みどりのスケッチブック

いなかのくらしと身近な自然のスケッチブック。

藤田記念庭園

2013年07月09日 | 青森の話
朝市の後、藤田記念公園へ行きました。

弘前には古い洋館がたくさんあるのですが、ここもそのうちのひとつです。

ちなみにこの日は無料開放日。
無料という言葉に弱いワタシ…。

行ってみると休日なのでたくさんの人出がありました。
ここは通勤経路なのでいつも目の前を通り過ぎてはいたのですが、中に入ったのは初めてです。
中に入ってみるとその広さに驚き!
洋館があるだけだと思っていたら、広い庭園が併設されていました。

敷地内には高低差があり、その落差を利用して滝まであります。



暑い日差しの中、清涼な雰囲気がみなぎります。



流れた水はそのまま花菖蒲の池へ流れ込む仕組みになっています。
なんとも豪華な作りです。
大正時代に作られた、実業家の藤田さんの別邸だったそうです。
こんな別邸あったら住みつくな。



建物はいくつかあるのですが、和館とよばれる日本建築の建物のそばでお抹茶を頂きました。



お茶もお菓子もおいしかったです♪

なんと、ここには考古館という倉庫を改造した資料館のようなものもありました。



中には弘前で出土した縄文土器から江戸時代までの展示がありました。



青森は確かに縄文の国ですね。
いたるところから縄文時代の痕跡が出土するようです。
しかもこの土偶のデザイン、なんだか魅了されます。


他にもいろいろな出土品があります。


この土器の丁寧な作り、素人にはこんな器は作れません。

縄文や弥生時代の人々の文化水準の高さを見ると、ますます当時の人たちに会ってみたくなります。

そんな脳内タイムスリップを楽しんでいると、見知らぬご婦人がたに声をかけられました。
どうやらお茶券が余っているので下さるとのこと。
さっきお茶を飲んだところですが、せっかくなので頂くことに。


こちらは茶室。
頂いたお茶券は津軽煎茶の会のものでした。
煎茶を頂くのは初めてです。

こういった茶会は初心者の方も入れる設定だということは知っていたので、びくびくしながらも行ってみました。
お座敷と椅子が選べるというので椅子を選びました。
一番に入室して、勧められるままに座った席はなんと上座。
気が付いた時には時すでに遅し。


煎茶の道具は小さくてかわいい!

お座敷席の方は初めての方もいたのですが、私の席にはお煎茶の先生やベテランの方ばかり。
上座の方からお茶を取っていくので、素直にさっぱりわかりませんと言って教えてもらいました。
冷や汗が出るやら緊張するやらでお茶の味はいまいち覚えていませんが、なかなかない機会を頂いて楽しい時間を過ごしました。
お抹茶も素敵ですが、お煎茶もなかなか良いですね。



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4 コメント

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いいね! (じゃん)
2013-07-10 20:12:53
>素直にさっぱりわかりませんと言って

これが出来るオイノコさんは素晴らしいと思います。
普通の人は「知らないことは知らない」と素直に言う勇気がないのよね。

それにしても土器とか石器とか好きね(笑)。
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じゃんさんへ (オイノコ)
2013-07-10 21:16:06
ほんとに「さっぱりわからないんですが・・・」という言いかたをするのも私くらいでしょう。(汗)
しかし、あの状況では白旗を上げる以外方法がありませんでした。ご婦人がたの目線に降参です。(笑)
しかし、おかげで丁寧に教えていただき、楽しい時間を過ごさせて頂きました。

それにしても土器とか石器とかは浪漫ですよね。(^^)/
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池回泉式庭園? (kent)
2013-07-11 08:06:40
みどりさんが弘前市みどりの協会の庭園を訪問。 典型的な日本庭園ですね。調べたら東北地方においては平泉毛越寺庭園に次ぐ大規模な庭園だそうです。
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kentさんへ (オイノコ)
2013-07-12 09:05:18
おお、わざわざ調べてくださったのですね。(笑)
そんなに大きな庭園だとは思いもよりませんでした。
弘前は歴史的な建物があちこちにあるので興味深いです。

ちなみに、私の名前はみどりではありませんよ~。ふふふ。
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