が到着してからはあっと言う間の出来事でした。
武器を手にした師匠に追いつくか追いつかないかの間に獲物を秒殺。
まさにイノシシキラー、イノシシにとっての死神。
師匠を敵に回してはいけません。
「こんなんで俺を呼んでもらったら困るなぁ」
はい、精進します。
でも、秒殺は無理です。
帰りには山の神様にお礼を捧げて帰りました。
獲物の耳を山の木にさしてお礼を言います。
詳しいやり方は分かりませんが、心がこもっていれば通じるでしょう。
こうして、今回も無事に山の神様の贈り物を頂くことができました。
オス、54キロでした。
山の神さま
師匠
イノシシさん
ありがとう!
怒涛の日々を過ごしているうちに、イノシシの記憶も薄まってきています。
しかし、記録と鎮魂のため(?)イノシシレポートはかかさずに記さなくてはなりません。
前回山の神さまに懇願したところ、驚くべきことに翌日に贈り物をくださいました。
山の神さま、やさしすぎる!!
しかし、獲れない日々が続いていたためすっかり通常モードに戻っていた私。
猟場に来て車を降りるや否や山の上からガサガサガサッ!!という激しい音がして飛び上がりました。
「い、いきなりおるやんけ~!」
あまりの激しい音に一気にビビりモードに突入してしまいました。
たいがいの場合、イノシシは疲れて寝ているのですが、こんな風に車を降りた時から激しく動き出すやつはめずらしいです。(少ない経験上)
それがさらに恐怖と不安をあおりました。
「もしかしてワイヤー切れてたりして・・・」
とりあえず師匠に報告。
もちろん「ヤッツケロ!」の指令が下ります。
かなりのビビりモードに入っていたので、すごく遠回りをしながらイノシシに近づきました。
ほとんど垂直のような急斜面を滑り落ちながらもよじ登り、なんとかいつもの場所へ。
木々の間から目を凝らしますが、いまいちよく見えません。
いばらをかき分けつつゆっくりと慎重に近づきます。
奴と目が合うも、体は崖の下になっているので顔しかわかりません。
罠にかかったイノシシをやっつけるには状況判断が大事です。
体のどこにワイヤーがかかって、どういう状態なのかチェックしてからでないとうかつに近寄れないのです。
さらに回り込み、全体が見える場所へ移動しました。
どうやらワイヤーはいい場所にしっかりとかかっているらしいです。
相手は結構でかいオスで牙がのぞいていました。
くちゃくちゃと威嚇の音を出しながら、鼻先で泥をはねたり木の根をかみちぎったりしています。
「こ、こえ~!」
乗り気はしませんでしたが、とりあえずやっつけるしかありません。
少し近づくと向こうもやる気。
突進してくるイノシシとの戦いの火ぶたは切って落とされました!
数分がたち、戦いは小康状態へ。
イノシシは離れた場所から近付こうとしなくなってしまいました。
これではらちが明きません。
待ってましたとばかりにすかさず師匠にHELPコール。
師匠が到着してからはあっと言う間の出来事でした。
武器を手にした師匠に追いつくか追いつかないかの間に獲物を秒殺。
まさにイノシシキラー、イノシシにとっての死神。
師匠を敵に回してはいけません。
「こんなんで俺を呼んでもらったら困るなぁ」
はい、精進します。
でも、秒殺は無理です。
帰りには山の神様にお礼を捧げて帰りました。
獲物の耳を山の木にさしてお礼を言います。
詳しいやり方は分かりませんが、心がこもっていれば通じるでしょう。
こうして、今回も無事に山の神様の贈り物を頂くことができました。
オス、54キロでした。
山の神さま
師匠
イノシシさん
ありがとう!
今年はイノシシ肉をほとんど出荷しているのでストックはそれほど多くないのですが、やっぱり大きな冷凍庫は必需品です。猟師で自家消費している人はほとんど持っていると思います。
川越さんも田舎暮らしを始めたら、冷凍庫買わなきゃですね。
しかし54キロの猪を秒殺ってどうやるんだろう?
しりたいです。
でもこんな大きな猪、冷蔵庫も大型のものが必要ですね。