みどりのスケッチブック

いなかのくらしと身近な自然のスケッチブック。

雪中見回り

2011年02月23日 | 季節の風景
今日は気温が上がり汗ばむくらいの陽気でしたが、つい先日までは大雪が降っていましたね。
2月の連休中の雪のせいで、罠の見回りもしばらく中断していました。

一度雪が降った後に見回りに行ったのですが、今までに走ったことのないような雪道を走る羽目になりました。


その日は天気が良くて、青空に雪の白が映えて大好きな景色が広がっていました。


罠へ続く山道も雪で覆われていました。
これでは罠も作動しなかったでしょう。

いつもの山道のコースを走っていたのですが、山のふもとから上へ向かうにつれ道路の雪も多くなっていきました。
日向の路面では溶けていた雪も、上に行くと日のあたる場所でも溶けずに残っていました。
だんだんとその厚みも増し、車の底をこするくらいの雪道になってしまいました。
雪で車の底をこするなんて人生初の体験です。この地点でだいたい20~25センチ程度の積雪でした。


まだいつものコースの半分程度の標高でしたが、このままいくと帰れなくなるのではと不安がよぎり、引き返すことにしました。

結局この日は罠を見回りきれず、そのあとも忙しくて10日以上見回りできずにいました。(最長ほったらかし記録)
そして今日、久々に見回りに行ってきました。
雨も降り、気温も高かったので雪なんてとっくに溶けてしまっているだろうとタカをくくっていたのですが・・・なんと、この残雪でした!


すごすぎる・・・標高の高い場所では30センチ以上は積もっていただろうけど、いったいどれだけ降っていたんだろう?

雪が溶けて動きやすくなったせいか、猪の痕跡は近頃にしては多かったように思います。
空弾きも1個。

そろそろあたたかくなり、気もそぞろになってきました。
今日は罠を2個撤去し、徐々に数を減らしながら緩やかに猟期終了に向けていこうと考えています。




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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
見回りご苦労であった (tarolinklekle)
2011-02-24 01:08:30
いつも、面白可笑しく読んでるけど、
なんか、いろいろと大変なのね。
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いつの間にか (川越)
2011-02-24 10:57:46
2月も末になってしまい、もうすぐに3月。イノシシ猟はいつまでできるのでしょう?ネットで以前読んだ中には「2月、3月のイノシシ肉は売り物にならず、犬のえさにしかならない」なんてあった記憶があるのですが、食べ物のせいでしょうか?なんにしても残りの期間、がんばってください。
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tarolinklekleへ (オイノコ)
2011-02-24 20:41:27
まだまだつづくよ見回りは。

いろいろ大変なのよ。
返信する
川越さんへ (オイノコ)
2011-02-24 20:49:38
猟期は基本的に2月15日までですが、地域によっては有害駆除的な措置で3月15日までのところがあります。私の地域もそのうちの一つです。
2月3月は猪の発情期。オスはにおいがきつくなるし、メスを求めて長距離を移動したり、オス同士の戦いで傷を負ったりして肉質は悪くなります。しかし、移動や戦いの必要がない良い状態のオスもいるので良い悪いは個体による差が大きいと思います。特に香川は平地なのでよい状態のものが比較的多いように思います。
犬の餌にしかならないなんてことはないと思いますが、この時期のシシ肉が嫌いな人は獲らなければいいだけで、あえて命を粗末にすることはないですね。
中には仔猪は埋めてしまうなんて人もいるらしいですが、一つ一つの命に責任を持って対処していきたいものです。
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