生葉染めとは、醗酵させた藍ではなく
文字通り藍の生の葉っぱを使って染める染め方を言います。
方法も道具もすごく簡単。
今日はあいにく曇り、本来なら晴天の日に行うのが良いのですが
しばらく忙しくなりそうなので急遽今日行うことにしました。
休耕田に植えた藍も何とか立派に育ったのでまずは収穫です。
根元を10センチほど残しておくと、また伸びて再び藍染めが出来るようになります。
生葉染めに使うのは葉っぱだけ。
丁寧に茎と葉を分けます。
残った茎は挿し木にしたり、草木染の材料として使えます。
ただし、青くはなりません。
葉っぱは水と一緒に使い古しのミキサーにかけます。
何度かその作業を繰り返し、必要な分量の染め液を作ります。
布袋などで葉っぱを良く絞り液体だけにします。
藍の健康ジュースの出来上がりです(笑)
今回染めるのは純毛の毛糸。
デザインが苦手で着ていなかったセーターをほどきました。
生葉染めでは木綿などよりも羊毛や絹などの動物性の繊維が良く染まります。
染め液に10分以上ひたします。
よく染まるようにゆすりながら・・・。
この時手袋をしていないと手も青く染まってしまうので注意!
数日間は取れませんよ。
あれ、手袋してませんねぇ・・・?
この段階ではまだ緑色。
空気に触れるとどんどん青くなっていきます。
作業は30分以内に終えないと、染めの力が弱くなるそうです。
十分にそまったら、水でよくすすぎます。
ちょっとお酢を入れると良く染まるそうです。
すすいだら、風のよく通る日陰に干します。
すぐに乾くといい色が出るとか。
私のはちょっとくすんだ感じかな?
でも、ちゃんと青く染まってくれました!
毛糸が乾いたら、冬に向けてセーターでも編もうかな。
もちろん自分用ですけど・・・なにか?
でも生葉で染めるんですね。
それも簡単にと言っちゃあ失礼かも知れませんが、これで香川にも藍商人が誕生したと言うわけですね。
十郎兵衛屋敷みたいな藍蔵が立つかな。
もちろん、プチ、モモ用でしょう。うひっ。
作業は大変でしょうけど、染め上がった毛糸はオリジナルでいいですよね。
実は、私は、かつて編み物の仕事をしていたんですよ。
仲間の中には自分で使う糸は、全部自分で染めて使っている人もいました。
独特の色が出て、華やかさはないですが、落ち着いた色合いの毛糸がたくさんできていました。
私も一度やってみたいと思いながら、家庭に入ってしまったので、やれないまま終わったので、こんなのを見ると、うずうずしてきます。
今は時間がないですけど、また編み物を復活したくなるときがあります。
この藍染の毛糸もステキデスね。
出来上がったらまた見せてくださいね。
深みのあるとても綺麗な色だと思います。
オイノコさん、この色のセーター着たら
すごく似合いそう!
是非セーターを作って着た姿を
見てみたいなぁ。
こい藍色にならないとか、いろいろと欠点があります。
それがまた面白い所なんですけどね。
いつか乾燥葉でスクモから作ってみたいな~。
不思議ですよね。
生葉は生葉でしか出せない独特の青になりますが、それがまた素敵です。
編み物のお仕事されてたんですか?師匠!
なんだか楽しそう。
少しずつたまねぎの皮など集めて、染めにもチャレンジしてみてはいかがです?
おもしろいですよ。
暇な時に編み物復活なんてことも・・・!?
ちなみに私はマフラーまでしか編んだことがありません。
セーターなんて冬までに編めるかしら?
まぁ、思い入れが出来たことだし大丈夫かな。
どんな形がいいかな?
考えるとちょっとワクワクしてくるね♪
でも、初めて編むから簡単なのにしとかないとね。
1~2本の細い棒切れと糸から布や服が作り出されるんですから、驚異的な技術の一つです。
これはおぼえといて損は無いですよ。