みどりのスケッチブック

いなかのくらしと身近な自然のスケッチブック。

くるみびらき

2011年11月13日 | 季節の風景
集めたくるみが竹ざるに山盛りになっています。
この様子を見ると、フランスの農場に滞在していた時のことを思い出します。

そこには料理やお菓子作りの得意な女の子がいて、よく腕をふるってくれました。
寒い季節だったのですが、ある日チョコレートケーキを作ってくれました。
向こうの家には必ずと言っていいほど食糧庫がありました。
まずはそこから殻つきのクルミを取ってきて、それを割ってクルミを取りだすところからがお菓子作りのスタートでした。
食糧庫には殻つきのクルミが籠に盛られていて、ああ、こうやって保存しておくんだ・・・と妙に納得たのを覚えています。
籠に盛られたクルミが食糧庫にある・・・その光景がなんだか豊かで、とても印象に残っていたのでした。
焼き上がったクルミ入りのケーキはもちろんとてもおいしかったです。

そんなことを思い返しながら、うちのクルミもそのままにしていてもしょうがないのでとりあえず味見をしてみることにしました。
クルミを扱うのは初めてなのですが、ネットで調べたようにまずは炒ってクルミの殻を開かせます。
はじけて飛んでくるかな?と思いましたが、全くそんな様子はなくじわじわと裂け目が開いてきました。
フランスではこういった作業はしていなかったので、きっと菓子クルミだったのでしょう。
菓子クルミは熱を加えなくても簡単に割れるそうです。

じわじわと開いた割れ目に包丁の刃を当て、ぐっと押さえるとこつんと割れて中身が見えます。



真っ白でみずみずしい仁は思ったよりしっかりとしていてちょっと感動。
割れた形もかわいらしくてうれしくなりました。



合計5個ほどのクルミを開いてみましたが、楊枝で取りだす時に粉々になってしまいました。
これは仕方がないのでしょうが、ちょっと残念です。
量も少ないですが、これもしょうがないですね。

トースターで炒って味見をしましたが、炒りすぎて少し焦げてしまいました。
でも、やっぱりクルミらしい味でした。(当たり前ですが・・・。)

さて、これからぼちぼちとクルミを使って行きましょう。
お菓子作りにも良いですが、すりつぶして和えものなんかもいいですね。

クルミを割るところから始めると、なんだか縄文の人々の暮らしに思いをはせてしまいます。
縄文の人々も森に入ってクルミを割って、家族でおいしく食べていたんだろうな~なんて・・・そんなこと考えるの私だけ・・・?
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4 コメント

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気になるね (tarolink)
2011-11-14 23:15:41
殻は、どうなっちゃうの?
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tarolinkへ (オイノコ)
2011-11-16 20:41:47
キット何かヲツクリマス。
返信する
くるみ ()
2011-11-17 18:10:41
四国の山の中にも意外とくるみが有るんですね。
そろそろキウイ一年分との物々交換の時期かな。
猟は順調ですか?
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燦さんへ (オイノコ)
2011-11-18 20:47:44
季節がめぐるのは早いですね!
ふたたび冬がやってまいりました。
今度は何と交換いたしましょうか

猟も始まりましたが、今年はスローペースです。
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